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音で風景が見える?全盲のロッキー【シェアハウス/リバ邸の住人】

朝起きると、全盲のロッキーが小さいピアノを弾いていた

あぁ、音楽ね・・・

なるほどね・・・

と思いつつも驚きながら

俺)え、ロッキーピアノ弾けると?

ロ)弾けませんよ笑、三か月前に買いましたからね笑

俺)あ最近ったい笑、なんで買ったと?

ロ)だってピアノ弾けたらカッコいいじゃないですか!

俺)いや理由浅いんかい!!笑

ロ)でも僕は楽譜が見えないから分からないし、
探せないんですよ。それが悩みです。


そう言ったロッキーの表情は別段
悩んでるようには見えなかった。
そんなことはとうに超えているのだろう。


目が見えない時点で何か新しい事を始めるという
挑戦そのものを

【しないこと】

とかってに思っていた自分に気づかされた。


続けざまに

俺)ロッキーにとって音楽ってなんなん?

ロ)そうですね・・・風景を見せてくれるな~って、
音の組み合わせだけでも色んな想像が出来ますね。


なんちゅう素敵な事を言うんだこいつはああああ!!!


と思ったが

この言葉の本質には

目が見えてないから出来ること

目が見えてるから出来ないこと

が実はあり、

どちらも、どっちもどっちなんだ

という真実めいたものがあるように感じられた。


目の見えない彼にとって音には色がある。
だから音色なんだね。

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