見出し画像

複数のチームから成り立つ1つのチームOnerentの方針転換と優先順位付けを支えるOKR

はじめに

この記事は以下の記事の翻訳となります。

不動産の賃貸市場に手を出してみようと思ったものの、面倒すぎると感じた経験はありますか?賃貸用不動産に投資するという考えは興味をそそられるかもしれませんが、通常この投資は氷山の一角にすぎません。

全米集合住宅供給協議会(National Multifamily Housing Council)によると、アメリカの4,300万世帯は賃貸人です。一連の賃貸の過程に携わったことがある方であれば、それが時に面倒な問題になり得ることをご存じでしょう。家を貸したい家主にとって、適切な価格を設定しようとし、賃借人を探して許可し、そして管理修繕をしていくということはほぼ悪夢のようなものです。そして、賃貸の過程は借りる側にとっても簡単なことではありません。家を見つけて借りるのは、手間と時間がかかるプロセスです。


ワンレント(Onerent)


画像1

ワンレント(Onerent)のテクノロジーは、双方の賃貸プロセスをより簡単かつ迅速なものにします。しかし、ワンレントが真に優れている点は、会社が物件も管理していることです。「私たちのクライアントのほとんどは、不動産に投資して、彼らの投資ポートフォリオを管理してもらいたい住宅所有者だとされています。

または、管理された物件の1つを借りて、手間のかからない体験を楽しみたい賃貸人です」とワンレント・プロパティ・マネジメント(Onerent Property Management)の共同創設者兼CEOのチャック・ハッテマー氏は言います。家主と入居者は決して顔を合わせることはありません。

メンテナンス(管理修繕)のリクエストは賃借人から電子的に送信され、ワンレントが処理します。同社はまた、賃借人の支払いが遅れた場合でも、家主に支払いが毎月3営業日目に行われるようにしています。成功を促進するための一般的なツールワンレントは、カリフォルニア、ワシントン、コロラドの7つの主要な地下鉄圏内に14億ドルの物件を管理し、OKRを使うことで野心的な目標を達成しようとしています。

「コラボレーション型の企業として、すべての部門とチームが包括的な年次、四半期、および月次の企業目標に足並みを 揃えることで、チームのダイナミクスと集中力が向することを理解しています」とハッテマー氏は話します。「私たちは不動産サービス業界において、製品開発と成長の限界を押し広げたいと考えています。」と。

しかし、多くのプロジェクトが 多数のチームにまたがっているため、これらのさまざまなキャン ペーンが全社に与える 影響 という 観点を見失うことは容易です。「私たちは、日常業務が会社の野心的な目標の価値をどのように推進しているかについての洞察を向上させるために、OKRシステムに目を向けました。」OKRを実施する前に、従業員は使命を理解していましたが、達成に向けては各部門で独自の方法または計画がありました。このズレは、時間の経過とともに労働者のやる気を削ぐことに繋がりかねないものです。

OKRの目標設定

画像2

一方で、OKRの目標設定は、順調に進むための基準点として機能します。「プロジェクトとOKRの繋がりが明確でない場合には、そのプロジェクトに 取り組まないことを選択する可能性もあります」とハッテマー氏は言います。明るく輝く新しい目標を追いかける傾向は常にあるため、新しい冒険的な事業を検討するときには、この種の手法を適切に進めていくことが重要です。他方では、どんな種類の変化に対しても必ず否定的な 意見というものもあります。

どちらの考え方も、新しいプロジェクトや戦略に対する正確な実行可能性の分析不足に繋がりかねないものです。「私たちの取り組みが主要な結果にどのように影響するかを適切に定義することで、新しいプロジェクトに対する混乱や懐疑的な姿勢を減らすことができます」とハッテマー氏は説明します。「OKRは、特定の部門の目的だけでなく、他の部門が具体的に行っていること、およびすべての方法について適切な調整 を提供します。

これによって、それぞれのパズルのピースが1つに上手く収まるのです。」彼はOKRがチームの協働と連携の強化に役立ったと述べ、OKRを活用することのもたらす結果を肌で感じています。「これは、すべての上級管理職の個人が組織の成果に関与 し、会社の成長を促進するのに役立ちました。」

変化に向けての準備

画像3

COVID-19は、不動産テックおよび不動産サービス業 界に大きな波紋を引き起こしました。ソーシャルディスタンスのガイドラインを守っているのかが関心の 対象 となり、出迎え、オープンハウス、 事務 処理と鍵の取り扱い、およびその他の接触 について、当然のことながら不安の目で見られます。この点について、ワンレントの焦点を絞った製品開発プロセスは、サービスを再構築するのではなく、方針転換と優先順位の見直しをするために役立ちました。

数か月前、同社は賃貸のバーチャルアシスタントチャットボットであるACEを公開しました。ACEチャットボットは、ワンレントが管理する家に3Dでの 実地案内を提供しただけなく、会社が必要なメンテナンスを施し続けることも可能にしました。「外出禁止命令やロック ダウ ンの中で、物件への立ち入りへの制限 は、 現地の法律によって異なります」とハッテマー氏は言います。ただし、ワンレントには物件の3Dスキャンがあるため、チャットボットを使用してバーチャルでのメンテナンス支援を提供することができました。

「メンテナンスをする必要があるかどうかを決める前に、賃貸物件の現地検証ができるトラブルシューティングガイドがあるのです。」ワンレントは、チーム間の調整を促進し、製品開発の取り組みを集中させることで、適切なタイミングでACEを立ち上げることができました。ハッテマー氏は、会社が最前線で最も重要な優先事項 を維持し、あらゆるレベルで積極的な参加を醸成するのに役立ったとOKRを評価しています。その結果、組織はパンデミックの中でも、手間のかからないメンテナンスを提供するためにチームとして働き続 け、 競争上の優位性を享受することができています。

(Publisher: Terri Williams)

(翻訳者:石川佳那様)

・・・

OKRの理解を深めたい方はこちら

OKRの概念的理解から具体的な事例までを網羅した全35ページのパーフェクトブックです。以下のリンクからダウンロードください!

・・・
ハイマネージャー
OKR1on1フィードバック人事評価などハイブリッドワークのマネジメントに必要な機能が全て揃ったピープルマネジメント・プラットフォームHiManager」の提供、及びマネジメント人事評価に関するコンサルティングを行っています。

ハイマネージャーへの無料お問い合わせはこちら

マネジメントに活きる知見を発信しています。フォローをお待ちしています!