コミュニティの影に高専

この記事は高専OBOG Advent Calendar 2019の記事として投稿しています

1.はじめに

 苫小牧高専機械工学科卒業の福井と申します。故あって今はユーザー企業のITマネージャー(ようは情シス)をしています。自分が卒業した1987年には情報工学科というものがなく、情報処理技術者には電気・電子工学科あたりの卒業生がソフトウェアエンジニアになっていました。なぜかITの世界に足を踏み入れています。当時使っていた中心的な言語は「COBOL」。同期入社のメンバーが情報処理関係の大学の学科や専門学校を卒業していたので、学生時代まったくプログラムをやっていなかった自分は全くついてゆけず、新人にして「プロジェクトマネージャー」・・・・ようは偉い人に謝る係・・・をしていました。今思えば若干20歳ちょっとで自分よりも年上の大卒の同期・後輩をマネジメントしていたんだから、ちょっとおもしろい構図になってました。

2.コミュニティの話

そんなじじいの昔話は置いておいて、今夢中なのは「コミュニティ」です。いまのITエンジニアは会社の枠を超えてコミュニティを作り、それぞれの専門領域において勉強会を開催したりしています。勉強会のサイトCONNPASSTECKPLAY、そしてPeatixDoorkeeperなんかを見ると、毎晩毎晩いろんなコミュニティイベントがいろんな場所で開催されています。そこでは「もくもく会」と呼ばれる自習やLT大会という短い時間のプレゼンを披露する勉強会、そのほか相談会なんかもあります。こういうオープンな環境から個々人の成長や、ステップアップ(ようは転職)やイノベーションが生まれたりしています。最近はクラウドやRPAみたいな使いこなすことがそれなりに難しいIT商品も増えてきて、こういったコミュニティがマーケティングの重要な手段と位置付ける企業・・・AWSとかSalesforceとかUiPathとかソラコムなんかもたくさん増えています。また自社に呼び込みたい優秀なエンジニアを探し出す手段と位置付けて、会場を無料で貸し出したり、懇親会費用をスポンサードしたりするようなコミュニティのスポンサーを行う企業もたくさんあります。自分もこういうコミュニティが好きでクラウド系だけでなくアジャイル・スクラム、そしてRPAと様々なコミュニティに参加したり、運営のお手伝いをしたりしています。

自分が参加しているコミュニティ

Salesforceユーザーグループ(SaaSユーザー会) 
RPAコミュニティ 
GYOMU hack Guild (ITによる業務改善がテーマ)
アジャイルひよこクラブ (アジャイル・スクラム) 
アジャイル・DevOps勉強会 (アジャイル・ITマネジメント) 
TokyoAjileCommunity (アジャイル)
Gaiax Technical Meetup (エンジニア向けいろいろ)  
EXIN 有資格者の会 (ITサービスマネジメント) 
さわやか meet up (静岡のハンバーグレストランについて語る会) 
AWSユーザグループ 
JBUG (プロジェクト管理SaaSのユーザー会) 
LycheeRedmineユーザー会 (プロジェクト管理ツール) 
IotLT(IoTにくるっている人の集まり)
PRLT(広報の人の集まり)
BBMG(マーケの人の集まり)
ssmjp(IT運用系の人の集まり)
MeetALIVE (なんかIT系の集まり)
Google inevitable ja (GoogLeが開催する元AWSの人の会)


3.コミュニティに潜む高専の人

さすがエンジニアを社会に排出する高専っていうか、これらコミュニティの中には「高専の人」が意外なくらいたくさん居ます。エンジニアに占める高専卒の割合以上に居ます。50人くらいの会場で「高専出身の人!!」っていうと2~3人は手が挙がったりします。しかもけっこうコミュニティの中心近くに居たりします。Salesforceなんかでは自分が真剣に参加するきっかけになったのも高専卒の若い子でしたし、地方のグループの運営メンバーにもいたり、NPO分科会の主要メンバーだったりしています。AWSでもいつものメンバー、なかよくしてもらっているメンバーに何人かいたりします。RPAコミュニティに至ってはいつもLTをやり「おじさんず」に二人も高専卒、アジャイルにはさすがにいないと思ったら、仲よくしていた常連メンバーがサレジオ高専出身だったことが最近わかりました。びっくりです。

大事なことは、こういうコミュニティで高専の人に出会ったら、高専卒だというだけで簡単に仲良くなれるという事です。全然違う学校でも仲良くなれます。ぜひぜひ参加して高専仲間を作りましょう!!



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