エレベーターのUXを考える その5

iPhoneのSiriやスマートスピーカーなど、装置に話しかけて音声で入力することが身近になっている。もし、エレベーターも音声入力ができるようになれば、もっと便利になるのではないだろうか。

現在はエレベーターを呼ぶためにボタンを押して、乗ってから目的の階のボタンを押す必要があるが、音声入力もできるようになれば、ホールで目的の階を伝えるだけでエレベーターが到着し、中で行き先階のボタンを押す必要はなくなる。

さらに、ドアも音声でコントロールできるようになれば、開閉ボタンの押し間違えもなくなるはずである。もし閉まりかけたときに乗り込む人がいれば「開けて!」と叫べばよく、止まった階で誰も乗る気配がなければ「閉めて」とつぶやけばよい。

もちろん、人前でエレベーターに話しかけることに抵抗がある人も少なくないと思われるため、従来のボタンでの操作もなくすことはできないが、もし他に誰もいない状況であれば、きっと多くの人が利用するのではないかと思う。