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受験で勝つ思考とは?

偏差値40代の高校からいわゆる「いい大学」への大学受験を経験しました。その経験から受験で勝つ思考についてお伝えします。

結論から言うと、受験で勝つ思考とは「解ける問題を解ければ十分!難しい問題など解けなくていい!」という思考です。
よく聞く当たり前のような内容ですが、この思考は最近の大学受験の傾向からより重要性が高まっています。また受験生は解ける問題を解ければ十分であるという思考がなかなか持てません。というのも受験は他人よりも点数をとらなければならないので、みんなが解ける問題だけやっていても、他の受験生よりも点数をより多くとれるのか不安に、あるいは無理だと思ってしまうからです。しかしそれは正しい思考ではないということを説明します。それではダメなのです。勝てないのです。そんな受験生の思考を勝つ思考に変えられたら幸いです。

目次
・どうせ誰も解けない
・費用対効果が低い(効率が悪い)
・入試問題の傾向の変化
・正確に早く解くことの重要性が増大
・まとめ

※この記事では便宜上、問題が解ける人を優秀と定義しています。ご了承ください。

・どうせ誰にも解けない
難しい問題はほとんどの受験生は解けません。自分が解けないのに同じ様に勉強している周りの受験生が解けるはずがありません。周りの受験生が解けないということはその問題で差はつきません。ほとんどの人がその問題を解けていなければ実質その問題は出題されていないのと同じだからです。

・費用対効果が低い(効率が悪い)
上記で記述したように周りの受験生がほとんどとれない難しい問題は差が出ません。難しい問題は入試問題で出てくる頻度が低いです。そのため、出るかわからない問題に取り組むのは効率が悪いです。よく出る問題をちゃんと正解できるように勉強した方が効率的です。また余計な範囲勉強をしなくていいのでラクできます。

・試問題の易化
最近の入試問題は問題が易化してきています。なぜかというと大学は優秀な人が欲しいので、優秀な人とそうでない人をふるいにかけたいからです。昔は難しい問題ばかりが出されていました。優秀であれば難しい問題が解けると考えていたからです。しかし難しい問題は優秀な人でもわからないことが多く、実力よりも運の要素が大きくなってしまいます。そのため優秀な人を不合格にしてしまう可能性が高いのです。最近の入試問題は難しい問題ではなくとれる問題を出題する傾向が強いです。というの解ける問題を正確に正解できる人は実力があるからです。なので解ける問題を出題しておけば、優秀な人を不合格にしてしまうということはなくなります。そのことに気づき、最近の大学は易化しました。

・正確に早く解くことの重要性が増大
入試問題が易化したことで解ける問題だらけになった場合、どこで差をつけるのか。それは量です。最近の入試問題は易化したと同時に問題量がかなり増えました。問題量を増やすことで、いかに早く正確に処理できるかが鍵となります。そのためとける問題を正解するだけでなく、解く早さも求められる問題構成となっています。なのでより解ける問題を正確に解くことの重要性が増しています。また解ける問題を早く正確に解くための訓練もしなければなりません。そう考えると余計、難しい問題を解けるようになるために時間を割いていてはもったいないのです。

・まとめ
難しい問題を解こうとするのではなく、解ける問題を正確に素早く解いていくことを目標に日々の勉強に励みましょう。難しい問題も解こうと細かいところまで勉強するのは効率的ではありません。そのせいで解ける問題を落としてしまう方がもったいないです。しかも難しい問題など最近の傾向ではそんなに出てきませんから、なおさらやる必要はありません。量も多いので処理速度の向上も大事です。受験で合格を勝ち取るには他人よりも一点でも多く点を取れれば勝てます。周りの受験生がとれる問題を素早く正確にとっていけるよう訓練ができていれば、周りは勝手にミスしてくれるので自ずと合格します。

とは言っても「基礎徹底だけでは不安!」「基礎はもう十分だよ!」という人もいるでしょう。みんなが解ける問題は朝飯前だという人は問題数をこなしてください。アウトプットすれば自分が覚えられていない部分が見えてきます。それでも余力があるって人は難しい問題にも手を出してみてもいいと思います。

この記事を読んでいる方に、あるいはその関係者の方に少しでも役立てたならば幸いです。
今後は具体的にどの様な勉強法がいいのかなどについて記事にしていきます。よければフォローの方よろしくお願いします。

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