見出し画像

2016年映画ランキング

2016年に足下研が観た映画をランキングで発表いたします。

観た映画なので、その年公開じゃないものも含まれます。


※順位は好き嫌い。点数は映画自体の出来。
★超良い>☆良い>○まあまあ>△ふーん>×OTZ

★★★★★
1.キャロル / Carol(98)
2.スポットライト 世紀のスクープ / Spotlight(97)
3.ルーム / Room(95)
4.この世界の片隅に / In This Corner of the World(95)
5.ズートピア / Zootopia(94)
6.怒り(96)
7.シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ / Captain America/Civil War(92)

★★★★
8.PK(94)
9.海よりもまだ深く(95)
10.レヴェナント:蘇えりし者 / The Revenant(93)
11.ブリッジ・オブ・スパイ / Bridge of Spies(92)
12.君が生きた証 / Rudderless(90)
13.クリード チャンプを継ぐ男 / Creed(90)
14.オデッセイ / The Martian(90)
15.シン・ゴジラ / GODZILLA Resurgence (90)
16.ジャングル・ブック / The Jungle Book(90)

★★★
17.ボーダーライン / Sicario(88)
18.ブルックリン / Brooklyn(89)
19.エブリバディ・ウォンツ・サム‼︎ 世界はボクらの手の中に / Everybody Wants Some(88)
20.デッドプール / Deadpool(87)
21.何者(88)
22.エクス・マキナ / Ex Machina(86)
23.ブルーに生まれついて / Born to Be Blue(88)

★★
24.スター・トレック BEYOND / Star Trek Beyond(85)
25.はじまりのうた / Begin Again(85)
26.イコライザー / The Equalizer(84)
27.シング・ストリート 未来へのうた / Sing Street(84)
28.ハドソン川の奇跡 / Sully(85)
29.キック・アス / Kick-Ass(84)
30.トレーニング デイ / Training Day(84)
31.ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー / A Star Wars Story(80)
32.ファインディング・ニモ / Finding Nemo(84)


33.ブラック・スキャンダル / Black Mass(83)
34.オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 / Locke(88)
35.スティーブ・ジョブズ / Steve Jobs (2015)(83)
36.ヘイトフル・エイト / The Hateful Eight(82)
37.シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef(81)
38.狼の死刑宣告 / Death Sentence(81)


39.Mr.ホームズ 名探偵最後の事件 / Mr.Holmes(80)
40.アントマン / Ant-Man(82)
41.SCOOP!(80)
42.コップ・カー / Cop Car(80)
43.DOPE / ドープ‼︎(80)
44.トレインスポッティング / Trainspotting(80)
45.誘拐の掟 / A Walk Among the Tombstones (80)
46.マネー・ショート 華麗なる大逆転 / The Big Short(83)
47.スーサイド・スクワッド / Suicide squad(80)


48.リップヴァンウィンクルの花嫁(79)
49.ラン・オールナイト / Run All Night(78)
50.オアシス : スーパーソニック / Oasis: Supersonic(77)
51.われらが背きし者 / Our Kind of Traitor(76)
52.バンクシー・ダズ・ニューヨーク / Banksy Does New York(75)


53.ペット / The Secret Life of Pets(74)
54.君の名は。(73)
55.X-Men : アポカリプス / X-Men : Apocalypse(73)
56.グッバイ、サマー / Microbe et Gasoil(72)
57.ザ・ウォーク / The Walk(72)
58.超高速!参勤交代(71)
59.ジェイソン・ボーン / Jason Bourne(70)
60.I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE / The Peanuts Movie(70)
61.ジャック・リーチャー NEVER GO BACK / Jack Reacher: Never Go Back(70)

×
62.バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 / Batman v Superman: Dawn of Justice(65)
63.もしも建物が話せたら / Cathedrals of Culture(60)
64.ザ・ピープルVSジョージ・ルーカス / The People vs. George Lucas(55)

---

男優
イーサン・ホーク / Ethan Hawke
2014年度の1位「6才のボクが、大人になるまで。」での好演で改めて良い役者さんだなぁと思ってたら、チェット・ベイカー役!
必見なのは「ある状態にあること」を本当に顔つきだけで表現する場面とその顛末。 もう味しかない!

女優
ケイト・ブランシェ / Cate Blanchett
2014年度の28位「ブルージャスミン」での好演も素晴らしかったんですが、あれはパブリックイメージを逆手に取った感じでちょっとどうかなと思ってしまった私です(演技は素晴らしかったのだけど)。
しかし本作は真逆、どストレートにハマる方向のキャラだからさあ大変。 そんな見つめられたら惚れてまうやろー、という感じ。

監督
ウィリアム・H・メイシー / William H. Macy
元々素晴らしい役者さんだという認識はあったものの、12位「君が生きた証」を監督したことで、え!?監督もできちゃうの!?と。
特にこんな題材をこんなに素晴らしく、そして驚きと共に作品に仕上げる手腕。 今後ももっと撮って欲しいなぁ。

作品
この世界の片隅に
色んな人から色んなことが言われているので特に言うこともないと思うのですが、改めてやはり素晴らしい映画でした。
それ以外にこの映画を評することできるのでしょうか? いかなる人に薦められる名作です。

---

まとめ
2016年は本当におかしい年でした。

名作級の作品が毎週のように公開されるというおかしな現象に嬉しい悲鳴をあげながら映画館に通うのはとても幸せな日々でしたが、
それゆえに観きれずに公開終了してしまった映画もあり、ランキングとしては少し不本意な結果となってしまいました(なにを目指しているのだ笑)。

先に言っておくと☆以上のものは人にオススメ出来るレベルのものです。

その中でぶっちぎりの1位はキャロル。
超ストレートな「百合メロドラマ」なお話なんですが、そんな逆に騙しが効かないお話をこんなにも美しく濃密に語られた愛の話に仕上げてしまったら、もうこれは感心するしかないでしょう。

2位はスポットライト 世紀のスクープ。
基本、仕事って報われないじゃないですか?(誰に向かって言ってるのか笑)
だからこそそれに対する不満とかをスッキリさせるコンテンツが映画に限らず流行ったりするわけだけど、この映画は勿論仕事って色々なことがあるんだけど、それでもそれをするのは他の人ではなく自分が思う正しさをその中で全うすることで意味を持つのだ、ということを、改めて教えてくれたように思います。

3位はルーム。
本当に素晴らしい映画でした。 2014年度の2位「ショート・ターム」でその年の助演女優に選んだブリー・ラーソン。
既にその時から良かったんだけど、更に輪をかけて良くなってる。 良い作品なのだけど、なぜかあまり話題にならないので、本当にもっと色んな人に観て欲しい。

以下個人的にピックアップしたい作品↓
作品の成り立ちも含めて本当に素晴らしかった「この世界の片隅に」。
見た目のポップさとは裏腹に恐ろしく考えさせられる「ズートピア」。
宮崎あおいと森山未來の素晴らしさを再確認した「怒り」。
これまでの経過を追って来たからこそ最後にそれぞれが出した結論を涙無しでは観れない「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」。
作品の途中で驚くべき大逆転が起こり、それまでのシーンが別の意味を持ち出すという素晴らしく恐ろしいストーリー、「君が生きた証」。
「そうだ、ここはこういう所だった。」というセリフが現実の状況とリンクして泣けてしまった、「ブルックリン」。
オレたちが憧れたアメリカ、「エブリバディ・ウォンツ・サム‼︎ 世界はボクらの手の中に」。
男って馬鹿なんだなぁって改めて思った、「ブルーに生まれついて」。
音楽の映画って面白くなれるんだ!っと見直した、「はじまりのうた」と「シング・ストリート 未来へのうた」。

という感じ。
ちなみに今年から枠に★制を取り入れました。 正直★★★★★の映画は全部1位だよ! それぐらい今年は名作映画豊作の年でした。
でも今年見逃してしまった映画も来年初旬に観直したいんだけど、来年も既に週一ペースで注目作が公開される始末。
困ったねぇ。。。(すずさん風に)

サポートいただいたものはすべてnoteの記事作成のために活用させていただきます。