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20代の転職で年収が4倍以上になった話

初めまして。いのてんです。

私は不動産売買の仕事をしながら副業で大家業を営む30歳の男です。

元建築設計士でしたが、訳あって不動産屋に転職。
その会社で実績を積み、入社2年で支店長に昇進。
年収を前職から4倍に増やすことに成功。
そのまま支店長として約4年働き、2024年4月に退職、5月より新しい会社に転職して今に至ります。

本業をやりつつ、副業として自ら不動産を購入し人に貸すという大家業を営んでおり、副業の収入がなんとか生活できるくらいの金額になったので転職を決意しました。

将来は不動産と建築設計の仕事での独立を目指しており、そのために日々の活動をコツコツと積み重ねている今日この頃です。

このnoteでは、自分が不動産業として独立するまでの過程や思考を発信していこうと思います。

初回は転職で年収が4倍になったその理由についてお話ししようと思います。


20代で年収が4倍以上になった理由

私は建築設計事務所から不動産会社への転職を経て、年収を4倍以上に増やす事ができました。
具体的な数値で言うと

前職  年収約220万円
転職後 年収約1,000万円

となりました。転職して丸2年での出来事です。
転職して年収数十万〜数百万UPするという話は聞いたことありますが、4倍以上になったという人は珍しいのではないでしょうか。

なぜ私がそのようなことを実現できたのか?

その理由は主に3つあります。
①働く「時期」と「場所」
②前職の給与の低さ
③1人あたりの利益額の高さ

1つずつ説明していきます。


①働く時期と場所

働く「時期」と「場所」は収入に大きな影響があります。

私が転職した不動産会社は本社が東海地方にある会社でした。
会社の方針として、これから全国への展開を狙っていくタイミングで、手始めに福岡への出店が予定されていました。
そこで、福岡にて新規出店メンバーを募集という名目で求人が出されており、面接を受けて入社に至りました。

会社としては初の県外出店という事もあり、当時のメンバーは本社エリアで優秀なマネージャー2人と、6人の不動産未経験の現地採用者という構成でした。

福岡エリアで店舗を増やしていく計画があったため、私は
「初期メンバーの6人の中で目立つ事ができれば支店長へ昇進できるぞ」
と考え、支店長になる事だけを一心に考えがむしゃらに働きました。

結果、その思惑通りでした。目立つ成績を残すことに成功し、入社2年で支店長への昇格を果たす事ができました。

ここでお伝えしたいポイントは働く「時期」と「場所」が良かったという点です。

「時期」に関しては、会社が県外への出店を増やそうとしているタイミングだったことです。店舗を増やすためには管理職となる人材が必要になる事は明白でした。
これが県外出店のタイミングでなければ、しばらく管理職のポストは空かなかったと思います。

「場所」に関しては、福岡が会社の知らない未開の地だった事です。私は福岡だったからこそ結果が出せたのだと思います。
本社エリアと比べ、会社のビジネスモデルが福岡では浸透しておらず、競合となる会社がほとんど存在していませんでした。いわゆるブルーオーシャンです。初期段階こそ大変でしたが、徐々に仕事にも慣れ、気づけばビジネスモデルが浸透していきました。

転職を考える際は「時期」と「場所」を重要視すると良いと思います。 


②前職の給与の低さ

これも原因の一つです。
前職の基本給がとても低かったため、転職して収入がアップした際の振り幅が大きかったです。

前職である建築設計の仕事は技術職なので、それなりの給与水準だと思っている人も多いでしょう。
確かに一部の会社ではそれなりの給与水準の会社もあります。
しかし、ほとんどの会社の実態はそんなことありません。

私が勤めていた会社は、朝8時に出勤し夜10時まで働くような会社でした。
土曜は隔週休みで、2週間に1回は土曜出勤がありました。
それだけ働いていたのにも関わらず
・残業代なし
・初年度ボーナスは1回のみ5万円
・給与の手取りは約14.5万円(1年目)
という待遇でした。

初めての社会人経験ですし、設計士として仕事を覚えていきたいという強い思いがあったため、1年間は頑張りましたがそれが限界でした。

世の中、設計事務所で働く人はたくさんいると思いますが、みなさん本当にすごいと思います。

薄給なのに夜遅くまで働き、土日もしばしば出勤し、隙間時間に建築士の資格勉強もしている。
よほど強い意志がないと続かない仕事だと思います。


③一人あたりの利益額の高さ

業界ごとに利益率や販売単価は大きく異なります。
収入の高い業界に共通する特徴は「一人当たりの利益が大きい」ことです。
その最たるものが不動産です。

不動産業界は1件あたりの単価が非常に高く、利益額の大きい商売です。1件取引しただけで、約100〜300万円程度の収入が生まれます。


仮に飲食店と比較をすると、飲食店の1人の顧客あたりの単価が1,000円で利益が50%仮定すると(実際がどうなのかは知りませんが)100万円の利益を出すためには

1,000円×50%×1,000人=100万円

となります。つまり1,000人に飲食の提供をしてやっと得られる金額です。

これが不動産の場合、福岡の一軒家を売買すると単価が3,000万円程度です。その手数料として、3%+6万円と消費税をいただくのですが、それがそのまま利益となります。

(3,000万円×3%+6万円)×1.1=約105万円

わずか1人のお客さんの1軒屋を売買するだけで100万円以上の利益を得る事ができます。

1件あたりの労力の差こそあれど、流石に1,000人飲食を提供するより、1人に家を購入してもらう方が労力も時間も圧倒的に少なくて済みます。
もちろん、その分の責任や重圧は大きいですが、それを加味しても不動産の方が効率良く収入につながると私は思います。

このように、どの業界を選ぶかによって、収入が大きく変わります。なるべく1人あたりの単価や利益が高い業界に身を置くべきだと思います。


まとめ

今回は年収を4倍以上にできた理由を解説してきました。
年収を上げたい人に意識してほしいのは
・働く「時期」と「場所」
・1人あたりの利益額の高さ

この2点です。
自分が働いている職場がどうなのか?
転職を検討している業界がどうなのか?
確認してみてはいかがでしょうか。

今回のお話がこれから収入を上げていきたいと考えている人の参考になればとても嬉しいです。
今後、より深いお話もできればと思っていますので、よろしくお願いします。

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