[マーケット考察] 2021.5.6

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は97.31ドル高の34230.34ドル、ナスダックは51.08ポイント安の13582.43で取引を終了しました。ニューヨーク証券取引所の出来高は激薄商いで前日比3億1689万株減の6億9366万株。

-イエレン財務長官がインフレ問題を懸念しておらず、また、FRBの金融政策を予想したり推奨したりすることはないと、発言を明確化したため投資家のインフレや金利上昇への警戒感が後退。

-予想を上回った企業決算や商品価格高を受けたエネルギー関連株の上昇がけん引し、ダウ平均は終日堅調な展開。

-ハイテク株から経済再開・拡大期に恩恵を受ける傾向があるエネルギー、金融、素材、工業などの景気循環株へのセクターローテーションが起こり、ナスダックは下落。

-米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、2021年の米経済成長率が7%近くの高水準に達する可能性があると発言したが、雇用と物価の目標到達は「長い道のりになる」とも指摘。

-米経済指標は堅調な内容ー4月のADP民間部門雇用者数は、非農業部門の就業者数が前月比74万2000人増と、7カ月ぶりの高水準。サプライ管理協会(ISM)の4月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)は62.7で、過去最高を記録した前月からは低下。

-株式市場では、企業決算発表がピークアウトし次のネタ探しが本格化しつつあり、今年後半の金利動向は要注意。金利上昇圧力はナスダックにはマイナス要因となる反面、景気循環株の魅力が増す展開。

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