自制心を保つためのフェルミ推定
「1億総リストラ」という表紙の、週刊ダイヤモンド
4月の初めに見つけました。(若干前でゴメンナサイ…)
こりゃヤバいな!となぜかそう思い、
手に取って購入したのですが、
その、肝心の1億総リストラ のパートは
早期退職を募る会社の増加とか、
または黒字でもリストラがある とか。
ふむふむ…面白い…というか怖い…
とはいえ、なぜ普段手に取らない
ビジネス週刊誌を買ったのでしょうかね?
これはもう完全にタイトルのキャッチ―さに
ヤられた訳です。
特に、1億という数字のスケールに
ヤられた訳です。
これは、もしかするとよくある事なのかもしれません。
今回は別に週刊誌ですし、面白かったし
学べたので問題ナシですが、
数字を大げさに表現しまくった広告って
よく見かけますよね。
例えば、8割実感 とか 90%達成
みたいな。
こういうキャッチコピーの高額商品に騙される?
みたいなことを防ぐには、
「フェルミ推定」が武器になるかと思います。
フェルミ推定(フェルミすいてい、英: Fermi estimate)とは、実際に調査することが難しいような捉えどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することである。例えば「東京都内にあるマンホールの総数はいくらか?」「地球上に蟻は何匹いるか?」など、一見見当もつかないような量に関して推定する事、またはこの種の問題を指す。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なので今回の話でいうならば、
1億勤め人なのか?という疑問をまずぶつける→
日本の人口 約1.2億人(既知情報)→
0~10歳、10代、20代… 70代以上
と分けると人口区分で8分割(これも既知)→
男女比1:1として、16分割
それぞれの代で750万人となる(既知からの簡単な計算)→
仕事をしている人数は、20代~60代の男性と、
750万×5(世代)
専業主婦の方が半分いるとして、20代~60代の女性の50%
750万×5(世代)×50%
足すと、日本の勤労人口は概ね5625万人である。
つまり、勤労人口だけでいうと1億人は
いないわけで、落ち着いて考えると
これは普通にはあり得ない数字 ということです。
(1億云々 という表現自体は、「大勢」という定型句
だという前提は外しておいて…)
数字を誇張した広告における
防御力向上のためにも、
フェルミ推定は勉強しておいても
良いかと思います!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?