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超音波検査士の書類サインとお礼

超音波検査士という資格があります。持っていると男性は女性に、女性は男性にもてるという資格です、、、、、、知らんけど。

もちろん、それは冗談ですが、日本超音波医学会が、この人はちゃんと超音波検査が出来ますよと言う認定をする資格です。臨床検査技師さんや診療放射線技師さんが受けることが多いようですが、看護師さんと准看護師さんも受験資格があります。

超音波検査はCTやMRIとは違って、ベッドサイドで行え、臓器の動きなども分かりますし、処置のガイドとしても使えます。

理想的な検査とは以下のようなものだと学生の時に習いました。
(1)非侵襲的(患者さんに苦痛が少ない)
(2)結果がリアルタイムで判明
(3)結果の解釈が容易
(4)キャリブレーションが不要
パルスオキシメーターは上記のすべてを満たし、理想的な検査だと習いました。超音波検査は(1)と(2)を満たします。(3)は容易とは言えませんね。(4)はボタンを押すだけで設定が可能になっている事が多いと思いますが、パルスオキシメーターのように機械がやってくれるわけではありません。
注:(1)に関しては、超音波が患者さんの身体にまったく悪さをしないわけではないのですが、ほぼ無視できます。CTやMRIも同様です。患者さんに苦痛が少ないと言うのも、超音波検査は痛いところをぐいぐい押す検査なので、特に腹痛の時の検査としては、非侵襲的かと言われると難しいです。

以上のように様々な利点があるのですが、医療の現場で十分に活かされているとは言えません。その理由の一つは、上記の「(3)の解釈が容易」と言う点を満たさない事です。エコーの画像は画像そのものも相ですし、CTやMRIと違って、自由な断面の画像が作れます。記録された写真を見てもあまり分からないことも多いです。
その為にも多くの方に超音波検査士になっていただくといいなと考えています。

この資格の試験を受けるためには、超音波専門医の指導を受ける必要があります。指導すると言っても、夜に一緒にお酒を飲んで、、、、、ではなく、ぶっちゃけると試験の申請書類にサインするだけです。しかし、この超音波専門医は日本に3000名程度しかおらず、サインをしてもらえる専門医が見つからない人がいるようです。以下に専門医の名簿がありますので、必要な場合には、専門医の先生にサインをお願いしましょう。

https://www.jsum.or.jp/capacity/fjsum/pdf/fjsumlist.pdf

私は結構前から色々な方のサインをさせていただいています。別のブログに必要ならサインしますよと言う記事を載せているので、必死に検索して見つけてくださっているのでしょう。どうやったらヒットするのか、今自分で思いつくキーワードを入れてみましたが、ヒットしませんでした。私を捜し当ててくださる方は相当な努力をしていることが今分かりました。

私は超音波指導医という資格も持っており、この資格の更新のポイントとして、超音波検査士や専門医の指導というのがあり、超音波検査士受検のための書類にサインをすると、私にもポイントが入ってwin-winなのです。

それから、受験される方の書類を見せて頂くと私も勉強になることが多いです。こんな患者さんがいたんだと言うことは色々な刺激にもなります。

なので、遠慮なく書類を送ってくださいと伝えているのですが、たまにお礼の品を送ってくださる方がおられます。ありがたいことです。以前は海上自衛隊の方が自衛隊グッズを送ってくださいました。

今年度の試験はまだまだ先なのですが、もうお礼を送ってくださった方がおられました。本当にありがたいのですが、合格してからでいいですよ、、、、、、、たぶん。

みなさんの合格を祈っています。私の夢は、今までサインさせて頂いた方と一緒にお酒を飲んでおごってもらうことです(実際はおごりますよ)。

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