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印刷会社にいた時の話①

前回からのつづきです。

日用雑貨の会社には5年間勤めました。

これまで働いてきた会社の中で一番仕事が
続いたことになります。

そのことから、ハローワークにて
前職と同じ商品管理の仕事を中心に
探すことにします。

早速、希望する会社が見つかり応募。

印刷会社でした。

以前出版社に勤めていましたので、
全く業界については、無知というわけでは
ないのが選んだ理由です。

採用担当の専務と面接。

簿記2級を取得して、経理の経験が
あることに関心を示します。

面接内容は終始仕事の内容が中心だったので
これまでの経験から手応えを感じます。

後日、採用の連絡を受けます。

その際に
「募集は違うけど、経理の補助的な
仕事もできる?」と聞かれます。

前職の就職の際、
経理職に就くのに随分苦労したので、
思いがけない展開に拍子抜けした次第。

経理職は5年のブランクがあったので、
あえて応募をしなかった経緯があります。

なんとも皮肉なものです。

前職を辞めてから採用までに3週間と
思っていたよりスムーズに事が運びました。

転職活動にもタイミングがあり、
時期が9月であったのも大きかったです。

夏休みが明けた8月の下旬から11月の中旬までが
1年の中で最も求人が集中します。

その理由は、ボーナスを貰って辞めた人員の
補充として求人を出すからです。

ちょうど失業保険の手続きをして、
受給説明会に出席し「失業給付金認定日」を
確定した後だったので、再就職手当を貰う
ことができました。

私の仕事内容は、工務といって
印刷の進行管理がメインとなります。

営業が得意先から受注し、
印刷・製本・加工の予定から
納品・出荷までの工程管理。

印刷する際に使用する紙の発注。

それと、請負先の管理を『弥生販売』という
ソフトを使って、支払いを管理する
担当をします。

私のところは印刷会社といっても、
自社で印刷・製本をするのではなく、
全て外部に委託するシステムを採用。

工務は単に進行状況を管理する
だけではなく、全体の作業効率の
向上やコスト削減を意識しつつ
作業内容の見直しにも
取り組まなければいけません。

そのため印刷・製本の依頼をする際、
それぞれ得手不得手があることを
把握する必要があります。

例えば、帳票印刷や軽印刷物を
得意とするところは、
画像が入ったカラー印刷は
苦手といったように
各協力会社の持ち味を上手く
活用する才覚が求められます。

そのため、情報収集や状況確認も
工務の仕事の一つとなるので
最初は仕事を覚える意味から、
現場へ直接足を運んで、実際の物を見たり、
現場の意見を聞くことをしました。

また、どちらかというと版下作成がメインの
会社であることから、DTPを覚えることと
なります。

              (つづく)

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