堀元 見

作家/YouTuber。知識を使ってふざけることで生活しています。毎週月曜更新のマガジ…

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作家/YouTuber。知識を使ってふざけることで生活しています。毎週月曜更新のマガジンはこれ→https://note.com/kenhori2/m/m125fc4524aca

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記事一覧

『テニスの王子様』ならぬ『学問の王子様』みたいなマンガを見つけたから、全力でツッコんでみた。

『カモのネギには毒がある』というマンガがある。 「天才経済学者の主人公が、さまざまな経済的弱者(カモ)を見て回りながら反撃の糸口を授ける」というような切り口のマ…

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堀元 見
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ここ数日、Twitterを埋め尽くしている話題といえば「車椅子の方の映画館利用」である。イオンシネマの公式アカウントが謝罪を出すなど、まあまあ大騒ぎになっている。 騒…

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10日前
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インターネット芸人の鬼十則。人に押し付けると問題だが、自分で背負うなら問題ない。

「電通鬼十則」というものがある。電通を日本一の広告代理店に躍進させた吉田秀雄が唱えた、電通の精神を象徴する言葉である。 もともとは電通社員の行動規範として社員手…

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堀元 見
2週間前
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ビブリオバトルの思い出。つまらない人と、アンバランスな罪刑法定主義

ビブリオバトルで僕たちの本をプレゼンした高校生が、優秀賞を取ったらしい。 公式からフル尺の動画も公開されている(以下のリンクをクリックすれば該当部分から再生が始…

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堀元 見
3週間前
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勇者の暴力性

道端で、若い女性が困っている。どうやら、駐輪場に停めていた自転車がドミノ倒しになってしまい、自分の自転車を取り出せなくなっているようだ。 「手伝いますよ」 そう…

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堀元 見
1か月前
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【noteマガジン購読者の皆さまへ】
すみません!!書き終わらなかったのでnote更新は明日に延期します!!!

また明日よろしくお願いします!

堀元 見
1か月前
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「おもんない人の語彙」を集めた結果。あるいは、この募集に怒る人の共通点について。

軽い気持ちでツイートしたら、ちょっと炎上した。 炎上とまでは言わないかもしれない。多分900件ぐらい反応が来たうちの850件ぐらいが普通に応募してくれた人で、残りの50…

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堀元 見
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友人がパクツイ被害に遭ったので、加害者のTwitterを1年分遡ってみた。人類にSNSは早すぎる。

友人がパクツイ(パクリツイート)被害に遭った。 その友人は細々とおもしろ記事を書くタイプの人間で、自己顕示欲はあまりなく、良い記事を静かに淡々と書いていた。バズ…

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堀元 見
1か月前
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ダメな人たちが作ったダメなコンテンツが逆に最高だった奇跡の事例。そして、その後の悲劇。

素人が作ったコンテンツは、しばしば破綻する。「企業が大金をかけて自社のYouTubeチャンネルを開設し、誰も見ないゴミを作ってしまう」という頻繁に見られる悲劇について…

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堀元 見
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東京の端っこで厭世的に暮らした回想録。あるいは「本当の人生」を見つける唯一の方法。

「〆切に追われて、何とか凌いだと思ったらまた次が来て、それをひたすら繰り返したら30年経ってた」 とある雑誌の編集長は、そう言っていた。自嘲と冗談が9割だったけど…

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堀元 見
1か月前
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最近見つけた怪しい投資案件ベスト3を危険度順に紹介。ハイテク産業からバブル期の再来まで。

怪しい投資案件が好きである。 奇妙な儲け話は、真偽にかかわらず、独特の魅力がある。そこにはたいてい巧妙なトリックがあるからだ。本当だった場合には、利益を生むため…

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堀元 見
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過去に紹介した地獄の人のキャッチアップ。恐怖の社長交代劇があったり、アホすぎる発言にビビったり。

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下ネタ連載作家が、結婚相手の両親に挨拶に行くとこうなる【結婚裏話】

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めっっっっちゃくちゃおもしろいYouTubeチャンネルを見つけた。ものすごくニッチだが、社会の闇についてあまりにもすごい学びをくれるので、このチャンネルの動画で学んだ…

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堀元 見
3か月前
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『テニスの王子様』ならぬ『学問の王子様』みたいなマンガを見つけたから、全力でツッコんでみた。

『テニスの王子様』ならぬ『学問の王子様』みたいなマンガを見つけたから、全力でツッコんでみた。

『カモのネギには毒がある』というマンガがある。

「天才経済学者の主人公が、さまざまな経済的弱者(カモ)を見て回りながら反撃の糸口を授ける」というような切り口のマンガ。『クロサギ』によく似ている。このマンガの原案をやっている夏原武は『クロサギ』の原案もやっているので、似ているのは必然なのかもしれない。

作者は『ライアーゲーム』で知られる甲斐谷忍。腕のあるふたりが組んで生み出されるマンガなので、当

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人文学とビジネスの相性の悪さ。ロールズの正義を執行するのはイオンシネマなのか?

人文学とビジネスの相性の悪さ。ロールズの正義を執行するのはイオンシネマなのか?

ここ数日、Twitterを埋め尽くしている話題といえば「車椅子の方の映画館利用」である。イオンシネマの公式アカウントが謝罪を出すなど、まあまあ大騒ぎになっている。

騒動のもとになったツイートはこちら。(後で要約をつけるので読まなくてもいい)

状況をざっくり要約すると

というものである。

このツイートに対しては賛否両論あるが、割合で言うとかなり「否」が多いようだ(それはインターネットの常では

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インターネット芸人の鬼十則。人に押し付けると問題だが、自分で背負うなら問題ない。

インターネット芸人の鬼十則。人に押し付けると問題だが、自分で背負うなら問題ない。

「電通鬼十則」というものがある。電通を日本一の広告代理店に躍進させた吉田秀雄が唱えた、電通の精神を象徴する言葉である。

もともとは電通社員の行動規範として社員手帳にも記載されていたらしいが、2016年に過労死問題が取り沙汰された流れで記載が取りやめになり、現在はあまり日の目を見なくなってしまったようだ。

たしかに、時代錯誤な部分があると思う。特に「5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的

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ビブリオバトルの思い出。つまらない人と、アンバランスな罪刑法定主義

ビブリオバトルの思い出。つまらない人と、アンバランスな罪刑法定主義

ビブリオバトルで僕たちの本をプレゼンした高校生が、優秀賞を取ったらしい。

公式からフル尺の動画も公開されている(以下のリンクをクリックすれば該当部分から再生が始まる)。

とても良いプレゼンだった。高校生だから場馴れしておらず、緊張が伝わってくるが、そこも含めて好印象だ。死ぬほど練習したんだろうなと思うと、とても愛らしくなる。

本当にありがたいことである。未来ある高校生が本を読み込んでくれて、

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勇者の暴力性

勇者の暴力性

道端で、若い女性が困っている。どうやら、駐輪場に停めていた自転車がドミノ倒しになってしまい、自分の自転車を取り出せなくなっているようだ。

「手伝いますよ」

そう一声かけて、端から自転車を起こしていく……という行動がスムーズにできたら、人生はどれほど楽だろうか。

当方、めっぽう陰キャである。人に話しかけるのが苦手だ。

いや、待ってほしい。僕に「対人恐怖症」だの「コミュ障」だのレッテルを貼らな

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【noteマガジン購読者の皆さまへ】
すみません!!書き終わらなかったのでnote更新は明日に延期します!!!

また明日よろしくお願いします!

「おもんない人の語彙」を集めた結果。あるいは、この募集に怒る人の共通点について。

「おもんない人の語彙」を集めた結果。あるいは、この募集に怒る人の共通点について。

軽い気持ちでツイートしたら、ちょっと炎上した。

炎上とまでは言わないかもしれない。多分900件ぐらい反応が来たうちの850件ぐらいが普通に応募してくれた人で、残りの50件ぐらいが「こういうこと言うヤツが一番おもんない」とお怒りのものであった。おもんない人の感情を逆なでしてしまった感じがあり、良くなかったなと反省している。もうちょっとオブラートに包んだ言い方をすればよかった。

ともあれ、お陰さま

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友人がパクツイ被害に遭ったので、加害者のTwitterを1年分遡ってみた。人類にSNSは早すぎる。

友人がパクツイ被害に遭ったので、加害者のTwitterを1年分遡ってみた。人類にSNSは早すぎる。

友人がパクツイ(パクリツイート)被害に遭った。

その友人は細々とおもしろ記事を書くタイプの人間で、自己顕示欲はあまりなく、良い記事を静かに淡々と書いていた。バズることもめったにない。

そんな彼の記事の一部を抜き出してまるで自分がやったかのように加工してツイートし、数万いいねを獲得する人間が出現した。

これだけならよくある話だが、おもしろかったのは事後対応である。

その加害者はパクツイをした

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ダメな人たちが作ったダメなコンテンツが逆に最高だった奇跡の事例。そして、その後の悲劇。

ダメな人たちが作ったダメなコンテンツが逆に最高だった奇跡の事例。そして、その後の悲劇。

素人が作ったコンテンツは、しばしば破綻する。「企業が大金をかけて自社のYouTubeチャンネルを開設し、誰も見ないゴミを作ってしまう」という頻繁に見られる悲劇については、この記事で過去に述べた通りだ。

今日は、この事例とはまた違う、本当にダメな素人のYouTubeチャンネルの話をしたい。

前の事例では、「きちんとした会社員」が主役だった。社会人としてすごく真っ当な人たちがやっているチャンネルで

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東京の端っこで厭世的に暮らした回想録。あるいは「本当の人生」を見つける唯一の方法。

東京の端っこで厭世的に暮らした回想録。あるいは「本当の人生」を見つける唯一の方法。

「〆切に追われて、何とか凌いだと思ったらまた次が来て、それをひたすら繰り返したら30年経ってた」

とある雑誌の編集長は、そう言っていた。自嘲と冗談が9割だったけど、1割だけ誇りが詰まっている気がした。「30年後の僕を見ているようだ」と思った。

人生というゲームは本当に難しい。人生の基本的なゴールは「幸福になること」だと思うのだが、この幸福とやらが適切に定量化されていないために、多くの人が不幸に

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最近見つけた怪しい投資案件ベスト3を危険度順に紹介。ハイテク産業からバブル期の再来まで。

最近見つけた怪しい投資案件ベスト3を危険度順に紹介。ハイテク産業からバブル期の再来まで。

怪しい投資案件が好きである。

奇妙な儲け話は、真偽にかかわらず、独特の魅力がある。そこにはたいてい巧妙なトリックがあるからだ。本当だった場合には、利益を生むための巧妙なトリックが。ウソだった場合には、金を騙し取るための巧妙なトリックが。

2024年から新NISAが始まり、一般人の投資の最適解はほぼ固まった。「新NISAで限界までオールカントリーなりS&P500なりの投資信託を買う」である。特別

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過去に紹介した地獄の人のキャッチアップ。恐怖の社長交代劇があったり、アホすぎる発言にビビったり。

過去に紹介した地獄の人のキャッチアップ。恐怖の社長交代劇があったり、アホすぎる発言にビビったり。

「人工知能はあまりにもホットな分野だから、キャッチアップが不可能に近い。僕の専門の自然言語処理に絞っても新しい論文が多すぎてとても網羅できないから、重要そうなものだけを何とか追いかけるしかない」

自然言語処理の研究職に就く友人は、そう言った。アカデミアの人は大変だ、と思った。せっかく博士論文を書いて己の専門性を確立したのに、日進月歩の研究の世界ではそこにあぐらをかいていられない。一度取得した学位

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企業YouTubeがやりがちな失敗と、それに陥っている某企業の残念なチャンネルについて。

企業YouTubeがやりがちな失敗と、それに陥っている某企業の残念なチャンネルについて。

「積読チャンネル」というYouTubeを始めた。

兼ねてからお世話になっている株式会社バリューブックス(古本のECなどを手掛ける会社)のオウンドメディアである。

僕(の会社)は「お金をもらって制作を請け負う」という役割なのだが、ありがたいことにバリューブックス担当者の飯田さんとはたいへん気が合うし仕事が進めやすいので、僕のモチベーションはMAXである。(余談だが、たいていのクライアントワークは

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『新人は自称HSP』に見る未来予測。無限に配慮を要求される社会で、またリヴァイアサンが生まれる。

『新人は自称HSP』に見る未来予測。無限に配慮を要求される社会で、またリヴァイアサンが生まれる。

~~~以下本編~~~~

新年早々エゴサをしていたら、新年早々地獄みたいなツイートが引っかかった。

このツイート主は真っ先に僕を連想したらしいが、たしかにそうだ。自分が原作をやったマンガだと言われても信じるぐらい、僕っぽいマンガだ。読みながら「ん?マンガ原作の仕事なんてやったっけ?」と困惑した。

自称HSPの新人が会社に入ってきて、何か都合の悪いことや面倒なことはすべて「私HSPなので、そんな

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下ネタ連載作家が、結婚相手の両親に挨拶に行くとこうなる【結婚裏話】

下ネタ連載作家が、結婚相手の両親に挨拶に行くとこうなる【結婚裏話】

結婚した。

…っていうか、婚姻届はまだ出してないので「結婚する」の方が正しい。「婚姻届はこれから出します」の一文を添えようと思ったのだが、140文字を超えてしまうので諦めた。インターネット芸人なので、発言が常にプラットフォームの仕様に振り回されている。

とにかく、結婚するのである。これはサプライズ的に発表したかったので、先日行なった「ゆる学徒フェス」なるイベントの中で報告した。(インターネット

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湯沢町の絶望リゾートホテルがおもしろい話と、僕もそれを生み出した当事者だった話

湯沢町の絶望リゾートホテルがおもしろい話と、僕もそれを生み出した当事者だった話

めっっっっちゃくちゃおもしろいYouTubeチャンネルを見つけた。ものすごくニッチだが、社会の闇についてあまりにもすごい学びをくれるので、このチャンネルの動画で学んだことをドヤ顔でそこら中で語りたい。つまり、できればネタ元を教えたくない。セコい人間である。

だけど、今日は断腸の思いで紹介する。こんなに良いコンテンツは、もっと多くの人に見られるべきだから。

めちゃくちゃおもしろい。資産価値がゼロ

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