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「東大入試の国語」と「東大模試の国語」

河合の東大オープンや、駿台の東大実戦、代ゼミの東大プレや、東進の東大本番レベル模試といった冠模試を東大受験生の多くは受験する。

2020年度は、コロナの関係で超進学校以外の浪人生の受験を河合塾が制限したこともあり、東大模試の受験回数が減った受験生も多く、駿台の東大実戦を受験者総数という点で有益な指標と考える進路指導の高校教員が例年以上に多いと聞く。

だが、今も昔もであるが、東大模試の国語の採点が「ひどい」ことは有名だ。問題も往々にして「ひどい」のだが、それを上回る採点のひどさには目に余るものがある。これは東大世界史の大論述の採点にも言える。正直、東大入試における採点とはまるで違う。それはなぜか。

①東大模試では特定のキーワードの有無をベースにした加点法を採用しているのに対し、

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