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上流とは何か


採用面接で候補者の方からよく聞く「上流」という言葉。デザイナーが発するこの言葉の背景には、どのような意味があるのでしょうか。4つの発言から読み取れる特徴を考えてみました。




前提:デザイナーにおける上流と下流

上流:デザインの根幹を担うため、クリエイティブの価値やビジネスの影響力を高める工程。提案力や問題解決力が求められます。

下流:デザインの品質や完成度を高め、実際に具現化する工程。技術力やスピードに加え堅実さが求められます。

ChatGPTより


1. 上流がやりたい

候補者の方からの「上流がやりたい」という発言は、以下のような意味があると推測されます。

1. クリエイティブへの主体性・影響力を高めたい
2. キャリアアップ・スキルの幅を広げたい
3. 下流作業への物足りなさや限界感
4. ビジネス理解や問題解決力を発揮したい
5. 自分の意見や創造力をもっと活かしたい

「上流がやりたい」という発言は、意欲的で成長志向が強いことの表れといえます。また、現時点では上流工程の経験が薄いため、実践できる環境にて体得していきたいという想いが感じ取れます。(※実際のスキルは、具体的な事例を通じて確認しましょう)


2. 上流が得意です

候補者の方からの「上流が得意です」という発言は、以下のような意味があると推測されます。

1. 企画や戦略フェーズでの経験と自信
2. 問題解決力やビジネス視点のアピール
3. ディレクションや提案に強みを感じている
4. 自分の市場価値を高めたい意識
5. 組織やプロジェクトにおける役割への意識

「上流が得意です」という発言は、戦略的な視点や問題解決力を持ち、実制作を超えてデザインの本質的な価値提供に関わりたい、もしくは既に関わっているという主張と想いが感じ取れます。(※実際のスキルは、具体的な事例を通じて確認しましょう)


3. 上流から下流まで一貫して

候補者の方からの「上流から下流まで一貫して担えます」という発言は、以下のような意味があると推測されます。

1. 幅広いスキルセットの主張
2. プロジェクト管理やディレクション能力の主張
3. フリーランスや少人数環境での経験
4. 柔軟性・適応力の強調
5. デザインプロセス全体への適合性を主張

「上流から下流まで一貫して担えます」という発言には、幅広いスキルを有し、プロジェクト全体を統括した経験が豊富であることが感じ取れます。デザインコンサルティングとして戦略から実行までを指揮できる方です。(※実際のスキルは、具体的な事例を通じて確認しましょう)


4. 全部やります

採用面接において「全部やります」と発言する候補者は、どのようなデザイナーなのでしょうか。

そもそも上流・下流という言葉を使わないのが特徴です。自らその流れの中心に入り込んでいき、濁流・荒波を掻き分けながら解像度を高め、実践のなかで鍵となる指針を見つけます。他者を巻き込みながら成功ストーリーを獲得した経験を形式知に変換し伝搬するでしょう。

まず「行動する」という強い前提があり、行動することによって課題と次の一手を見出しながら、不確実と試行錯誤を楽しむ人です。


まとめ

デザイナーの方々それぞれのキャリアフェーズがあります。どの発言をするのが正しいか、良い悪いの話ではありません。しかしながら、上流や下流は論点ではなく、如何なる場合も「目的」が重要です。

今回はテーマを決めた後、ChatGPTにベースとなる本文を書いてもらい、要約や調整を加えました。しかしながら1〜4のうち、理想の答えが提示されなかった4のみ全て自分の言葉で書きました。

ChatGPTは素晴らしい文章を書いてくれます。ただ、個性や配慮が欠けた文章だとも感じます。正確さには驚きますが、本質には辿り着けない歯痒さも兼ね備えているAI。プロンプトを研磨する必要がありそうです。




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