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ピーるか、ピーらないか、それが問題だ。

先日、果実酒を漬けようと「いい果物がないかな~」と
農産物直売所に行ってみたところ、夏みかんが販売されおりました。
(夏みかんは春が旬だって、店主はこのとき初めて知りました)

いそいそと買ってきたみかんを果実酒に。
したのはいいんですが、その副産物で皮が余るじゃないですか。
5個入りの割と大きな夏みかんを購入したので、皮もまぁまぁの量。

これを捨てずにどうにかしたいな…とレシピを検索したら
「オレンジピール」にするのがいいよ、と。

見たところ、工程自体は簡単そうなのですが
何回もゆでたり、広げてしばらく乾かしたりという作業が必要なようで
「そんなまとまった時間ある…?あと我が家にそんなスペースがある…?」とたじろいでしまい
一旦細かく切った皮を冷凍保存して、一時休戦することに。

果実酒をつくる際にこの袋が二つ分できました。ピールに使ったのは袋1個分。

数日が経ち、よしやるかぁ…!やってみっかぁ…!
という気持ちが芽生えたので、私はピーる(ピールをつくる)ことにしたのです。

①沸騰したお湯に皮を入れ、煮立ったらお湯を捨てる。を2~3回繰り返す。
私はこれ1回にしました。
冷凍の前に水にさらして捨てるを何度か行ったことと、
冷凍したので繊維も多少は柔らかくなってるのでは…と踏んだためです。

②皮と同じ量のグラニュー糖を鍋にイン。大さじ1の水を入れ弱火にかけて煮詰める
ここで第二のたじろぎポイント。
「砂糖こんなに入れるんだ…」と後の摂取カロリーを想像して膝が震えます。
「保存もきくし、一回にちょっとずつ食べれば大丈夫…!セーフ!」と
謎理論で自分をなだめます。

皮の量が多けりゃ、そりゃ砂糖も多くなる

③煮詰めた皮をザルに開け、広げてうちわなどで仰いで粗熱をとる。

ほっかほかのてっかてか

④グラニュー糖をまぶし、クッキングシートの上などに皮を並べて乾かす

また砂糖!?煮詰めた砂糖とは別にまた砂糖!?と
膝ががたがたがたがt(以下略)

ボウルに溜めたグラニュー糖に皮をインして、砂糖をまとわせ、並べる。
この作業をひたすら繰り返しました。

仕事は雑だが、並んだ姿は中々かわいいじゃないか

並べているうちに気づくわけです。「多くね?」と。
二人暮らしでこんなに食べることある?とは思いましたが
もうとりあえず並べ終えるしか、私に残された道はない。

大皿4枚分になりました。2枚目以降は綺麗に並べることすら放棄しました。

で、このまま乾かすわけですが、
この乾かす時間が〇時間~〇日まで諸説あり、
結論から言うと私は1日半ほど乾かしました。
ちょっとずつ味見して確かめればよいと思います。

というわけで完成品です。

ほとんどは保存容器に入れて、食べたい分だけ小皿に。珈琲タイムのおやつにいい!
作業中、ちょっと糖分がほしい時にいい感じです

数種類のレシピを参考にしながら、
なんとか夏みかんの皮をピーることができました。
もうピーれない私ではないのだ!それだけで無駄な達成感があります。

トライしてみて気づいた点としては、
皮の短い切れ端は、砂糖をまぶすときも扱いづらいし
完成したときもやや食べづらいので、
ピールにするのはある程度の長めの皮がいいなと思いました。
短い切れ端は料理に使ったり、
サイダーやハイボールに浮かべて風味を楽しむのが◎!

夏みかん独特のほろにが甘いピール、
これから少しずつ楽しんでいきたいと思います。
今朝ヨーグルトのトッピングにしてみましたが、それもいい感じでした!
以上、ズボラ店主のピーる体験記でした。

写真のうつわ:工房kuromiyaさんの小皿、小黒ちはるさんのゆのみ


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