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聖地巡礼記 我がまま娘をインドに連れてったら⑨

2017年インドに小学校の娘を連れて
家族でバックパッカー旅をした話

僕らは上海に住む3人家族です。

僕;日本人
妻;上海人(劉さん)
娘;小学4年生(当時)→インドに興味なし

漫画ワンピースでアラバスタのモデルになった町

2017年1月31日 朝

インド移動計画4

インドの顔 タージマハルを見て
深夜まで遅れに遅れた列車に乗り込み
僕らはジョードプルを目指していた

遅れていた列車は想像より早く
ジョードプルに着いた

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ここは楽しみにしてきた町でもある
今まで訪れた都市とは少し様子が変わっていた
西へ来たせいか文化も変わってきた
一気にマハラジャ感がただよう

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暑さも増して乾燥した大地と土の色も変わり
水が貴重に思うような感覚が強くなる

午前11時に駅につき直ぐにホテルへ直行する

2日間寝台列車で移動してきたので
シャワーを浴びていない
ここはいいホテルを予約していたので
期待もあり疲れを癒す為にも
メリハリをつけた

ホテルのロビーに着いて
中庭の広さや綺麗さにテンションが上がる

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砂漠の中のオアシスのように思えるホテル

部屋に案内され紳士なインド人の
ホテルマンが部屋を案内してくれる

インド人は劉さんに
マダム!マダム!と何度も言っていた

僕は荷物を置きながら横で聞こえる会話に
思わず笑いがでる

マダムって柄じゃないでしょ!って
ツッコミたくなる

そしてホテルマンが部屋を出てから

僕は笑う

いや〜マダムって そんな柄じゃないし・・・!
娘は訳も分からずつられて笑う

そして、今日から劉さんじゃなく
僕はマダムと呼ぶことにした


ホテルを出てまずは明日の移動の為の
バスチケットを探しにバス停に向かう

長距離移動バス乗り場を調べていたので
その場所を地図で示しタクシーで向かう
広いバスターミナルではない為、分かりにくい
運転手に、ここだ!と教えてもらう

チケットカンターらしき場所を発見し
明日の時間と行き先を伝えた
3人分のチケットを無事購入
これで仕事は終わったも同然で
一安心した

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実はチケットが買えるか不安があった
前日の現地購入の為、売り切れとか便がないとか
心配していた


ジョードプルには有名な城がある

メヘラーンガル砦 丘の上に建つ巨大な城

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そして その下に広がる町がブルーシティー

異国感漂うジョードプル

メヘラーンガル砦に入り観光
マハラジャ感がたっぷりの城

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入り口の門の途中に沢山の手型のレリーフが
残されている

これはマハラジャの死の際に奥さんたちも
一緒に死ぬという儀式で

命を落とした人の手形だった

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何とも残酷な儀式だ
マハラジャ文化の歴史でもある
建築も装飾も中々見ごたえもあり
警備するオジサンも
漫画のような髭をしている

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マハラジャの豪華な生活がみてとれる

これが本物のマハラジャ

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この中にお目当てのひとつ

漫画ワンピースのアバラスタ編にいる
犬銃ラッスーのモデルになったといわれる
犬の形をした大砲がある
これにインスピレーションを受けたらしいよ

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お城を満喫した後、城下町へ

城下町には有名な時計台がある

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これもワンピースで見かける時計台だった
インドに来て漫画ワンピースの世界を
少し体感した気になり なんか親近感もわく

近代的じゃなくまだ50年くらい
時が止まったような町は埃っぽく
馬やロバや牛もいて近代的な文明も入りつつ
昔と変わらない暮らしのインド人もいる

水が貴重なので水をためる井戸も
独自の発展していく
階段式井戸の一つ

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マダムと娘は新しいサリーを買いなおし
サンダルも買う

小腹がすいたので
パンのいい匂いに吸い寄せられ
インド風サンドイッチを食べる

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僕はインドに来てチャイにハマっていた

どこかで休憩したり駅やレストランで飲めるなら
いつもチャイを飲んでいた

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お城も見たし町も散策したし
観光は十分半日で楽しめた
この町は、逆に観光じゃなく長いして
何もせず過ごしたいような
町でもあった

何もしない事が楽しそうな町でもある

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夜になりライトアップされるのを待ち
綺麗な時計台を見てからホテルへ戻った
食事はホテルにあるレストランで食べる事にした

綺麗な庭にテーブルが並び埃っぽい外とは違い
急に世界がかわったように豪華に感じる

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カレーやタンドリーチキンは上品で美味しかった

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久しぶりに まともなレストランで食事した気分

夜になると少し肌寒くなる砂漠気候

昼間の暑さにくらべ過ごしやすい

宿泊したホテルはマハラジャの城跡らしく

そんな建築様式で雰囲気がいい

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食後、部屋に戻り

昼間ベランダに干した服も乾燥していて

マダムとベランダでお酒を飲み旅行の話をする

娘は一人でベッドの上で遊んでる

いよいよ明日は一番西の町だね~

何とか順調にきてるよね

でも列車の遅れが酷いインドだよね~

タージマハル絶対に見れないと諦めたよ!

昨日の話も遠い過去のよう思える

娘に

今日は全て順調だったよね!
パパのスケジュール完璧!

と自慢していた

娘もいいホテルにテンション高く今日は最高!と

太鼓判!

もうあんな汚い川とか行きたくない!と
ガンジス川の事を言ってる

おいおい!その川に頭まで浸ったんだよパパは!

それだけは褒めてあげるね!と娘は言う

だから パパは一人だけ
天国に行くからね悪いけどさ

可愛い娘は
本当に~天国とかあるの・・・?

意地悪な僕は
知らないの?悪い事したら地獄だよ

天国行きたくないの?と娘に聞く

パパ悪い事したから汚い川に入ってまで
天国行きたいって言ってたのね

マダムは 娘の方がよくわかってるわね(笑)

僕は いやいやいや 
確実に天国に行く為に・・・
沐浴するんだよと苦しい言い訳になる

子供の教育は難しい(笑)


どうでもいいけど
パパだけ天国に行っても恨むなよ!
そこの上海人2人!って事だ

僕はガンジスで沐浴した男だからね
と自慢する

僕のマダムは 

その沐浴自慢 いつまで言うの?って顔だ

僕は死ぬまで言ってやるさ

だって僕はガンジスで沐浴した男だからさ
それは変えようのない事実(笑)

だから汚い川に浸かっただけでしょ!
僕のマダムの冷静な意見
まぁ そうとも言うけど・・・

とにかく信じるものは救われる!インドでも(笑)


煩悩の塊な僕、
本当に天国いけるのか??っていう問題あるけど(笑)

さぁインドで珍しく素敵な日を過ごし
明日はインドの西 ジャイサルメールを目指す


聖地巡礼記 過去記事はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

聖地巡礼記 ミャンマー編↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


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