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【永久保存】今、失恋から最速で立ち直る方法【男女兼用版】

三井ケン / 恋愛探偵

人を好きになることは素敵なことですし、恋をして良かったと思えることも多くありますよね。しかし、もし失恋したらしばらく立ち直れないと悩んでいる人も男女共に多いです。

「こんなに心が傷つくのなら最初から好きにならなければ良かった…」
「未練を断ち切って次の恋愛に行きたい！」
「仕事に身が入らないからすぐに立ち直らないと生活に支障が出る…」

こんな経験をした人も多いのでは？

失恋はつらいですが、周りでたくさんの人が経験しているもの。とはいえ、やはりずっとショックを引きずったままなのは嫌ですよね。

たくさんの人が一度は経験してしまう失恋から立ち直れないというショックや心の痛み、それらから最速で立ち直る方法をいくつかご紹介します。性別や性格によって立ち直る方法に向き不向きがあるので、以下の目次を見てみてどれが自分に合っているかをチェックしてみてください。どれかと並行しながらやればより早く立ち直れるはずです。

早く元気になって晴れ晴れとした気分を味わいましょう。

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①他人に頼り切らない生活を送るようにしてみる

失恋して立ち直りが早い人と遅い人の差を考えてみたことはありますか？
ここでは、立ち直りが早い人の性格や考え方を真似してみるのが良いでしょう。そうすることによって、「自分はこう考えるから立ち直るまでに時間がかかるのか」と気付くことができます。

⇒　立ち直りが早い人の傾向を参考にしてみよう
失恋から早く立ち直りたいのであれば、それが上手な人をお手本にするのが手っ取り早いです。人によって失恋の捉え方は異なり、「別れてすぐなのにもう吹っ切れた顔をしている」「別れて結構経つのにまだ引きずっている」などと傾向はさまざまです。失恋から立ち直るためには、いち早く通常モードの自分を取り戻せる人を真似すれば、心もそれに追いついてきます。

⇒⇒　失恋からの立ち直りが早い人と遅い人の違い
まず、立ち直りが早い人の特徴をチェックしましょう。
このような人達に多く現れる傾向は、「人に依存せずしっかりとした自分を持っていること」です。つまり、他人が自分から離れていっても、その後のことは自分で決められ、生きていくのに困らないタイプといえますね。

一方、失恋してからの立ち直りが遅いタイプはこの反対で「他人への依存度が高い人」です。全ての人に当てはまるわけではありませんが、思い当たる節がある人もいるのでは？
好きだった人が自分の元から居なくなってしまったことによって、、、

「自分は1人になってしまった」
「あの人なしでこれからどうしていけばいいんだろう」
「自分では何事も決められない」

こんな風に誰かがいないと極端にネガティブになったり、決断力が鈍ったりしてしまう傾向があります。

つまり、失恋からの立ち直りが早い人は自分に自信を持っているともいえるのです。

⇒⇒　自分に自信を付ける方法
ネガティブな状態にあるとなかなか立ち直りができないので、まずは確固たる自我をしっかりと持ちましょう。要は自分という人間に自信をつけることなのですが、具体的にはできることを増やす方法がおすすめです。

自分に自信が持てるようになるのはどんなときですか？
過去を振り返ってみると、それはできることが急激に多くなっていく子どものころまでさかのぼれるでしょう。

・引き算ができるようになった
・部活でレギュラーに選ばれた
・先生から才能があると言われた
・職場で可愛いねと言われた
・稼ぎが多くなってキャリアアップできた

こんな風に、思い返せばいくつか出てくると思います。自分を少し誇らしく思ったこと、それをヒントに今できることに繋げていきます。

上記の自分に自信を持てた例を見てみると、どれも結果が伴っていませんか？
できるようになったことが明確にわかるものだったり、他人から肯定的な評価をもらったりしていますよね。これこそが自分に自信をつけるポイントなのです。

これらを「1. できることを増やして自信を付けるもの」そして「2. 他人から評価を受けて自信を付けるもの」との2パターンに分けてみましょう。

1. できることを増やして自信を付けるパターン

まずは自分ができることを増やす方法を実践してみましょう。これは比較的簡単なので、失恋から立ち直るためには有効な方法です。できるようになることは本当に些細なことで構いません。でないと逆にできないという悪い結果に終わって、より自己嫌悪に陥ってしまう可能性があるからです。

例えば、

・新しい料理のレシピを作って完成させてみる
・youtubeで初心者向けのダンスの振付講座を見て1曲踊れるようになる
・自分で決めた30分という時間ジョギングしてみる
・本を買って最後まで読んでみる

このように日常的にできる些細なことで構いません。
達成感や満足感は自己肯定感につながります。「できた！」という実感がわけばどんなものでも構わないので、自分のライフスタイルに合ったものを探して見ましょう。普段の生活から拾っていけば無理なくできるはずです。

この積み重ねをすることによって、小さな自信が大きな自信へと変わっていきます。もちろん大きなことをやり遂げたなら一気に自信が付きますが、それには時間がかかってしまうので最速で失恋から立ち直る方法としては向いていません。少しずつできることを増やしていけば精神的にも自立できるようにもなります。

2. 他人から評価を受けて自信を付けるパターン

では、先生に褒められたとか、職場で可愛いと言われたなど、他人から肯定的な評価を受けて自分に自信を付けていく方法をチェックしてみましょう。

・美容院へ行って髪型を変える
・メイクを変えて友達の評価を聞く
・いつもの服装を変えてみる
・仕事で精を出して上司から褒められ待ちをしてみる
・誰かと同居しているなら家事を頑張って褒められ待ちをしてみる

できるだけ早く人から評価をもらうには、見た目を変えるのが手っ取り早いです。男性も女性も美容院へ行って髪型を変えてみるのはおすすめです。容姿が大きく変化しますし、髪は自分の一部です。これを変えるというのは心境も大きく変わりますし、周りも気が付く部分なので良い評価をもらえるでしょう。女性であればメイクを変えるという手もありますよ。

あとは、洋服を変えてみることもおすすめです。ファッションセンスに自信がない場合は、ネットなどでたくさんのコーデがあるのでそれを参考にしてみてください。トップスもボトムスも丸々全部買って全身コーデしてみれば気分も変わります。仕事であまり派手な服装ができないならオフィス向けのものを選べば良いですし、少し派手めなファッションはプライベートで友達と会うときなどに着て行ってみましょう。

上記リストの例でいうと、後半2つは髪型や服装を変えるのとは違って少し時間がかかるパターンです。よって、失恋から最速で立ち直るならできるだけサッと自分を変えられる方法を選んでみましょう。

事例としては、「この方法によって自分に自信がつくとこれからの恋愛が怖くなくなった」という声があります。恋人に限らず、友達依存や親依存から抜け出すきっかけとなるかもしれませんね。

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②失恋相手のことを無理に忘れようとしない

失恋したら、早く立ち直りたい一心で相手のことを無理に忘れようとする人がいますが、実はこれ、逆効果です。人の脳は考えないようにしようとすればするほど余計に考えてしまうという厄介な性質を持っています。常に動いている状態の脳を意識的に休ませることはとても難しいので、失恋相手のことはそう無理に忘れようとしなくても良いのです。

⇒　失恋したことを受け入れる
失恋相手のことを無理に忘れようとしないということは、「自分は失恋したのだ」という事実を受け入れることになります。忘れるのではなく、思い出しても大丈夫になるように心を強くしていきます。

⇒⇒　立ち直れないということはその恋愛が良いものであった証拠
ポジティブに考えてみると、失恋して傷ついているならその恋愛は良いものであった証拠といえるでしょう。もしその恋愛が悪いものだとすれば、失恋してもムカムカはするかもしれませんが、落ち込みはしないはずですよね。

そんな良い思い出は忘れようとしなくても良いんです。忘れたくても忘れられないのであれば、いっそのこと思い出して「こんな恋愛をしたのだなあ」と客観的にみられるよう努力してみましょう。

寂しかったり、泣きたかったり、相手を思ったり、はじめは思い出したときに感情に流されやすくなりますが、その時期が終わったらもうそれは終わった出来事なのだと認識し始めてください。

失恋以外でも、あなたには悲しいことがあったり、寂しいことがあったりしたはずです。そのときには心も沈んだり体調を崩したりしたかもしれませんが、今はどうですか？思い出さないということはないでしょうけれど、思い出したとしても以前ほど悲しみにくれることはないはずです。これはその出来事を受け入れらたという証拠。前向きに考えて、思い出を忘れるのではなく思い出しても平気になるよう「客観的に思い出す」ことを意識してみてください。

⇒⇒　立ち直れないのは自然なこと
ときに失恋の傷は時間が解決してくれる、といいますがそれは慰めにはなりません。人によって何年も引きずることもありますし、今がつらいのですから結局耐えるしかないのかと思ってしまうこともあるでしょう。

人がショックを受けたとき、立ち直れないのは自然なことといわれています。恋愛においては、失恋したときには傷つくので

「こんなに苦しい思いをするのであればもう人を好きにならない方がいい！」

と思ってしまうでしょう。この思いは次にこんな風に変化します。

「失恋相手のことをこのまま考えていれば、次の恋愛に踏み出す必要がない」

自分で意識的にそう思っていなくても、脳は自分を守るためにこのように解釈してしまいます。

つまり、「今後人を好きにならない方が良い」という要望に対して、脳は「そのためには今のまま失恋相手のことをずっと考えていれば良い」という解決策を出してくるのです。確かにそうすれば新しい恋を始めるのは難しくなりますよね。

このような脳の仕組みについて知っていれば、「どうして立ち直れないのか」「なぜ自分はこんなにも引きずってしまうダメな人間なのか」とネガティブに考えずに済みます。

実際に失恋から立ち直ったとある女性は、考えないようにしようと思ってもどうせ失恋相手のことを考えてしまうのだから、脳の行動に逆らわないようにしたそうです。脳は自分の一部なのだから自分でコントロールできると考えるのもわかりますが、自分の意志とは反対に動くこともあります。それを無理にコントロールするのではなく、自然に任せることでこの方が意外と早く立ち直れるという意見も多いです。思い出さないようにすることが遠回りになるケースもあると知っておくだけでも良い結果につながるでしょう。

③気が済むまで思いっきり泣く

失恋をして最速で立ち直る方法で有効なのが、気が済むまで思いっきり泣くことです。子どものときと違って、大人になればなるほど泣くことができなくなるものですが、失恋したときくらい泣きましょう。弱みを見せたくないなら人目を気にせずに済む自分の部屋でわんわん泣くのもアリですよ。これは男女関係なく有効な方法です。

⇒　泣くことは心のデトックスになる
失恋して悲しいなら、自分に素直になって泣きましょう。しかし、意外とこれができない人も多いものです。なぜ泣けないのか、どう考えれば良いのか、これを理解すれば早く失恋から立ち直るヒントとなるでしょう。

⇒⇒　泣いてスッキリすれば心の回復を早める
「泣く＝弱い、人に弱みを見せている」など、泣くことはいけないこと、悪いことなど良いイメージがありません。もちろん嬉し泣きなどのポジティブな涙もありますが、それでもその顔を他人に見せたくない、恥ずかしいと思う人は多いのではないでしょうか。このイメージによってつらいことがあってもなかなか泣けないということが起きています。

また、大人になるとつらくても耐えられてしまうので、その耐性が付いている人ほど泣けなくなっています。心は傷ついているのに、理性がまさって感情を抑え込めてしまうのです。

これがビジネスの場で、上司に叱られても凛とした態度で泣かずにいられるというのは良いことといえるでしょう。すぐに泣いてしまうと「ストレス耐性がない」など言われたり、自分も泣かないようにしようと思っているのに勝手に涙が溢れてくるため、自己嫌悪に陥ってしまうことがあるかもしれません。

けれど、これはビジネスではなく恋愛の場です。常にシャキッとしていなければならないわけでもないでしょう。泣くことは決して悪いことではありません。むしろ心のデトックスです。身体のデトックスが汗を流すことだとしたら、心のデトックスは涙を流すこと、そう捉えてもいいですね。実際、泣いてスッキリしたという経験はありませんか？1度我慢せずに思い切り泣くことで、心の健康を向上できると思えば、泣くことはおかしいことではないということがわかります。

⇒⇒　泣けないなら泣ける映画を見て号泣しよう
「悲しいはずなのに泣けない⋯⋯」
「泣いてスッキリするとわかっているのに大人になりすぎてしまった」

そんなときには泣ける映画をみましょう。
内容は何でも構いません。自分と映画の主人公を重ねて見たいなら恋愛ものが良いですし、あまり今は恋愛の話に触れたくないというのであれば動物の感動物語など、全く別ジャンルを選んだ方が良いでしょう。

泣けないのは、もしかしたら「自分の恋愛のことで泣くなんてみっともない」と、心のどこかで思っているからかもしれません。なら、「泣ける映画を見ているのだから泣いて当然」という理由を付けてあげましょう。「失恋して泣いているのではない、映画を見ているから泣いているのだ」と、自分を誤魔化すのです。これであればプライドが邪魔して泣けない人でもスッキリできます。

ただ、映画館だと泣いても静かに泣くことしかできないので、DVDを借りて家で見たり、オンラインサービスなどを使うことをおすすめします。ティッシュやタオルを用意し、声を出しても大丈夫なように準備すればOKです。すっかり泣いてしまえば心が軽くなります。映画なら2時間ちょっとで泣けるものもあるので、泣けると鉄板のタイトルを選んで思う存分泣いてみてください。

この方法は、男女関係なく有効ですが、女性の方が好む傾向にあるようです。男性は幼いころに「男の子なんだから泣いちゃダメでしょ！」と言われた経験があったり、男だから涙は見せてはいけないという古い考えが脳裏をよぎってしまい、みっともないという思いが強い人が多いです。しかし、泣くことは失恋から最速で立ち直る効果的な方法です。誰も見ていないのなら性別関係なく気が済むまで泣けます。何も気にせず頭を空っぽにして号泣するのも良いでしょう。ただ、翌日目が腫れるので泣く日は選んだ方が良いかもしれませんね。

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④誰かに思いを聞いてもらう

失恋したら、立ち直るためには誰かに話を聞いてもらうことが効果的です。自分ひとりで悶々と悩んでいる時間はそう長くなくて良いのです。アドバイスをもらうのではなく、聞くことに徹してくれそうな人を選び、胸の内を打ち明けてみましょう。

⇒　他人に愚痴るのも心のデトックス効果がある
愚痴るというとあまり響きは良くありませんが、たまになら自分のために信頼できる友達などに思いを聞いてもらってもいいのではないでしょうか。お互いにそのような関係性が築けたら今後つらいことがあっても早く乗り越えられる可能性が高まるので、愚痴を気持ちよく言える・聞ける友達を1人作っておくと良いでしょう。

⇒⇒　内から外へ思いを吐き出せば立ち直りも早い
つらいことがあったとき、部屋でしばらくこもって誰にも構って欲しくないときもあると思いますが、一定時間が過ぎるとそればかりでは逆につらくなってしまうことがあります。感情のままに沈んだ後は、その負の感情を内に抱え込んだままでは立ち直りが遅くなってしまうのです。少しでも感情が収まったら、今度はそれを外へ出していきましょう。そのころには多少はまとまりのある言葉で事情を言えるようになっているはずです。

つらいことというのは、人に聞いてもらうだけで随分と楽になるものです。共感してもらいたいわけでもなく、解決策がほしいわけでもない、そんなときに頼りになるのが友達です。

相性が良いなら思うままに気持ちを言っても良いですが、あまり心の傷を打ち明けたり、つらかったことを誰かに話したことがない場合には、事前に「ただ聞いてもらいたい」ことをはっきり伝えましょう。途中で助言や共感があると、心が回復しきっていないときには「まだ解決する段階には入っていない」「私とあなたとではシチュエーションが違う」などといらぬ感情を抱いてしまうことがあるからです。

人前では元気に振舞ってしまう人も多いですから、冗談めいて話してしまったり、意に反して大丈夫だと言ってしまったりすることもあるでしょう。そんなときに本当は苦しかったと察してくれる友達は良き相手となりますね。失恋した話をするなら、同じく失恋の話を聞いたことがある友達や、自分と性格が似ていると思う人にすることをおすすめします。

⇒⇒　人と話さないことはつらいことがない場合でも精神的に悪い状態に陥る
普段一人暮らしをしている人は、その暮らしにはすぐに慣れましたか？初めて親元を離れて1人で生活を始めたときなどには大抵寂しさを覚えるものです。学校に行ったり仕事に行ったりすれば話し相手もいるものですが、しばらく誰とも話さないというのは一人好きであっても耐えるものがあります。

つまり、人間は他人とコミュニケーションを取らずに生きていくことがストレスになるのです。もちろん1人の方が好きという人だっているので例外はありますが、今日の出来事を誰かに伝えたいと思ったときに、その誰かがいないと心にダメージが蓄積されていきます。

普段の何気ない生活であっても適度に気持ちや思ったことを吐き出す機会は設けた方が良いので、失恋して傷ついたとなればなおのこと、話し相手はいた方が心の回復が早くなります。そもそも人が友達やコミュニティを作るのは、自分が生きやすくするためでもあります。つらいときに助け合える友達や仲間がいれば、傷が癒えるのもそう遠くはありませんよ。

⑤いつも以上に忙しくして考える隙を与えないようにする

早く失恋から立ち直りたいなら、とにかく失恋相手のことを考える時間を少なくするという方法もあります。隙あらば相手のことを考えてしまうという経験もあると思いますが、次に紹介するのはその隙を作らせない環境を自ら作る方法です。

⇒　失恋相手の入る余地のない集中できることをしよう
いつも以上に忙しくするためには、毎日のスケジュールを確認し、それに追加して予定を入れていく方法がシンプルでわかりやすいです。しかし、作業をしていてもその途中で失恋相手のことを思い出してしまわないように、できるだけ集中できるもの、のめり込むものを用意する必要があります。どんなものがそれに相当するのでしょうか。

⇒⇒　人と会う予定を増やすのがおすすめ
「勉強をしていても仕事をしていても、ふと休憩したり何気ないときに失恋相手を思い出してしまう⋯⋯」
そんな状態を回避するために有効なのは人と会う約束を作ることです。

友達や同僚、上司と会って話をしているときにどんなことを考えますか？他のことはあまり頭に入ってこないのではないでしょうか。それは相手がいるからで、少なからず気を張っているからです。
1人で黙々と自分のペースでこなす仕事と違い、他人のペースも入ってくるので気が抜けないのです。

これを利用すれば、人と会話している間には余計なことを考えずに済みます。会話はいつだってアドリブで、人に何かを伝える思考回路を持つ必要があります。この活動を脳内で行いながら別事を考えるというのはかなり難しいはずです。

また、人と会う約束を作れば休日の時間を埋めることにもなります。
「学校や仕事があるときなら比較的失恋相手のことを考える時間が少ないけれど、休日になると途端に相手のことを思う時間が増えてしまって困る」という人も多いです。それなら休日は友人や周りの人とのコミュニケーションを大事にし、友情などを大切にする時間にしてみませんか？

⇒⇒　時間制限を設けて脳内を忙しくする作業に取り組もう
同じ仕事であっても、時間制限を自分なりに設けておけば「急いで仕上げなければ」と思うことから、よそ事を考える時間はないでしょう。
できれば熱中できたりする好きなことをしている方が集中力を持続させることが簡単で良いのですが、その時間を普段多く取れないようなら時間制限を設けてみてください。

たとえば暗記科目の勉強や一般事務の仕事をするとき、普段通りにやればきっと隙間に失恋相手のことを考えてしまうでしょう。最速で立ち直りたいなら、グッと集中力を増して少し頑張ってみてください。疲れてしまうかもしれませんが、その疲れは夜にはすぐに睡眠へいざなってくれるので寂しい夜を減らすことにもなります。
もちろん無理は禁物ですが、毎日していることの中で、少しの意識改善で思い出したくないことを最小限に抑える効果が得られます。

集中力を上げるには、

・作業用の音楽を聞く
・身体を動かしながら作業する
・タイマーをセットする

この3つが効果的です。

作業用の音楽は動画サイトで「作業用BGM」と検索すれば出てきます。これでいつものタスクにもっと集中できるようにしましょう。同じ仕事でも、身体を動かす仕事はその間余計なことを考えることが少ないです。
勉強に身が入らなくても、体育の授業ではたとえ身体を動かすことが苦手でも他事に気を取られる確率は減ります。また、時間を決めるときに「自分1人の意思では弱い」と感じるなら、スマホでタイマーをセットして軽く強制力を付けてみましょう。

これらのちょっとした工夫で失恋相手を脳の中に入れさせないことに成功します。

実際、多くの失恋経験者がそこから立ち直るために忙しくするという方法を実行しています。泣くだけ泣いたら、なるべく1人にならないように予定を立てるという人や、仕事に打ち込んで立ち直りを早めながらキャリアアップを目指して一石二鳥になったという人もいます。

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⑥新しいことを始めて心機一転をはかる

失恋というつらさから早く立ち直るためには、心機一転して何か新しい世界へ飛び込んでみるという手も有効です。自分が熱中できる興味があるものも良いですし、全く知らない世界を見てみることも新鮮な経験になることでしょう。
興味を失恋相手から他へずらしてあげることが目的です。

⇒　知らない世界への扉を開いて新しい刺激を受けよう
忘れたいことがあったり、嫌なことがあったらそのときこそ新しいことにチャレンジしてみましょう。忙しくすれば思い出したくないことも思い出さずに済むので、時間がない場合でも大丈夫です。思わず集中してしまうことを見つけてみましょう。

⇒⇒　オンラインゲームに熱中する
「新しいことを始めるといわれても、お金がかかることはしたくないし家で手軽にできることがしたい」そんな要望にお応えすると、オンラインゲームをおすすめしたいですね。

失恋から立ち直るためにはじめる新しいことにオンラインゲームが良い理由は、

・常に緊迫した状態で余計なことを考える隙が無いから
・家で隙間時間でも気軽に遊べるから
・仲間に迷惑をかけられないという思いによって集中できるから
・無趣味の人でも入り込みやすい仕様になっているから

このような4つがメインとなります。

オンラインゲームの中でもシューティングゲームだとか、自分が気を抜くとやられてしまうというようなシチュエーションであれば、常に緊迫した状態が続きます。例を挙げるなら、スマホでできる「荒野行動」、任天堂Switchなどでできる「スプラトゥーン」などがそれに当たりますね。できるだけ自分が最後まで生き残る必要があったり、相手をたくさんやっつけた方が勝ちというゲームはリアルタイムで素早く物事が変わるので失恋相手のことを考える隙などありません。対人戦はおすすめです。

どこかに通う趣味も悪くはないのですが、そうなるとその日時以外の対応を考えなくてはなりません。失恋してばかりはどうしても隙あらば相手のことを考えてしまうので、その隙間時間さえも埋めたいのです。そうなると、オンラインゲームは据え置き型のゲーム機を持っていなくてもスマホ1つあればできるので非常にお手軽ですよね。長く楽しむのも短時間だけプレイするのも個人の自由です。

オンラインゲームには対人戦でプレイを楽しむものもあれば、仲間と一緒にボスキャラを倒すというタイプもあります。このような場合は、自分が隙を見せれば仲間に迷惑がかかってしまうのでこちらの場合も気が抜けません。

そして、無趣味であまり好奇心旺盛ではないという人でもハマりやすくしているのがゲームの特徴という点も加味しなくてはなりません。人に楽しんでもらおうとするエンターテインメントのプロ集団が作る良作ならまず買って間違いないでしょう。プレイしている間だけは失恋相手のことを思い出さずに済み、これが一定期間続けば傷もふさがっていくはずです。

⇒⇒　習い事の開始や資格取得に踏み出してみる
もう少し別の方向から集中をしたいのであれば、新しく習い事をしてみたり、資格の取得に動き始めるという手もあります。

習い事は楽しくないと続かないですし集中力もなくなってしまうので、できれば自分の興味のあることから選びましょう。

・過去に自分が得意としていたことや好きだったことから見つける
・身体を動かすと余計なことを考える隙がないということから運動系の習い事に絞る

上記の方法で探すことをおすすめします。

習い事は、必ずしも教室などへ出かける必要はありません。今や英会話はほとんど自宅でできるオンライン英会話になりましたし、ユーキャンなら通信講座なので家でできますよね。だから意外と身近でも見つけることができるのです。集中できるようならそれは成功で、失恋の傷を埋めてくれる心強い味方となってくれるでしょう。

資格の取得も書籍を購入し家で勉強ができるものも多いので、習い事と同じく隙間時間を埋めることも可能です。また、新たなジャンルを選べば知らないことだらけで良い刺激となり、沈んだ心に良い兆しをもたらしてくれます。自分が知らないことであれば伸びしろが多いので、どんどん成長することを実感できて面白いでしょう。興味があるけれど、深く学んだことはないというものを選択することをおすすめします。

こうして新しく学んだことは将来役に立つかもしれませんし、ただ失恋を乗り越えたいという理由で始めたことが長期の趣味になる可能性もあります。これはまさしく一石二鳥ですね。自分磨きとなり、より良い出会いを先で探すときにも一役買ってくれるでしょう。

ゲームや習い事などで失恋相手から別のことへ気をそらすことは現実逃避と言われるかもしれません。けれど、立ち直るためにこの方法が向いているならば早く回復してしまった方が先々メリットが大きいのではないでしょうか。私に相談依頼した失恋した男女の中にも、「仕事から帰ったらひたすら趣味に没頭して時間を潰した」という声もあります。1つの立ち直り方として覚えておくと良いでしょう。

⑦マッチングアプリを使って新たな恋を探す

失恋して傷ついた心を癒すのに一番良い薬は恋愛だとも言います。
「しばらく恋愛はしたくない！」と思う人もいますが、その時期を超えたら、早速立ち直る方法としてマッチングアプリの利用があります。これによって新しい恋人を探し、最速で立ち直ることが可能です。

⇒　もう恋なんてしないなんて言わない
あの有名な歌詞のフレーズにありますね。「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対♪」失恋したばかりのときには、こんなにつらいなら人を隙にならなければ良かったと思うものです。しかし、人は人を好きになるという気持ちがある以上、よほどかたくなに遠ざけなければどうしようもなくなることもあります。早く吹っ切るなら早々に新しい恋人を見つけて次のステップを踏み出してみましょう。

⇒⇒　信頼できる恋人を見つけられるアプリ3選
異性との出会いが普段からたくさんある場合なら、何もアプリに頼らなくても良いのですが、ないとなると今はネットで自由に恋愛ができるところに着目すべきでしょう。
「恋人を探している」という同じ目的を持っている人が募っているので、新しい恋をはじめることは比較的簡単です。

失恋の傷を引きずらずに済むには失恋相手より良い相手を見つけると効果的ですが、そのためにはまず異性ではなく信頼に足るアプリを見つける必要があるでしょう。そこでおすすめのマッチングアプリを3つご紹介します。

■with
withの最大の特徴は、メンタリストのDaigoが監修しているということです。診断をすることによってより自分と合う相手を選んでくれるというもの。「自分で選ぶことができない」「実際に会ってみてからでないと判断が難しい」というのであればおすすめです。将来はAIがうまくいく理想の結婚相手を選ぶ日が来るなんて言われていますが、その先駆けとなるマッチングアプリですね。

■ペアーズ
ペアーズは会員数が国内No.1であることが特徴です。会員数が多いということは、当然相手の選択肢もそれだけ多いということですよね。また、多くの人が利用するということはそれだけ信頼されている証です。マッチングアプリの中では比較的趣味の合う人同士を出会わせることに特化しているタイプなので、同じ趣味を持った人と出会いたいのであればこちらをインストールしてみてください。

■Dine
Dineはすぐに恋人がほしいという人に最適なマッチングアプリになっています。なんと、メッセージ不要ですぐにデートができるというシステムなのです。これだけだと不安が残りますが、完全審査制なのでここで安全性が他のアプリよりも確保できていることがわかります。最速で失恋から立ち直るならこのマッチングアプリは向いているでしょう。恋人作りの速さに特化しています。

⇒⇒　恋愛は上書きしても良い
「失恋の傷を新しい恋人で埋めるなんて⋯⋯」と、ときに罪悪感を抱く人もいます。
けれど、実は結構ベタな展開だったりします。ドラマでは、振られて傷ついている人に優しくした人と恋人同士になるなんてことも多くありませんか？人は恋をする生き物なので、失恋したら次の恋をしても良いんです。

この罪悪感にとらわれているとなかなか次の恋に踏み切れません。それではやはり傷を引きずったままになり、早く立ち直ることなんてできないでしょう。大事なのは、

「自分は恋をしてもいいんだ」

と自分をいたわってあげることです。

傷の中に埋もれていた方が心地よいときもあるかもしれません。そんなときはまだ次の恋に無理に動きだすのは早いので、その期間が終わりかけてきたらにしましょう。思い切り泣いたり、感情に揺れ動かされる必要最低限の期間の確保をしないと、ステップをすっとばしてしまうため、逆に失恋から立ち直るのに時間がかかってしまいます。きちんと順序を追って、かつ早く立ち直れるように次の恋へと踏み出してみてください。

失恋後に早速マッチングアプリを使うのは気が引けるかもしれませんが、実際に利用してみた人はそれで気がまぎれたと言い、新たな恋をスタートさせています。「失恋の傷を癒してくれるのはやっぱり恋しかない」そう感じるという相談者の人もいました。
世の中にはたくさんの人がいることを意識し、もっと色々な人と出会ってみようと前向きに考えられると良いですね。

⑧心ゆくまでゆっくりする

失恋相手のことを一時でも頭の外へ締め出すために、忙しくし続ける方法もご紹介しましたが、今度はその逆、心ゆくまでゆっくりして立ち直る方法をご紹介します。どちらが向いているかは人によるので、わからなければどちらも試して、良いなと思った方を継続してみてください。

⇒　ゆっくりすることで心の治療ができる
忙しくすることで思い出したくないことを思い出さない、これと対極にあるのがただひたすらにゆっくりすることです。これが合わない人からすると、もっと深く落ち込んでしまうのですが、合う人だと失恋の傷の回復を早めることができます。「そんなに忙しくするだけの体力がないよ⋯⋯」と思うのならこちらの方法がおすすめです。

⇒⇒　しなければならないことを極力減らす
心ゆくまでゆっくりするには、まず「しなければならないこと」を減らしましょう。仕事がある場合は仕方がありませんが、プライベートで減らせるものはどんどん減らしていきます。こうすることによって心に余裕を生み出すのです。

具体的には、

・家事はしないと困ることに絞る
・副業をしているなら一時的に休む
・急ぎでない予約が必要な用事はキャンセルする
・今すぐ済ませられる用事は速攻で終わらせる

これらが例として挙げられます。

一人暮らしならある程度家事は怠けても誰も怒りませんよね。だから料理はサボってたまにはコンビニ弁当にしましょう。デリバリーならおいしいものも頼めますしね。掃除をする日が決まっていても、失恋したときくらい休んでしまいましょう。そう頻繁に片付けなくてもすぐには汚くなりません。

失恋で仕事は休めなくても、副業は休めませんか？最近は政府が推奨していることもあり、会社員の中で副業をしている人も多いです。ですが、特に納期に追われるような仕事は心の傷の回復を妨げてしまうことがあります。最近はシフトを決めて出勤するパートより、在宅でできる仕事を選ぶ人も増えてきています。請け負っている仕事がある場合、少し休みをもらえないか相談してみましょう。

急ぎでない用事がある場合には、それもキャンセルできるものなら次の機会にしておきましょう。歯医者などの病院に予約しているならそれを取りやめます。次に行こうと思える時まで予約は入れずにおくのもポイントです。

しかし逆に、済ませておける用事なら速攻終わらせるという方法もあります。
歯医者は予約が必要なのでその日まで待たなければなりませんから、このようなものならキャンセル。そうではなくて、役所での手続きなど今すぐ行動できて自分の都合で終わらせるものはすぐに済ませてしまった方が良いです。特に期限付きのものだと「〇日までに行かなきゃ」と、それまでにある程度心の傷を回復しなければならない暗黙のプレッシャーに耐えなくてはなりません。このような用事は速攻済ませて、やらなくてはならないことを減らしましょう。

⇒⇒　やりたいことをするのも心の回復方法
身体が傷ついたら安静にするなどして回復を目指しますが、心の傷は人によって治し方が異なるのが特徴です。ゆっくりしたい場合にはその要求に素直に従うのも正解、やりたいなと思うことがあればそれをするのも正解です。

したいことをして楽しんでいる自分に罪悪感を抱くこともあるでしょうけれど、心の傷の治し方がそれなのですから、変にそのような感情を抱く必要はありません。今は「回復期間」であり、失恋で受けた傷の「治療中」なのです。もしこのことを意識いていても罪悪感を抱くようなら、この方法はあなたに合っていないのかもしれません。この時点で忙しく過ごす方法へシフトしてみましょう。

比較的罪悪感なく過ごせるようなら、したいことをして心の回復に努めましょう。その治療方法は人によってさまざまです。たとえば、

・好きなゲームをして気分を上げる
・人の家のペットのyoutubeを見て癒される
・休日はとことん寝て何も思い出さない状態を作る
・アニメやドラマを一気見してその世界観に浸る

このような方法があります。

確かに失恋していることを知らない人から見ればただ遊んでいるだけに見えるかもしれませんよね。しかし、好きなことをするということは沈んでいる気持ちを少しでも上げられる方法です。それは最初のうちは一時だけかもしれませんが、ゆっくりのんびり、自分のペースで過ごすことで徐々に心は回復へ向かいます。ずっと沈んでいることの方がよっぽど難しいからです。この際ですから、普段できなかったことを思う存分やってみてはいかがですか？

⇒⇒　失恋は立派な心の病と心得よう
失恋をして傷ついても、

「失恋ごときでこんなに凹むなんて自分はなんてダメなんだ⋯⋯」

と自分自身を卑下してしまう人がいます。
そう思うのも無理はないのですが、しかし失恋は立派な心の病です。

「失恋ごとき」と思ってしまうのは、失恋を誰もが経験しているもので、誰もが乗り越えたものだと思っているからです。もちろん1度も失恋したことがない人だっていますが、確かに多くの人が経験していることであるのは間違いないでしょう。街を歩けば笑顔の下に失恋の傷を負っている人がたくさんいるのです。

だからこそ、周りが克服できているのになぜ自分だけこんなにも沈んでしまうのかと卑下したくなってしまうのです。

ただ、一言で失恋といってもその傷の深さというのはその人にしかわかりません。あまりにショックを受けてカウンセラーにお世話になる人もいれば、1週間も経てば平気になる人もいます。ここは、あまり他人と自分を比較しない方が賢明でしょう。

他人との比較は色々なところで人がやってしまいがちなことですが、失恋に関しても同じように他人の様子が気になってしまうものです。ただ、自分と全く同じ感じ方をしている人が同じタイミングで都合よくいるとは限りません。他人と比べず自分を卑下せず、「今は心の病にかかっているのだ」「心が風邪をひいているのだ」と理解することがポイントです。

どのようにして心に栄養を与えるか、それはゆっくりとして、やりたいことをすることでしょう。失恋したらどうせパフォーマンスも落ちるだろうと、自分は傷ついていると理解して仕事にのぞむ人もいます。このような考え方だと失恋から立ち直るのも早いので真似してみましょう。「失恋したら自分を甘やかす」これが回復への近道です。

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⑨ペットを飼ってみる

失恋したときの悲しみや寂しさを埋める方法として最速だと言われている奥の手の1つが「ペットを飼うこと」です。理由の多くは「自分を必要としてくれるから」で、失恋相手が自分を必要としなくなった分を補えるとのこと。ここでは、失恋から立ち直るのに最速かもしれないと言われるペットとの暮らしについて見ていきます。

⇒　心の隙間を埋める最強の相手
ペットの良さというのは、人語を理解しないと結論づける人もいます。口喧嘩にはならないし、どんな人であろうと優しく接していれば懐いてくれます。もちろんどんな動物かによっても懐き具合は異なりますが、心の隙間をすぐに埋めてくれる最強・最速の相手かもしれません。

⇒⇒　飼う前に必ず注意すべきこと
失恋から立ち直るのに良いといわれるペットですが、しかし飼う前には当然ながらしっかりと最後まで面倒を見る覚悟が必要です。特に長生きするペットや大きな場所を必要とするペット、お世話に時間がかかるペットは要注意です。

確かに動物と触れ合っていると好きな人ほど癒されます。ですが、それはまだお世話をしていないからではないでしょうか。一時だけの幸せではないでしょうか。これを意識的に感じながら接してみてください。

以前に同じ動物を飼っていたという場合や、お世話を最後までした経験があるという人であれば一緒に暮らすイメージも沸きやすく、失恋したばかりのときでもそれができるかどうかがわかるかもしれません。

しかし、気を付けなければいけないのは以下のパターンです。

・そのペットを初めて飼う場合
・一人暮らしの場合
・手間のかかる動物の場合

初めてのペットである場合には、想像はついても最後まで自分が面倒を見られるか把握できない場合があります。失恋の傷を癒すためだけに一時来てもらうだけではないのです。もし面倒を見るのであれば、飼育方法について徹底的に調べ、これから忙しい時期になってもお世話が可能であることを確かめましょう。

また、一人暮らしの場合も注意です。一人暮らしだからこそ失恋直後は寂しいと思うかもしれません。しかし、ペットを飼うとなるとその心の傷を癒してくれる代わりに、自分が病気などで倒れたときにそのペットの面倒を見てくれる人が必要になります。家族や同居人がいる場合なら多少安心ですが、そうでない一人暮らしの場合はそのことも考えないとペットが可愛そうです。

お世話が大変なペットを飼う場合にも、それをずっと継続できるのかを熟考する必要があります。将来のことは誰にもわからないとはいえ、途中でお世話を投げ出して施設に預ける結果となることだけは避けましょう。もしそうなったら、失恋から早く立ち直りたいという自分のわがままのためにペットを振り回してしまった、という罪悪感がずっと離れないでしょう。これは自分のためにも良くありません。

⇒⇒　SNSを活用してペット仲間を作ろう
ペットを飼ったらそれだけで癒される毎日が期待できますが、失恋の傷を埋めるためにはペット経由で人とのコミュニケーションを増やすことが有効です。直接人と会いたくない場合にはSNSが効果的で、ペットの写真を投稿したり、コメントを見たりして心を落ち着かせることができます。

動物系のアカウントは、TwitterでもInstagramでも心無いコメントを書く人が少ないことが特徴です。失恋で心が傷ついているときにそのようなコメントを読んでしまっては傷が悪化してしまうばかりですが、それを回避できるペット用アカウントなら安心です。

同じようにペットを飼っている飼い主さんたちをフォローしていけば仲間も増え、家に居ながらにして楽しい時間を過ごせます。また、飼い方などで質問があれば聞くこともできますし、投稿を見て「こんな飼い方もあるのか！」と学ぶこともできます。

ペットを飼えばその子のことで頭がいっぱいになるでしょうから、これは失恋相手のことを思い出さないようにするのに最適でしょう。お世話に必要な道具をそろえて、喜ぶごはんを考えて…、きっと心が上を向くのも早いはずです。

少し気を付けたい点としては、ペット用アカウントを作ってSNSをするなら、適切な飼い方をしていないと他の人から飼い方についての注意が入るかもしれないという点です。相手は良かれと思ってコメントしてくれている場合もありますが、それでも心はすさんでしまう要因になるのできちんと飼っていないと指摘が苦しく感じるでしょう。

日本のように庭が狭い国だと、たとえば犬を飼っている場合に広々としたところで遊ばせてあげられません。このような文化の違いや、飼育書の違いによって海外から指摘を受けることも。日本人のみを対象とするなら、ハッシュタグに英語は使わないようにすることがおすすめです。

⇒⇒　どんなペットがおすすめ？
お世話が簡単なペットで、かつそのぬくもりが感じられるペットは少ないです。失恋の傷を癒してくれそうで、自分ひとりでも最後までお世話できるペットの候補を以下に挙げておきましょう。

・熱帯魚
・カメ
・トカゲ
・ハムスター
・ハリネズミ
・猫

一人暮らしで体調を崩しても比較的お世話が簡単なペットをピックアップしてみました。基本的には小動物がメインですね。

熱帯魚などの魚類のおすすめポイントは、自然に生息しているとは思えない鮮やかな色が心を豊かにしてくれる点です。今は品種改良などでメダカでも色鮮やかな種類がたくさんあり、飼うなら迷ってしまうところです。眺めるだけで癒されますし、水槽の中に入れるものもたくさん売っているため竜宮城のように飾り付けることもできます。見た目で心を癒してくれるタイプですね。

カメやトカゲといったタイプはお世話の負担が少ないので一人暮らしの人におすすめです。好きな人は愛好家として写真を撮るのも上手ですし、こだわれば優雅な環境で過ごさせてあげることもできます。場所を取らないため狭いワンルームであっても問題なくお世話できるでしょう。

ハムスターも場所を取らずにお世話ができるペットです。失恋してしまったとき、もふもふとした肌ざわりを感じられるのは魅力的ではないでしょうか。ただ、あまり人に触られることを得意としない動物なのでひたすら見て癒される方法をおすすめします。毎日のごはんのときに手に乗せるくらいなら大丈夫と書いてある飼育書もあります。毎日ごはんと水を変えるだけで基本のお世話はOKですが、温度と湿度管理は絶対必要です。

ハリネズミもハムスターと似ている動物ですが、今はかなりブームが来ているようですね。ツンデレで、ツンが9割、デレが1割というなかなかシビアなペットですが、だからこそその貴重なデレを見られたときがたまらないのだとか。こちらも一人暮らしで飼えますし、1人の寂しさを補ってくれる相手となるでしょう。

猫をピックアップしたのは、犬と違って散歩をする必要がないからです。失恋をきっかけに飼い始めるならできるだけお世話の負担がないペットが良いでしょう。また、ぬくもりを感じられるペットなので心の傷を癒すアニマルセラピーとしておすすめです。お世話は小動物に比べて大変となりますし、部屋が散らかる可能性もあるので十分に考えた上で飼いましょうね。

失恋後にペットに癒されたという人はたくさんいます。人じゃないからこそ良いという意見が多数を占めているため、しばらく人との深いかかわりを避けたいと考えている人にはおすすめしたい方法です。ただ、飼うための覚悟が必要であることを考えると、そこは気軽に行動に起こせないのでデメリットにもなりますね。

⑩胸の内を文章化する

友達などに失恋したことや自分の思いを吐き出せない場合には、胸の内を文章化することをおすすめします。これはデトックス効果があり、失恋から早く立ち直るのに効果を発揮してくれます。学術的にも有効と認められているので、失恋以外で凹んだときなどにも試してみると良いでしょう。

⇒　「執筆療法」という立派な名前がある
このように傷ついたこと、嫌なことなどを文章化してノートなどに書く行為は「執筆療法」と呼ばれています。心の傷の回復に効果があることが証明されているので、一度騙されたと思ってやってみるのも良いのではないでしょうか。気持ちの整理にもなるので以下のコツを意識しながらやってみましょう。

⇒⇒　週3回30分と決めて書きなぐる
この執筆療法は、週に何回、何分間やると自分で決めて取り組むことをおすすめします。その方が、失恋相手のことを考える時間を制限できるからです。毎日だと少し考える時間が多いので、最初は週3～4回くらいから始め、次の週は週2～3回と徐々に回数を減らしてみましょう。

ノートに書く内容は特に決まっていません。そのときに思ったことをつぶやけるTwitterのように自由に書いてみましょう。SNSなら世界中の人に見られていますが、ノートなら誰にも見られないので汚い言葉を使っても大丈夫です。きれいな字で書く必要もありませんし、なんなら書きなぐってストレス発散してみてください。

人は良い感情より負の感情の方を長く気にしてしまうという厄介な性質を持っています。皆さんもそのような経験が思い当たるのではないでしょうか。1日のうちに同レベルの良いことと悪いことがあった場合、悪い出来事の方を濃く思い出してしまうのではないでしょうか。気にしてしまうのは仕方のないことなので、それをデトックスさせるためにもこの執筆療法で治療しましょう。

パソコン等で文字を打つのもしないよりは良いのですが、より効果を高めるなら実際にペンで書いた方が良いですよ。

⇒⇒　相手の悪いところを書き出してみる
失恋をして凹むということは、それだけ今でも相手のことを思っているということであり、嫌な記憶ではない可能性が非常に高いです。しかし、その気持ちを長い間持ち続けてしまうと記憶は美化され、現実に戻りたくない気持ちが強まってしまいます。これでは立ち直りに時間がかかってしまうので、執筆療法では相手の悪いところを集中的に書き出してみましょう。

これによって、過去の恋愛における美化された記憶を客観的に見ることができるようになります。そうすれば、失恋相手との美しい記憶にずっと浸っていたい、現実を見たくないという気持ちが和らいでいき、相手のことを思い出しても大丈夫という状態にまで回復します。

失恋をふっきるには別れた方が正解だったと思わせる工程が必要です。
その1つがこの執筆療法で、あえて相手の悪い部分のみに焦点を当てるような書き方をします。そのときには、書きながら感じた感情を書きなぐってみても構いません。

感情というのは動物でも持つものですが、人間と違って言葉を持たないためそれを表現する方法が限られています。しかし、人間は感情に名前が付けられていることを知っているため、それを書き出せることも知っています。

ストレス発散が難しいと感じたときには、誰にも迷惑をかけずにできるこの執筆療法を試してみましょう。誰かを愚痴に付き合わせる必要も、大声で叫んで近隣住民に怒られる心配もありません。それ以外の方法で感情を表に出せる画期的方法です。

失恋後に執筆療法を試してみたという人は、「予想以上にスッキリした」と語ってくれました。感情という抽象的なものを、ハッキリとした形である文字に落とし込んだことによって心の整理がついたと説明をしてくれました。悪いことがあったらこのように吐き出せる専用のノートを作っておくと人生が多少は楽になるかもしれませんね。

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⑪SNSから遠ざかる

あんなに好きだったのに、あんなに仲が良かったのに、と未練を引きずってしまう失恋の場合、密に連絡を取っていたものが急になくなると一気に寂しく感じてしまうものです。しかし、それは乗り越えなければならないものでもあります。そのためには、SNSを封じることもときには有効です。

⇒　失恋相手との共通の友人がいる場合のSNSは要注意
失恋相手と自分の共通の知人がいる場合、その知人と親交がある場合にはSNSからしばらく遠ざかった方が無難でしょう。その人を通じて失恋相手の情報が入ってきてしまうからです。

⇒⇒　不意打ちをくらって自爆することがある
SNSは連絡を取り合ったり知り合いの近況を知るには大変便利なツールですが、失恋相手の周りの人間とも付き合いがあるのであれば気を付けてください。失恋相手自体の存在は自分から隠したつもりでも、共通の知人からその人の名前や近況が入り込んでくることがあります。

これは、自分なりに防御をしたつもりでもその穴を通ってくる不意打ちで、立ち直りかけているときに見てしまうと沈んだ感情が巻き戻ってくることがあります。覚悟していてから見るものと、不意打ちで見てしまうものとは同じ内容でもかなりの差があります。たとえ文章では失恋相手を封じられても、友達の写真の中に入り込んでいるかもしれません。「ああ、この人と旅行に行ったんだな」など物思いにふけってしまうと立ち直りから遠ざかってしまいますよ。

それを回避するためには、みんなが使えるタイムラインを見ないようにすることが重要です。他の情報は別でほしいという場合には、別のアカウントを作ったり、友達と連絡をとるのは個別のLINEのみとしておくと無難でしょう。

⇒⇒　SNSに投稿したくなったらどうすればいいのか
中には、SNSを自分の近況を伝えるために使いたいとか、誰かと共感したいことがあるからつい書き込みたくなってしまうという人もいるでしょう。そんなときにSNSを封じられるとストレスになってしまいます。ならば、このようなときには別のアプリを使って気持ちを吐露してみましょう。

おすすめしたいのは「ilka」というアプリです。このアプリはTwitterのように今思ったことを気軽につぶやける仕様なのですが、決定的に違うのはアカウントがないことです。つまり、タイムラインを見ても誰が書いたか全くわからないようになっています。もちろん自分が書いたことも、誰かに特定されることはありません。
失恋相手やその周りの人達に気を遣って書く内容を選んだり、無駄に良い子ぶらなくても良いということです。

このようにアカウントがないと一見言いたい放題の無法地帯にならないのかと思われがちですが、このアプリの利用者は民度が高いのか特定の名前を出すような投稿は少ないです。また、投稿についてコメントは一切できないようになっているので喧嘩をすることができません。だから誰もが安心して心穏やかに投稿できるのです。

ただ今あったことや愚痴を書きたいだけだったら日記を書けばいいだけの話ですが、ilkaでは「共感」と「応援」というボタンがあり、この数でどこかの誰かが見てくれたんだなと思えます。これが承認欲求を満たすので、SNSから急に離れられる自信がないという人にもおすすめできるのです。コメントはつきませんが、だからこそ批判を気にせず愚痴だけを言えます。

ilkaとTwitterの違いをまとめると、

・「いいね」のかわりに「共感」と「応援」がある
・コメントやリツイートはできない
・アカウントがない

この3点になります。

もし誰かに失恋のことを吐き出したいと思ったり、誰の目も気にせず投稿して良い評価だけをもらいたいと思ったらilkaをうまく活用してみてください。「繋がらないSNS」なので傷つけられることなく気軽に利用できます。

失恋後も通常通りSNSをしていた人の中には、「最初は大丈夫と思っていたけれど結局途中でつらくなって辞めてしまった」という人もいます。アカウントは一度消去すると今までのやりとりやフォロワーさんなども消えてしまうため、消さずに置いておくという冷静な判断ができれば良かったでしょうね。
SNSからいきなり離れるのが無理そうであれな、違うアプリを使うなどして対処してみましょう。

⑫旅をして新しい景色を見てみる

失恋したら一人旅！これも定番と言えば定番の立ち直り方でしょう。
定番となったからにはそれなりの効果があるという証拠ですし、休日を利用してどこか行ったことのない場所へ出かけてみてはいかがでしょうか。何かを得ることを目的に期待をするのではなく、気の向くままにあちらこちら回る旅にしてみるのも良い回復方法です。

⇒　非日常の刺激が脳を占拠する
皆さんは、暇で刺激が欲しいと思ったときに何をしますか？映画などの世界に入り込める人であれば家でも非日常を味わえるでしょうけれど、そうでないなら一度旅行してみようかなと思ったこともあるのでは。ネット上で起こったこと、受け身で経験したことと比べて、リアルで体験したこと、能動的に経験したことは脳を刺激で満たしてくれます。

⇒⇒　行ったことのない場所へ出かけよう
傷心旅行へ行くなら、是非ともまだ一度も行ったことがない場所へ出かけることをおすすめします。見たことがない場所は脳への刺激が大きくなり、それだけで気分を上げてくれるものです。

違ったものを見れば見るほど刺激的ですが、休日に海外へ行けるほどの時間的かつ金銭的余裕がない場合には無理をすることはありません。身近でもまだ見ぬ世界はあるはずです。

近所で新しくできたカフェで本を読んでみたり、子どものころに行ったっきりであまり覚えていない水族館で一息ついたり、普段は興味がなくて行かない科学博物館へ行ってみたり⋯⋯。

1人でも行けるところはたくさんあるので、今まで自分が行かなかったところに着目して休日の予定を立ててみましょう。

もちろん、海外に行けるなら少し豪華な旅にしてみても良いですね。文化の違いがあればそれだけ刺激がありますし、せっかく来たのだから楽しまなければ損と思わせてくれます。海外旅行に行ったのにずっとホテルにいたなんて人はそういませんよね。自然と身体が動くようになるので失恋後の傷を癒すためにはぴったりです。

「ただ出かけるだけでは重い腰が動かない」という場合には、スマホでも良いのでインスタ映えする写真をたくさん撮ってくることを仮の目的と定めて自分を動かしてみましょう。あとは気の向くままに満足できるまで楽しみます。

⇒⇒　雄大な景色や自然は自分の悩みがちっぽけに見える
旅行先として失恋の傷を最速で癒してくれそうなスポットを探すなら、雄大な景色や自然が見られる場所をおすすめします。遠出になるケースもあるでしょうが、このような景色は自分の悩みがいかにちっぽけかを思い知らせてくれます。

よく、宇宙のことを考えるとそのように自分の悩みなんてちっぽけだと感じられるといいます。けれど、失恋後に頻繁に宇宙のことを考えていることは難しいですし、実際に行くことも非現実的です。となれば、自然に身をゆだねることが現実的な方法になります。

地平線を見たことはありますか？
一面が麦畑の光景は？
360度が草原で、牛や羊がのびのびと解き放たれている場所はどこにあるか知っていますか？

日本にも雄大な景色はありますが、土地が狭いためより効果的な場所を探すなら、海外に目を向けてみるのもおすすめです。特に日本では動物は動物園で見るものというイメージが強いですが、海外では放し飼いが基本で動物愛護団体の動きも活発です。自然の中で野生動物が暮らしている光景を一目見れば最高の心のデトックスになるでしょう。

傷心旅行に行ったという人は、女性は友達と一緒に出かけるという選択肢も多く、男性は1人で出かけたという意見が多かったです。どちらでも楽しめるので、自分の性格に合った方を選ぶべきですね。
誰かがいてくれた方が寂しくならないと思う人もいますし、1人の方が自分の問題を解決するのに良いと考える人もいるでしょう。身近な自然では海や川、山があるので、レジャーやトレッキングを存分に楽しめることでしょう。

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⑬過去にあった人生最大の苦しみと比べてみる

今の失恋が過去最悪の出来事であればこの方法は無効になってしまいますが、それよりも苦しい、悲しい、寂しい、痛い、そんな思いを経験している人にとっては、多少の慰めになるかもしれません。今の失恋から立ち直る方法、それは過去に体験した今よりつらい思い出と比べることです。

⇒　「あのときよりはマシ」と思うことにする
失恋からの立ち直り方としてはネガティブな方ですが、過去の苦しい体験より今の方がマシと思うことは、無理にポジティブに考えられない時期の人にはおすすめです。もともとそんなにポジティブではない人に対して、ポジティブでいるように持って行く方法は効果が薄い傾向にあります。性格に応じて良い成果を発揮してくれるので参考にしてみてください。

⇒⇒　どのように苦悩を乗り越えたかを思い出す
どんなつらい体験を過去にしてきていたとしても、それ以降つらさに慣れるということはありません。悲しいことがあれば悲しいし、寂しいと思わないように努力しても寂しいのです。

ですが、できるだけ早く立ち直りたいなら、過去に体験した苦悩からどのように立ち直ったかを思い出してみましょう。あのときよりはマシだと考えることに加え、当時の解決方法を思い出すことによって今すべきことがわかるかもしれません。

あなたは過去につらいことがあったとき、どのような行動をとりましたか？それを思い出して今につなげてみましょう。同じようにすれば立ち直るきっかけになります。

上記で書いてきたように、思い切り泣いた人もいるでしょうし、とにかく忙しくして忘れようとしたのかもしれませんね。何もやる気がわかず、必要最低限のことしかしていなかった場合もあるでしょう。

これらは積極的には思い出したくはないかもしれませんが、人は苦しい体験をしたとき、それだけで終わることはありません。何かを学んで立ち上がるのです。
タダでは起きないということですね。

そのつらかったときにしていたことは、きっとあなたに向いている回復方法です。早速実践してみましょう。

今になってそのときを思い返して見れば、「時が解決してくれた」と感じるかもしれません。だから失恋したときに相談に乗ってもらった場合、相手がよくこのような言葉をいうのです。実際それが事実でもありますから。

ただ、それでは回復方法として具体性に欠けます。それを思い出そうとしても思い出せない場合、もやもやとして具体的に何かした記憶がない場合には、やる気が起きず日々すべきことを最低限こなしていただけである可能性が高いです。

「仕事には行っていたけれど、家に帰ったらボーっとしていた」
「スマホをいじって現実逃避していた」
「寝る時間を早めて考えないようにした」

そんな生活を送る人も少なくありません。

でしたら、いつも通りの生活を送って時間が解決してくれたと思うのも無理はありませんよね。しかし、この場合は仕事に行って人と接触することで気分転換ができていたとか、心ゆくまでゆっくりしたという方法が隠れています。
このことに気付ければ、失恋の傷を癒すヒントになるでしょう。

⇒⇒　苦悩から学ぶこともあると開き直る
過去の苦しみもそうですし今の失恋もそうですが、その苦しみから学ぶこともあると考えることによって開き直る方法もあります。

苦しみなんて誰も感じたくないでしょうし、できれば避けて通りたいところです。しかし、生きている限り、考え方や感じ方は違えど人は何らかの形で傷ついてしまうものです。そしてその度に起き上がり、また生きていきます。

その際、人間は学びを得ます。失恋したばかりではまだそこまで考えられないでしょうけれど、感情の波が落ち着いてきたら、何を学べたかを整理してみることをおすすめします。

失恋の場合ならたとえば、

・今まで見えなかった自分の欠点が見えた
・パートナーにしてはいけない言動がわかった
・今後の恋人選びに役立つ情報が得られた

このようなことがわかるのではないでしょうか。

自分の欠点は自分で見づらいものですが、だからといって他人が指摘しにくいものなので、とても気付きにくい厄介なものです。しかし、失恋をしたことによってそれが見えてきたのではないでしょうか。失恋の傷は、一般的には振られた方が大きいもの。であれば、なぜ振られたのかを理解したときに自分の欠点がわかるはずです。

しっかりと言葉にして相手に嫌だと言われた経験があればそれが欠点かもしれませんし、言葉では言っていなかったとしたら、今までを振り返って喧嘩したときなどを思い返してみましょう。「相手が悪かったこともあれば、自分が悪かったところもある」と客観的に見ることができればOKです。

同じ言動でも人によって歓迎されるものと毛嫌いされるものが分かれます。
だから一概に何をしてはいけないのかとハッキリ結論づけることはできないのですが、「整理するならあくまで今回の失恋ではこうだった」と理解することが大切です。
それを次へ応用していく糧にします。

もし今回の失恋で、自分の欠点や相手にすべきでなかった言動がわかったなら、それを改善することは難しくありません。欠点を治すためにはどうすれば良いのか、最終目標はどこになるのか、これらの情報を整理して自分磨きをすることもできます。これは苦しみから得た大いなる副産物と考えましょう。

今の失恋を過去のつらい経験と比べて乗り越えたという人は、「失恋がつらくなかったと言えば嘘になるけれど、あの更につらい時期に戻るよりはマシと考えたら思ったよりも楽になった」と口を揃えて言います。ダメージを減らすことに成功し、失恋なんて大したことない、そう思えたのだとか。このように回復できる人は、比較的感情的にならず、冷静である人物であることが多いですね。

⑭失恋相手との思い出の品をすべて捨てる

失恋して参っているとき、失恋相手からもらったものがそばにあると、その度に相手のことを思い出してつらくなることでしょう。これは無理にしなくても良いのですが、もしその方が良いと思えたなら、思い切って失恋相手との思い出の品をすべて捨ててしまいましょう。未練をすっぱり断ち切る行為の1つです。

⇒　ものを捨てるのは吹っ切れるための具体的行動
失恋相手との思い出は美化されることもあるので、もらったものはそのまま置いておきたいと感じる人もいます。けれど、それによって立ち直りが遅くなってしまうこともあるので、最速で立ち直りたいのであれば早めにもらったものは捨てましょう。これは具体的かつ今すぐにできる行動であることから、気持ちの整理がつきやすいというメリットがあります。

⇒⇒　ものに宿る気持ちに固執する前に捨てる
失恋相手からもらったもののうち、相手の気持ちがこもったものほど捨てにくくなります。誕生日や付き合って1年などの記念日にもらったものは良い思い出でしょう。特に指輪やネックレスなど、いつも身につけていられるものには自分の気持ちもこもります。これらはもらったものの中でも捨てにくいものとですが、次へと進む覚悟ができたなら捨てた方が良いでしょう。

「捨てたあとに後悔するかも」と思っていると、その時点で未練があることがわかります。思い切りをつけて心の整理をすべきです。ただ、この段階はあまり早すぎると傷を深めてしまうことにもなるので注意が必要です。もし実行にうつすのであれば、早く立ち直りたいと思っても、捨てる決心をつけられるようになってからにしましょう。

人にもよりますが、捨てる捨てないを迷っている期間が長ければ長いほど、ものに宿る気持ちに固執してしまいます。きっぱりと未練を捨てた上で、もらったものを家の中に置いておくことができれば問題ないのですが、過去にすがって生きるようになってしまうと手遅れです。もし捨てたいという思いがあるのなら、1ヶ月以内に実行してください。

⇒⇒　スマホ内の写真はどうする？
もらいものの処理を決めたなら、次はスマホ内の失恋相手との写真をどうするか決めましょう。これは潔く消去する方法もありますが、データだけ他の場所へ写してスマホには残らないようにする方法もあります。

失恋で傷ついているということは、少なくともその恋愛がすべてつらいものであったとは考えにくいですよね。好きだったから、一緒にいて楽しかったからつらいのです。その良い思い出を全部抹殺することに抵抗があるなら、データの移動をおすすめします。

方法は色々ありますが、一番大事なのはスマホから失恋相手との写真を見られないようにすることです。以下の方法を参考にしてみてください。

・スマホ内の写真をパソコンやUSBメモリに移動させる
・クラウド上には残しておいて、スマホアプリからは消去する

パソコンがあるなら、そこに移動させる方法を実行できます。パソコンをよく利用するという場合には、うっかり見てしまわないようにそこにも残しておかず、USBメモリなど更に別のものに移動させると良いでしょう。

スマホにはmicroSDカードを入れられるので、そこに写真のデータを移動させ、microSDカードを抜いてパソコンに入れる方法があります。そして、USBメモリにはパソコン経由で渡します。

もしmicroSDカードがないならアプリを使って写真データを移動させることもできます。たとえば、「Send Anywhere」というアプリが無料で使えて便利です。

クラウド上には残しておき、スマホ内の写真はすべて消去する方法もあります。
グーグルには写真やダウンロードした資料などを保存して置く場所があり、スマホの方で削除してもそちらにはまだ残っています。知らない間にその機能を使っている人もいるので、「うっかり必要な写真まで消してしまった」なんてときにも役立ちます。

これらの方法であれば、スマホの見えるところからは失恋相手との思い出の写真が見えないようになり、しかも完全には消去していない状態になります。「楽しかった思い出をきちんと見られるようになるまで目のつかないところに置いておきたい」、そんなときにはぜひ実行してください。データを削除してしまって二度と戻らないことを恐れるなら、こちらの方法を先に試してみた方が無難です。

⇒⇒　SNSに挙げた写真について
思い出の写真はスマホ内から削除したとしても、一度SNSに投稿してしまった失恋相手との写真は自分で操作しなければ削除されません。

しかし、ここで注意したいのは削除したことが周りにバレる可能性を考えなくてはならないことです。これを知った周りは「この2人は別れたんだ」と悟るでしょう。それで良いなら構いませんが、それによって連絡が入ったり、そもそも別れたことを知られるのが嫌だと感じるならあえて消さずにいる方法もあります。

この方法をとった場合、違う投稿を新規でして失恋相手との写真をどんどん過去へ追いやっていくと皆の記憶も薄れていくことでしょう。うっかり思い出に触れてしまうのが怖いのであれば、SNSを開くのは少し待ちましょう。失恋相手だけでなく、自分のアカウントをフォローしている周りの反応を意識する必要があるので、少々気を遣う面倒なケースでもあります。

失恋相手との思い出の品は、捨ててしまう派と持っておく派に二分されます。
よって、どちらが正しいとハッキリ断言できることではありません。正解を聞くのであればそれは自分の心。捨ててスッキリさせるのか、良い思い出はしまっておくのか、心に聞いて気持ちを整理させてみましょう。

⑮ヒトカラで思い切り叫ぶ

先ほど胸の内を文章化する方法を紹介しましたが、気持ちを吐き出すならもっと派手にやらないと気が済まない人もいるでしょう。その場合には「ヒトカラ（ひとりカラオケ）」がおすすめです。大人になると、子どものように泣き叫びたいときに自由に声を上げることができません。それに対してストレスを感じてしまうなら、ノートに文字を書くのではなく、思う存分失恋の傷をカラオケで癒しましょう。

⇒　ヒトカラ専用のカラオケボックスを利用するのもアリ
カラオケボックスは大人数でも入れるようになっているところが多いですが、「ヒトカラプラン」があるお店では、2時間600円などでサービスを提供していたりします。1人だけが入れる空間を作り、ヒトカラ専用のカラオケ店も出てきました。これらを利用して失恋ソングなどをバリバリ歌うと良い発散になりますよ。

⇒⇒　大声を出して踊って失恋を忘れる
たとえ良い恋愛だったとしても、もう復縁はできない、未練をきっぱり断ち切りたいと思うのであればヒトカラで誰の目も気にせず思い切り大声を上げましょう。泣き叫びになっても構いませんよ。思いのたけを歌に乗せて吐き出すのです。

周りの部屋のことが気になるなら、あえてマイクの音量を下げるか、マイクを使わずに歌ってみましょう。歌を上手く歌うことが目的ではなく、楽しみに来たわけでもなく、失恋で受けた傷を癒すために来ているのです。大声を出すことができない環境にある大人にとって、ヒトカラはその少ない機会を埋めてくれるお手軽な場所です。

注意点としては、飲み物や食べ物などを頼まないようにすることです。1人でめちゃくちゃに歌っているときに、店員さんに部屋に入ってこられたらさぞかし気まずいことでしょう。飲み物の持ち込みがOKか調べてから向かうことをおすすめします。ボックスの外では自販機などがあるのでそこで一息つくのも良いですが、一度思いを吐き出したら止まらなくなり、涙が出てくることも想定するとあまり部屋の出入りを増やすべきではないでしょう。

ヒトカラを利用して失恋からの立ち直りをはかった人の意見では、「普段禁止されている大声で叫ぶことを実行できるのはスッキリする」「子どものころに戻った気分だ」などの声があります。普段からストレス発散として利用している人も、このときばかりは失恋ソングばかりを歌いまくったとのこと。結構利用している人は多いのです。

まとめ

失恋は、立ち直るスピードがその内容や人の性格によって大きく異なります。
おすすめされている方法とは逆の方法で立ち直れたという事例もあるため、ここで紹介した中でも自分に合っているものを探してみてください。性格や考え方によって効果が半減してしまうものもあります。大切なことは自分の気持ちを整理することですね。

これからの人生でも失恋から最速で立ち直りたいなら、ここは根っこの部分である

「人からの依存を治す」

これがポイントになります。
依存傾向が少ない人ほど失恋から早く立ち直っているので、失恋を糧にするならこのポイントから見直していくことをおすすめします。そうすれば、これらの立ち直り方がより効果的に効いて、結果として早く立ち直ることができるでしょう。

失恋で傷ついている期間は、次へ進む意志を持てるまでの我慢の期間ともいえます。

その苦しい時間からあなたが少しでも早く解放されますように⋯⋯。

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