立憲民主党は年内で解党となる

今の政治の状況がグダグダでどうしようないくらい腐っていることを認めない日本人は少ないだろう。

自民党は、富裕層と大企業向けの既得権益層に対して有利な政策を行っている。コロナで困窮する人が増えてもポリシーは全く変えていない。安倍晋三が首相を辞めて安倍路線とは違う人物がトップになれば多少の変更はあるだろうが、基本的には変わらない。

アベノミクス、森友加計問題、桜を見る会、公文書・統計改ざん、コロナ対応を踏まえると安倍自民党は憲政史上最も無能で日本を破壊し腐敗した政権であるにも関わらず、長期政権が続いている。

原因の一つとして野党の存在感のなさ、特に立憲民主党の体たらくは安倍自民党と同じくらい無能だ。何回でも政権を奪取できるチャンスがあった。国民が何を求めどうすれば支持されるのか真剣に考えていれば権力は奪えた。自民党は権力を維持するためなら何でもする。本当に何でもする。有権者に金はバラまくし、自分のポリシーと違う政策でも支持されるなら平気で変節する。自民党的な手法は批判されるべきだし支持しないが、権力への執着心だけは感服する。

4月くらいにあった立憲フェスをyoutubeでみたときに、枝野幸男代表に対して立憲民主党のサポーターが質問するコーナーがあった。そのなかで、消費税減税についてとどうして立憲民主党の支持が広がらないのかという質問への回答がグダグダでどうしようもなかった。

消費税は総合的に判断する、消費税だけを議論するのではない。立憲民主党への支持が広がらないのは、僕たちはがんばってるけどメディアがとりあげてくれないのーという、およそ政治家ではなく、母親が欲しいものを買ってくれないからダダをこねる3歳児のようだった。

消費税減税、消費税ゼロを主張しないのは理解に苦しむ。消費税はスーパーとかで買い物をするときに払うから問題よりも、中小零細企業が確定申告の際に払わないといけないのが問題。8%でも中小零細企業は苦しんでいた。10%になってから黒字でも消費税によって倒産するところが次々とでてくる。コロナで消費が急激に落ち込んだのがさらに追い打ちをかけている。

れいわ新選組や国民民主党、共産党が消費税ゼロを主張しても弱い。立憲民主党が政策を変更して消費税ゼロで権力闘争に望めば勝てる見込みは広がる。

再分配を中間層、貧困層へ増えす政策を掲げても、わざわざ政策の中身をチェックする国民はいない。それより消費税ゼロのほうがわかりやすくて説得力がある。コロナで社会経済状況が大きく変わっているのに、「多様性は力です」とふんわりとしたメッセージ言っても何も伝わってこない。言葉に血と汗がない。政治家であり続けるための言葉遊びにしかきこえない。本当に政権を取りたいなら、安倍晋三のように何でも使ってやる。

立憲民主党の政治家の離党が止まらないのは必然のことだ。枝野幸男ら執行部の考えが変わることはないだろう。なぜなら立憲民主党がなくなっても自分自身たちは政治家として飯を食っていけるからだ。

政治に期待を持ち込まないのは誰であろうと変わらない。ただ、自民党が腐敗しているにも関わらず、政権運営を任せることができない立憲民主党には絶望している。

次の衆議院議員総選挙では議席を大きく減らし党を維持できなくなるだろう。とてもじゃないが選挙までの期間でミラクルをおこせるとは思えない。

選挙後は政界再編となる。政治の腐敗とカオスは3年は続き、その後少しずつ落ち着いていきそうだ。


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