見出し画像

日本蕎麦はもっといろいろやれる ピーナッツバター和え蕎麦

山岳地帯、寒冷地の大切な穀物である蕎麦は何も日本だけで食されているものではなく、平壌冷麺にも使われているし、ネパールのネワリ料理にもそばがきがあるし、フランスのブルターニュ地方のガレットや、イタリア北部ロンバルディア州の蕎麦粉のパスタのピッツォッケリと、世界各地で食べられている。そのためか、蕎麦ヌードルの使い方は海外の人のレシピを見ると、「こんな味付けしていいのか」と、目から鱗が落ちることが多い。

これはわたしがニューヨーク旅行でホールフーズの惣菜をテイクアウトした時に似たようなものを見つけて、かなり感心したので自己流にしたものです。ホールフーズのやつはタヒニソースを絡めたサラダで、蕎麦の麺は普通のと茶蕎麦の二種類でクタクタで、短くチョップされて具にされていました。

アメリカはチップ制度とかほんとわけわからないし外食も高いので、スーパーで惣菜テイクアウトしてデリカテッセンで巨大ベーグルを買って終了しました。ちなみにニューヨーカーの英語は、今までに耳にした全英語で一番何言っているかよくわかりませんでした。敗北感でいっぱいです。それでもニューヨークはなんか歩いてるだけで謎のエネルギーをもらえる街でした。街が呼吸している。ものすごくいろいろな人がいてみんな何か主張してるしうるさくて臭くて野心に満ちてギラギラしてて、唯一無二の空気感。どうしてもミュージカルThe Book of Mormonが観たくて先にチケット取って、海の日に合わせて弾丸で誰にも言わず、滞在時間24時間未満で行ってきたニューヨーク(もったいねー)、いつかしっかりと時間を取って挑みたい。

<ピーナッツバター和え蕎麦の材料> 2人分

・日本蕎麦 2〜3把
・好きな青菜 1把 青梗菜、小松菜、ほうれん草、春菊など
・にんじん 1本 彩り。なくてもいい
・好きなタンパク質 好きなだけ(鶏胸肉やささみなどあっさりした肉か、厚揚げをお勧めします)
・ネギ 好きなだけ。わたしはどっさり。好きなので。
・ニンニク 1片
・その他お好みで、きのこ類、玉ねぎetc

<ソースの材料> (肝はソース。具はなんでもいい)
・無糖で無塩、ピーナッツをすり潰しただけのピーナッツバター スプーンにがっぽり3杯。日本ではなかなか売ってないけどこれは絶対に手に入れてほしい。このソースは万能なので。カルディなら売ってる。
・醤油 ピーナッツバターが3杯なら同じサイズのスプーンで6杯くらい
・酢 醤油の半分くらい
・生姜 好きなだけ

<作り方>
①材料を全て一口大にカットし(蕎麦は切らなくていい!)、鍋ひとつに蕎麦を茹でる用の湯を沸かしつつ、隣でフライパン着火。
②火の通りづらい材料から順番に、軽く塩胡椒しつつフライパンで炒める。ニンニクは焦げやすいので注意。ネギは、生のネギが大丈夫ならここで炒めるほうに含めず最後に盛りつけた後で散らしてもいいです。わたしはそのほうが好き。
③お湯はまだ沸かないと思う。ソースももうここで作ってしまう。ここではまだシャバシャバである必要なはく、味噌ぐらいの固さのペースト状で問題ないです。とにかくすべて混ぜてスタンバイしておきます
④マルチタスク得意ならともかく、蕎麦は茹だるのが早いので、お湯が沸騰する時点で具もほぼ火が通っている、ソースもほぼできている状態にしたほうが個人的には成功しやすいと思う。具に火が通っているようならもうフライパンの火も切っちゃってください。というわけで邪念なく蕎麦を茹でます
⑤ホットで供するなら若干固いかな程度で、菜箸やトングで蕎麦を湯から救出し、湯切りしなくていいのでそのまま隣のフライパンへGo。
⑥この時にフライパンに入ってくる蕎麦湯で、ペースト状のソースを伸ばす。笑 フライパン傾けて蕎麦湯が溜まってるところにペーストを落として溶かす!そして麺と具を絡めてゆきます。(別にわたしはこうやりましたというだけなので、ソースを前もってお湯などでソース状に伸ばしておいて、蕎麦のほうをちゃんと湯切りしてフライパンに移すのでももちろんなんの問題もありません。ただわたしは少しでも手を抜きたいだけなのです。)大切なことは、混ぜる時点ではフライパンは火を切っておくこと。要はパスタ作るのと同じ。
⑦蕎麦のくっつき防止と風味付けのために、好みでごま油を回しかけつつ、よくよく絡まったら皿に盛りつけて完成。

これほんとに美味しいです。蕎麦の豊かな風味にナッツ系のコクはよく合うし、蕎麦は麺の表面もザリザリしているのでソースがよく絡むと思う。

日本蕎麦は出汁入りのおつゆで食べるのももちろん美味しいですが、「ソース絡め系」のポテンシャルの高さを非常に感じるので、もっといろいろやっていいと思う。というか、くるみだれの蕎麦があるんだからナッツ系は合うに決まってた。だったら一生懸命無糖で無塩のピーナッツバター探さなくてもくるみだれでいいじゃんって言われてしまえば、、、、まぁ、その通りです。。。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?