豆の豆知識


豆カレーを食べたので豆について幾つか。

レンズ豆:

欧州料理によく出てくる。カメラのレンズはこの豆の名前から取ったもの。凸面鏡が豆の形に似ていたことから。

ひよこ豆:

「ひよこ」みたいな形の豆と思われている。元々はラテン語起源で「雄羊のような」の意。豆の形をヒツジの顔面に見立てたもの。

空豆:

最近は天豆と書かれることが多い。「空」だとカラッポという語感があるからであろうか。

さやが空に向かって付くことから「空豆」、或いは蚕を飼う初夏と同じ時期に食べ、さやの形が蚕に似ていることから「蚕豆」という字を当てた。

エンドウ:

エンドウ豆というと本来はトートロジーということになる。エンドウとは宛豆だから豆が重複。宛(本当は「豌」)はフェルガナ(中国名;大宛国)から中国(漢)に持ち込まれたことによる。


カラット:

ダイアモンドなどの宝石の質量単位で使われる。古代ギリシャ語の「イナゴマメ」が語源である。イナゴマメの乾燥種子の重さは約0.2 グラムほどで均一なため、重さを表すのに用いられたという説が流布しているが、実際は均一ではないようでこの説は怪しいらしい。一方で、粒が概ね揃っていれば、工夫次第で(例えば篩にかける)で粒を更に揃え取引の単位にしていたと想定可能。何の背景もなくカラットの由縁になることもないだろうから。

レンズ豆の画像はウィキぺディアより


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