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ランドセルの販売の仕方に学ぶ

もっと適当になりたい、いつからこんなくそまじめ人間になったのか考えています、けんです、おはようございます。

今日は、ランドセルの販売の仕方に学ぶのお話です。

1・売り方も学ばなければいけない

僕は、現在は休業していますが、たまに、お菓子の販売をしています。
自分で言うのもなんですが、購入率は悪くないと思っています。
それは、そもそも購入できるお客様の数が限られ、そのほとんどは知り合いだというからくりがあります。
今後は、もっと、多くの人にお菓子を届けたいのですが、そうなると、重要なのが売り方です。
売り方と言うと、何かテクニックのようなものでごまかすように聞こえるかもしれませんが、商品の質が伴った上での話だということは理解しています。
例えば、料理には作り方、文字には書き方、会話には話し方、本には読み方などそれぞれ方法があるわけです。
それと同じことで、販売にも売り方というものがあります。
いくら、お菓子の作り方を習得したとしても、売り方を知らなければものを売り続けることはできません。
だから、売り方というものも学ばなければいけないのです。

2・ランドセル商戦

僕は知らなかったのですが、ランドセル商戦って、入学の1年前から始まるんですね。
早いのは知っていたのですが、そこまで早いとは知りませんでした。
今更、僕が説明する必要はありませんが、ランドセル商戦が盛り上がる1番の要因は、お孫さんにランドセルをプレゼントしてお孫さんの喜ぶ顔が見たいというおじいちゃん、おばあちゃんの想いだと思います。

3・役割の属性

ここからは、ランドセル×おじいちゃん、おばあちゃんの想いの相性のよさを販売者の目線で見ていきましょう。
商品には、その商品をどのポジションで販売するかという属性があると思います。
ランドセルは、プレゼントという属性で販売されていて、そこもランドセルを販売するうえで大事なところだと思います。
もし、おじいちゃん、おばあちゃんがお孫さんにプレゼントしたランドセルと同じ物をサービスエリアで販売したらどうなるでしょう?
おそらく、売れないでしょう。
ランドセルは、お土産ではなくプレゼントという属性で販売しなければならないのです。
勿論、お土産もプレゼントなのですが、やはり、別ものだと思います。
プレゼントは、お土産よりも、より私的で想いのこもったもののように思います。
誕生日お土産、婚約お土産、クリスマスお土産などという言葉は聞いたことがありません。
やはり、プレゼントとお土産では属性が違うのです。
このように、商品を販売したければ、その商品をどの属性で売るかということが、非常に重要になってくるのです。
他にも、例えば、朝6時台からお酒を飲めるお店もありますが、そのお店とワインとの相性は良くないでしょう。
お酒を置くなら、ビールや焼酎などといった安価なものが朝という属性には相性が良いと思います。
ワインを売りたいのなら、お昼や夜という属性に販売する方がよく売れるのではないかと思います。
このように、消費を販売するのなら、時間の属性なども考えなければいけません。

4・心理的な属性

お孫さんにランドセルを買うおじいちゃん、おばあちゃんのように、お孫さんの喜ぶ顔を見たいという気持ちの属性も見極めなければいけません。
歌手×ファンなども同じような心理的属性に分けられると思います。
他にも、いい例えかどうかは分かりませんが、ホステスとの同伴×おっさんも同じようなことです。
歌手やホステスさんの喜ぶ顔を見たり、応援したいのです。
つまり、お客様が、どんな気持ちを味わいたくてその商品やサービスにどんな心理的属性を求めているのかということを把握しておかなければいけないのです。
そして、おじいちゃん、おばあちゃんは、可能な限り、お孫さんと一緒にランドセルを買いに行って、どの色がいいとか、どの形がいいとかコミュニケーションを取ったり、帰りに、一緒に、ご飯を食べたりしたいのではないかと考えます。
これは、先程例に出したサービスエリアで売られたランドセルでは味わえない体験なのです。
そうなると、ランドセル×ネット販売の相性もあまりよくなく、いかに店舗に来てもらうかを考える必要があると思います。

5・希少性という属性

ここまで、ランドセル×おじいちゃん、おばあちゃんの想いの相性のよさを述べてきましたが、孫の喜ぶ顔を見たいだけなら、このランドセルはおもちゃなどの他の商品でもいいのです。
しかし、このランドセルの強みは、そのお孫さんにとって、入学式は、1回しかないという希少性も兼ね備えていることです。
お宮参りや食い初めと同じように、ランドセルの購入は1回だけの貴重な儀式なのです。
まあ、小学校6年間で、ランドセルが潰れてしまう場合がもあるとは思いますが、おそらく、多くの人はランドセルを買い換えることは無いのではないでしょうか。
その希少性が、よりいいランドセルをプレゼントしたいとおじいちゃん、おばあちゃんの想いを盛り上げているのではないかと思います。
このように、販売する商品を、いかに、希少性のある属性にするかということも重要になってくるのではないでしょうか。

ランドセル商戦の未来

このランドセル商戦は、ずっと、続くのでしょうか?
もし、教科書がすべて電子書籍になり、生徒がタブレット1つ持っていけばいい時代が来たとしたらランドセルメーカーは苦戦を強いられるでしょう。
そうなれば、薄いランドセルを作り作るのかもしれませんが、そうなれば、手提げカバンの需要が増えるのではないかと予想できます。
このように、先を予想することも非常に大事なことです。
まあ、僕が言わなくても、間違いなく、先を見据えているとは思います(笑)

まとめ

ここまで、ランドセルを通して書いてきましたが、属性や時代を見極めなければいけない商いというものは、本当に、難しいものだと思います。

僕は、飲食業界で働いたことはありません(2日だけ、うどん屋さんでバイトしたことはある)が、作り方だけを学んでも意味がない、コミュニケーションの取り方、人の育て方などの他の技術も学ばなければいけないと思っています。
その中の一つとして売り方という技術もあったのです。
売り方に限らず、いろんなやり方を学ぶことは、商いだけではなく、人生にも役の立つことだと思います。
これからも様々なやり方を学んでいきたいです。

いろいろ、わかったようなことを書きましたが、一体、自分は何を見極め、何を実践できるのでしょうか?

歌手やホステスさんのように応援したいと思って頂けるような人という属性には入っておきたいものです。


これからも、よろしくお願い致します。


ねっ、やっぱり、僕は、くそまじめだったでしょ(笑)


それでは、いい1日を。

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