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HELLO CYCLING使ってみた!

最近、うちの近所に進出してきたレンタル自転車のサービス。以前違う場所で利用したサービスとちょっと違うので、整理してみました。


1.HELLO CYCLINGとは?

無題

HELLO CYCLINGは最近一気にサービスエリアを広げているレンタル自転車のサービスです。自分の住む「世田谷のチ〇ット」と呼ばれる辺境の地域にまで無人のレンタルステーションが設置され、ちょっと気になっていたのだが、先日ランニング中に雨に降られるという事態になり、本降りになる前に早く家に帰るため利用させていただく機会があった。利用料金は15分70円ととてもリーズナブル。会員登録が非常に簡単で、支払いもカード登録のほかauのまとめて支払いサービスも選択でき、使い始める障壁もかなり低くなっています。

サービス提供エリアもかなり広がっていて、東京23区全域だけではなく、神奈川県東部、埼玉県南部、千葉県湾岸部、そして関東近隣の観光スポットにまで広がっている。基本的にレンタルステーションは無人で、借りた自転車は借りた場所以外のステーションで返却できる。理論的には日光で借りて、神奈川の自宅近くまで乗って帰ることも出来る。誰か「HELLO CYCLINGで日光から東京まで帰ってきた」的な企画をやってみてほしい。(長野の安曇野のほうが面白そうだが、隣接するステーションが少なすぎてきっと山の中でバッテリーが切れる事態になりそうなのでお勧めしません)

2.借りる方法

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借りる方法は簡単、まずは近くのステーションをスマホのアプリのマップの中から探す。ステーションのアイコンをタップするとレンタル可能な自転車の台数や明細、各自転車のバッテリーの残量も表示される。そこで自転車を選択して予約を行う。予約される猶予時間は30分、けっこう余裕がある。予約すると自転車の番号4桁の暗証番号が表示される。予約してからそのステーションまで行って、サドルの下についている小さなナンバープレートを見て予約した自転車を探す。

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ここからの操作にはもうスマホは必要がない。自転車のハンドルの真ん中に付いている端末部分の電源を入れ、ガイダンスに従うだけだ。入力が求められるのは言語の選択(日本語・英語)と暗証番号の入力だけだ。暗証番号を入力すると「ガチャン!」と音がして、スマホにレンタル開始の通知が届く。借りるまでの作業はたったこれだけ。ハンドルの左側にある電動サイクルの電源を入れ、快適なサイクリングが開始される。

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こんどは返却の方法。

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基本的に空きがあるステーションに自転車を停める。スマホを利用すると空き状況がみられるようになっているのでちょっと便利。基本的に近隣含めて完全に埋まっていることは少ないのでとにかく乗っていって空いているステーションを見つけて停める。ステーション自体はただのレーンがあるだけなので、停めて、自転車のカギを閉める。物理的な操作はこれだけだ。

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ここからの操作も簡単。借りるときに操作した中央の操作パネルの電源を入れると「レンタル中」の表示が出て、開錠もしくは返却を選択する。「通信中」の表示がされ、カギがかかっているかの自動確認が行われ、カギがかかっていれば返却完了の表示とスマホへの通知が行われる。

これだけ


3.HELLO CYCLINGの凄いとこ

エンジニアの端くれ(?)としての目で見てみると、主いろいところが多い。以前の同様な仕組みのレンタル自転車の場合は基本的に電子的な仕組みはすべてステーション側についている。だからステーションのレール部分とか、ステーションの端に操作端末が設置されているのだが、HELLO CYCLINGの場合はステーションには何にもない。よく見ると左端に完全にカバーで覆われた謎の機器らしきものがある。おそらくは無線LAN装置であろうと推測される。

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HELLO CYCLINGの場合は基本的に自転車側に搭載されているのが特徴だ。よりIoT的なスタイルになっている。操作パネルが付いた装置によって開錠の状態検知と開錠の操作、位置確認(ステーションに置かれたかどうか)が自転車側の機器で行われているようだ。たしかに電動サイクルの場合、簡単な処理や通信をするくらいの電源の確保は容易だし、こっちのほうが合理的なのだろう。ステーション固定型よりもきっと故障が少ない気もする。

おそらく今はステーションにある無線LANで通信しているようだが、今後、ソラコムさんあたりのIoT用の無線通信デバイスがうまく搭載されると、周辺の案内や簡単なナビゲーションなどもっと充実したサービスにもなりそうだ。

ちょっとわくわく

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