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勝利に向けて、相手側の対策を「対策する」こと

試合、競争、ゲーム、戦い、交渉、ギャンブル。

様々なところで、相手が存在しているのがこの争いの世界。

その相手に対して、いかに勝つことが出来るかが常に問われているということ。

勝つためにはまずは己を知り、相手を知ること。

それがどのような場面でも求められている。

時には競合相手と協調することもあるかもしれないが、その時であったとしても常にどちらが上かを求める人もいる。

その際には、どれだけ優位でいられるかということこそが重要。

その優位性を常に築くためにはどうしているのか。

それは「相手対策」をどこまでできるかということ。




相手に対してどこまで対策できるのか。

それは相手の思考をどこまで読み解けるのかということに他ならない。

1手先を読んで行動をすること、それをするだけでも一苦労。

さらに先の行動となると、なかなか読みにくい。

考えていたことと逆のことが発生するかもしれないし、予想もしなかった想定外のことも起きるかもしれない。

そのような状態が当たり前の中で、相手の手をどこまで先読みすることが出来るのか。




相手もこちらを対策をしてくることはごく自然なこと。

こちらがどのようなカードを持っていて、何をしてくるのかということは常に対策をしてくるに違いない。

相手の対策範囲内の行動である場合は、相手側に優位性を与えてしまうこともしばしば。

だからこそ、さらに一歩先のものが必要になってくる。

対策には対策を。

その結果、相手の対策方法を対策することも当たり前になってくる。

対策の対策、それがさらに進んで対策の対策の対策。

確立の低い未来だらけの中で、より確度の高いものを選ぶことが出来るかどうか。

AIやデータサイエンスがどこまで進んだとしても、相当難易度が高い用意感じる。




将棋であっても、先を読むことはなかなか難しい。

ましてや現実は将棋以上に何でもありのルール、その中で対策をするということは、ものすごく難しいこと。

相手がどのような行動を取ってくるかという事を予想することは、ほんとうに至難の業。

歴史や生い立ち、過去の行動から性格などの関連項目に紐づいている内容から、見えていないようなことまで、どこまで読み取ることが出来るのか。

相手の対策に対して、どこまで打ち手をすることが出来るのか。




未来は誰にも分らない。

むしろ、今この場で作り出していくもの。

最大の相手の対策を対策するには、相手の想定外の行動を当たり前にしておいて、予想不能にしておくこと。

何も考えずに、今この瞬間に思ったままの想定外行動をすること。

それこそが、相手側の対策対策として最も優れたものになるのかもしれない。




ありがとうございました。

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