米国株マーケット考察 2021.1.14

マーケットサマリー

米国株式相場は反発。ダウ平均は60.00ドル高の31068.69ドル、ナスダックは36.00ポイント高の13072.43ポイントで取引を終了しました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億0021万株増の11億1238万株でした。

下院によるトランプ大統領の弾劾訴追決議案採決を控えた政局不安や金利の上昇を警戒し利益確定売りに一時下落に転じました。

然し乍ら、主要米株インデックスは結果的には上昇に転じました。1つの要因は債券利回り上昇の一服と言えます。昨日行われた380億ドルの10年米国債入札はかなりの好成績で、この利回り水準における相応の需要がありましたので、本日行われる30年米国債入札の結果が注目されます。

それも含めて短期的な市場センチメントは多少なりとも不安定になっています。それを反映して、金利が上昇し始めると割高感のあるハイテク株に対する買いの需要が縮小する傾向にあります。

2つ目の要因は昨今の相場上昇要因になっているバイデン政権下での大規模財政支援策への期待も根強いことです。

米主要経済統計の発表がなく、材料難でしたし、週末の米銀行決算発表を見極めたいとのムードも広がったように見受けられます。

昨日マーケット考察で指摘しました企業業績についてですが、昨年の10-12月期決算についてはS&P500企業で前年比9.8%の減益が現段階では見込まれています。ただ、2021年には前年の反動もあり急回復が予想されており、今年の1-3月期は16.4%の増益が見込まれているようです。10-12月期の大幅減はすでに株式市場では織り込み済みのようで、直近のコロナの影響で1-3月期の反発が予想通りになるのかが今後の焦点になりそうです。


立沢賢一とは

元HSBC証券社長。
会社経営、投資コンサルタントとして活躍の傍ら、米国宝石協会(GIA)会員など多彩な活動を続けている。投資戦略、情報リテラシーの向上に貢献します。
・立沢賢一 世界の教養チャンネル
http://www.youtube.com/c/TatsuzawaKenichi

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HSBC証券社長在任中、144年の歴史で史上初の会社黒字化達成。 私がお伝えする投資論は資産運用のみならず、包括的に幸福な人生を過ごすお手伝いを目的としております。

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世界の金融業界のトップとして走り続けてきた立沢 賢一によるマーケット考察です。 ・元HSBC証券会社社長 ・バンク・オブ・アメリカ日本人初のパートナー etc...(詳しくはこちら)https://kenichi-tatsuzawa.com/ など世界から金融を見てきた考察を皆さんにシェアできればと思います。

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