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お菓子のおかしなお話

〜身の毛もよだつおかしな体験〜


わたしの体験談を元にして、個人情報保護の観点から具体的な名称を使うのを避けながら、登場人物や日時を大胆に変更して、わざと怪談風に書いています。ですので、個人を特定するような行為は無意味ですしおやめください。


これはまだわたしが小学生だった頃のお話です。
ある日、わたしは幼い妹を連れて、近所のスーパーマーケットに出かけました。両親が働きに出ていましたから、幼い妹の世話はわたしのしごとでした。
そのとき、不思議な体験をしたのです。

帰り道、わたしたちの数歩前を歩いていたおじさんが、突然立ち止まって振り返ると、手に持っていたレジ袋から素早く何かを取り出しました。それはもうナイフでも出すのではないかというスゴい迫力でしたから、わたしは咄嗟に妹を庇い後ろにさがらせました。
おじさんの手に握られていたのは、よくある普通のお菓子でした。ニヤリと笑って、おじさんはわたしと妹にお菓子をくれました。

次の日、わたしはそのお菓子を小学校に持って行って、先生に見せました。わたしが「子守りを頑張っていたから、おじさんがご褒美にお菓子をくれたのかなあ?」と言うと、先生は慌てた様子で「それはおかしいよ、おかしいよ」と何度もおっしゃいました。

よく分かりませんでしたが、気味が悪くなったので、お菓子はゴミ箱に捨てました。

本当にあったお菓子のおかしなお話は、これでおしまいです。


この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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