紙幣と硬貨

現金紙幣は、日本銀行が発行し負債計上する貨幣です。

一方硬貨は、日本政府が、日銀を仲介して発行しています。そして硬貨は負債計上されない、純粋に資産のみの特殊な貨幣なのです。補助通貨と呼ばれることもあります。紙幣だけだと国民が細かい支払いできないから、政府が利便性を高めるために配ってあげているのです。(他の国も同じ)

紙幣と硬貨の残高は、日本銀行がマネタリーベースと呼ばれる統計で公開しています。令和3年3月末時点で、紙幣(日銀銀行券)の発行残高は約116兆円、硬貨(日銀は貨幣と呼称)の流通残高は約5兆円です。

硬貨の流通量は数兆円もありますが、紙幣の発行量に比べ4%程度、財政(例えば日本のGDPは500兆円程度)に比べたらほとんど影響しないほど少額なので、基本的に他の記事では硬貨を無視します。(所詮は補助通貨、小銭なんです)

2021年3月末時点で流通している現金の内訳

この記事は、以下の記事からの脱線です。

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