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いわきFCクラウドファンディング

いわきFC初めてのクラウドファンディングがスタートした。本稿では、これまでのいわきFCの取組みを記載するとともに、本クラウドファンディングの意義についてまとめたい。

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いわきFCが掲げるビジョン、そしてミッション

いわきFCが2016年に産声を挙げて以降、その目的はぶれない。
「人づくり」「街づくり」を柱とする「スポーツを通して社会価値を創造する」をビジョンに掲げ、「いわき市を東北一の都市にする」というミッションを達成する。そしてその先にある「日本を元気にする」という最終目的を達成する―その目的に向かって、いわきFCはぶれることなく邁進してきた。多くのクラブが「○年までにJに昇格する」という目標を掲げる中、いわきFCは愚直なまでに昇格目標を口に出さず、ビジョンに沿った施設整備や活動を展開してきた。それが、子どもたちを対象に無料で行われているISAA(いわきスポーツアスレチックアカデミー)による未来を担う人材育成事業であったり、様々なスポーツ団体や経済団体と協同で行われるイベントであったり、市からの委託を受けた健康増進事業、いわきFCクリニックによる地域医療への貢献であったりする。

多くの人を惹き付ける取組み

以前、知人の会社を訪問した際に、いわきFCの話題となった。経営する高齢(失礼)の方にいわきFCの魅力を伝えようと話をしていた時に言われたのは「サッカーは分からないけど、ビジョンの素晴らしさは分かる」という言葉だった。東日本大震災で完膚無きまでな叩き潰されたこの地域にとって、未来に向けた目標を明確にし、分かりやすく提示し、次々と達成していくいわきFCとその根幹となるビジョンの持つ強さ、分かりやすさは、どんな世代やスポーツへの関心あるなしに関わらず、人の心を揺さぶるのだ。

勿論、サッカーが好き、スポーツが好き、応援することが好きだという人たちにとっては、そんな「こ難しいこと」を抜きにして全力で楽しんでいけば良い。けれど、いわきFCというクラブが人口減少の進む地方都市の中で永続的に継続し世界に向けて羽ばたいていく為には、これまでスポーツに関心がなかった層の人々をも惹きつけ、クラブのファンになってもらい、試合会場に訪れて貰うことも重要だ。その根幹となっているのは、明確なビジョンに裏打ちされた各種取組みだと言える。

新型コロナウイルス禍にあって

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、多くの企業が存続の危機に立たされている。いずれの企業も内部留保を切り崩すなどしながら、この巨大な嵐が通り過ぎるのを耐えている状況だ。9月決算の弊社も、昨年10~12月の第一四半期は大型物件が動き、続く第2四半期を含めた上半期は順調に推移したものの、第3四半期の4~5月に急落した。元来景気に左右されやすい不動産業界、ここに「不要不急」や「減税への期待」などの要素が絡んだのだろうか、正直に書くが4月などは前年対比で約90%の減収減益だった。いわきFCについても、入場料収入の途絶、ファシリティ部門の減収は明確であり、苦しい状況にあることは容易に想像できる。他人事ではない。

いわきFC初のクラウドファンディングスタート

今回、いわきFCが初のクラウドファンディングを開始した。プロジェクトタイトルは「アフターコロナの福島を健康で元気な街に!いわきFCが展開する健康増進活動に支援を」―クラブ存続や移動費・活動費の為ではなく、地域に対する健康増進活動の為のクラウドファンディングというのが、いわきFCらしい。ビジョン、ミッションに関わるということは、存続と同等に大きな意味を持つと言える。ということで、少額ながら支援をさせていただいた。出来うるならば、この逆境を乗り越え、これまでと同等、そしてそれ以上の社会価値創造に向けた取組みに少しでも使っていただければ嬉しい。そこからいわきFCの地域における価値を見出し、ただただいわきFCのサッカーを楽しんでくれる仲間も増えていくに違いない。

クラウドファンディングの詳細は下記ページに記載があり、同ページから支援を行うことが出来る。

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