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全て僕のもの

1971年、ブエノスアイレスの豪邸から物語は始まる。

悪魔のように美しい17歳の少年、カルリートスは平凡な両親の心配をよそに住居侵入や窃盗を繰り返し、嘘を平然と吐く生活を送っていた。転校先でラモンという名の不良青年に魅了され執着するようになったカルリートスはラモンに取り入り、彼の父であり窃盗犯のホセと共に3人で強盗を繰り返すようになる。犯罪者としての才覚を無邪気に発揮するカルリートスによってホセたちは大金を手に入れるが、ホセはカルリートスの欲望が果てしないことを危険視し、ラモンに対して忠告する。ラモンとカルリートスはコンビを組んで強盗稼業に精を出すが、ある事件からふたりの関係に決定的な亀裂が走り、やがてカルリートスはラモンへの想いからある行動に出てしまうのだった。

ルイス・オルテガ(英語版)監督による2018年のアルゼンチン・スペインの伝記犯罪ドラマ映画。
出演はロレンソ・フェロ(スペイン語版)とセシリア・ロスなど。第71回カンヌ国際映画祭のある視点部門で上映された。
アルゼンチンの連続殺人犯のカルロス・ロブレド・プッチ(英語版)の実話を基にしている。第91回アカデミー賞外国語映画賞にスペイン代表作として出品されたが、ノミネートには至らなかった。

日本公開2019年8月16日

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