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友達がほとんど出来ずに終わった留学の話

今回のイギリス留学では、特に引きこもったりしていないのにも関わらず、大学内で友達が一人も出来ませんでした。

留学経験者ならわかると思いますが、ローカルコミュニティーに突っ込んでいくコミュ力おばけを除く大概の人の友達作りの方法として、大別して4つくらいあるかと思います。


1: 留学生もしくは日本に興味のあるローカルの人にどっかで知り合う→その友達→またその友達

2: 寮のフラットメートと仲良くなる

3: 自分に関係のあるサークル(日本好きのサークル、留学生の集まり)に入る

4: 授業や研究室で友達つくる


今回の留学ではどれも出来ずに留学生活が終わり、授業以外ほぼ終始ぼっちの生活でした。

授業がないと外で2週間くらい口を開けないこともざらの生活です。

そのお話を今回はしていきたいと思います。

圧倒的マイノリティーのアジア人

ロンドンって行ったことのない人、旅行でしか来たことない人からすると、綺麗な紳士の街みたいなイメージ正直あるかと思います。

たしかに日本人観光客が行くようなビックベン、タワーブリッジとかがあるような超中心部はたしかに綺麗で、人も優しいです。

人種もかなり多様で、白人の人もいれば、中国の人をはじめとしたアジア系の人、中東系やインド系もたくさんいるので、外国人差別もあんまりなく、人も優しいです。当然日本人の観光客もたくさんいます。

ですが、それで「ロンドン綺麗!イギリス大好き!」と考えるのは少し一般化しすぎかもしれません。

観光地が無いような郊外に行くと、ロンドンは全然違う顔を見せます。

人種、話す英語、住んでいる人の階級、治安、何から何まで全て違います。

アメリカほどではないと思いますが、貧富の差もあり、貧困層がいっぱい住んでいるような地域もあります。

雰囲気もかなり違うし、どっか違う国の全然違う街のような感じです。

自分がいたのは、そんな観光地が全くいないような、中心街から離れた南側寄りの地域でした。

当然そんなところに日本人はもちろんですが、アジア人はほとんどいません。

圧倒的にローカルの方、アフリカ、ヨーロッパ系の移民の方が多い地域です。

住んでいる人に関しても疎外感を感じずにはいられませんでしたが、場所によっては治安も中々なところでした。

ちょっと大通りの裏側に行くと、そこらへんのやばそうな子供につけられて、「You cunt!」とか叫ばれたり、ヤンキーみたいな人に金くれって言われたり、スーパーでなぜか店員さんにガチギレしている人もいるような地域です笑

そんな地域では英語も大して分からない外国人留学生に興味のある人はかなり限られます

知っている中では、わざわざ日本語を勉強しているのような、日本に興味のある人なんかいるはずもありません。

こんな地域柄なので、大学側としても、都市部の大学にはよくある留学生の交流をサポートしているサークルや、地域との交流サークル等も用意していません。

そんなところで留学生活を送ることになり、「留学生もしくは日本に興味のあるローカルの人にどっかで知り合う→その友達→またその友達」といった友達作りの方法は使えなくなりました。

毎週パーティーのフラットメート

次の手段はフラットメートですが、これも使えなくなります。

シャワーとトイレ付きの個室が並び、キッチンだけシェアの寮です。

一緒に住んでいたフラットメートは、全部で7人でした。

国籍としては、イギリス4人、アメリカ人2人、クロアチア人1人って感じです。

最初はパキスタン人もいましたが、フラットのキッチンの他の人の私物を盗みまくるヤバイ人だったので、通報されてすぐ追い出されました。

こんな感じの寮ですが、コミュ障の自分でも少しは楽しめました。

というのも最初はみんな慣れていないので、

「どこから来たのー?」
「専攻何なのー?」
「食事会やろー」

みたいな落ち着いた感じでした。

ですが、そのうちみんな慣れて来ると、少し様子が変わりました。


Drinking partyをし始めてしまいます


毎週ぞろぞろとどこから来たかわからない人たちが10人から20人とフラットメートがキッチンに集まり、お酒を飲みながら音楽を流し、クラブと化します。

そういうのが好きな人だったら別に大丈夫だと思いますが、そういう雰囲気があんまり好きではないので、そういうはかなり苦手なタイプです。

しかも自分はかなりの下戸です。

大学の飲み会で、「ほろ酔い」一缶飲んだら、帰りの電車の中で倒れそうになったこともありますし、ビールのジョッキ4分の1で身体が痒くなります。

日本人同士だと自分みたいな下戸の人も普通にいるので、相当頭おかしくなければ、強制的に飲ませる人はいません。

ですが、体質的に白人のヨーロッパ系の人で下戸の人はほとんどいなので、そういうことを理解していない人には、お酒が全く飲めないというのがあり得ないというか、飲めないと言っても遠慮しているのだと思われます。

強制参加のDrinking gameで負けて「マジで飲めないから」と言って拒否ると、
「は、マジしらけるー」
「いや、飲まないとかないっしょ笑」
「それはあり得ないっしょお前」

といった感じで飲まされます。かなり体調悪くなってやばくなったこともありました。

日本の大学の飲みサーもびっくりの勢いなので、自分にはかなりきついものでした。

アメリカとクロアチアのフラットメートもすぐにそういうのも馴染んでいましたが、日本から来た自分にはあんまり受け入れられるものではありませんでした。

となると、「飲み会来ない面白くないやつ」みたいなレッテルも貼られ、フラットメートと疎遠になってしまいます。

そんな感じで「フラットメート通して友達作る」もコミュ障とお酒が飲めないのが祟ってかなり失敗しました。

飲みとクラブだらけのサークル

次に試したのが、大学のサークルです。

大学のホームページで調べてもあんまり出て来ませんでした。

なので、ここに乗っていない何かがあるのではないのかと考えました。

大学にはInternational officerという留学生担当の人に話をしたら、

「そういうイベントたくさんあるよ!」

と紹介を受けました。

「これでなんとか大丈夫そうかな」

と思った矢先、

紹介を受けたのが、

「BOP(週末にクラブ行くサークル)」「ユニバー(大学にあるバー)で集まって踊るサークル」

だとかです。

全てお酒かクラブがらみです。

お酒がらみじゃないやつはないのかと聞いたら、

「前はあったらしいんだけどあんま人気ないから無くなっちゃったみたいなんだよねー」

だそうです。

聞くところによると留学生といってもほとんどアメリカかヨーロッパの留学生だそうで、需要と供給の関係ですね。

よく留学先にある、「日本人学生会」、「中国人学生会」みたいなの当然ありません。

そんなわけで、「大学のサークルで友達を作る」こともできませんでした。

50-60代の英国紳士淑女の中にいる謎の若いアジア人

最後の砦、「授業や同じコースで友達を作る」ですが、これも使えませんでした。

というのも、自分のコースには自分の親世代のイギリスの人しかおらず、留学生はおろか、同年代は一人もいなかったからです。

自分が在籍していたコースには、ケンブリッジから来た家族心理でかなり著名な先生がいます。なんであんあFラン大学にいたのか謎ですが笑

なので、その人に教わろうとイギリス全土の心理師、ソーシャルワーカー等々のプロフェッショナルがロンドンのど田舎のFラン大学に集まってきます。

(よく授業を受けていた教室があるところです)

となると、職歴もない謎のやたらと若いアジア人が一人ぽつんと入ることになります。

最初の自己紹介でも、

「〜です。こんな仕事をしていて、40年以上のキャリアがあり。。。」「今も心理師をしていて、前はアフリカやタイでも仕事をしており。。。」「研究者をしていて、新しい知見が研究に必要で。。。」「ソーシャルワーカーとして20年以上働いていて、障害のある子供の理解が。。」「私は家族法の弁護士で、心理的な知見が。。。」

といったのがずらずらと並ぶ中で、

「日本から来ました。学部卒業してすぐで、特に職務経験はありません。」

といった自己紹介をすることになります。

当然、あんまり理解されず

「???」

となります。

当時は申し訳なさすら感じました笑 

悪い意味はなく、純粋な疑問だと思いますが、

「なんでここきたの?」

と何度も聞かれました。

そんな感じなので、たしかに勉強にはなるかもしれませんが、友達も非常に作りづらいです。

イギリスの大学院修士課程の多くはあくまで「スキルアップ」が主な目的で、学部から直接来てる人は正直そんなに多くありません。

うちのコースの他の学生の人も例外ではなく、わざわざ仕事の休みを取って「仕事のスキルアップ」の目的で来ているので、「若い学生の友達を作りたい」なんてことは微塵も思っていません。

有料の自治体の講演会の感じをイメージしていただくと分かりやすいです。

そういうのに参加するのって、「そこの講演内容が気になるから」であって、わざわざ友達作りたいなんてそんな思いませんよね。

しかもその人たちには家族もいたりするので、子供の迎えとかで授業が終わったら速攻で帰宅していまいます。

なので、「授業で友達を作ること」も叶わず、結局ずっとぼっちで過ごすことになります

このまま私は、友達ができない上、お金もなくなり、奨学金団体にパワハラを受けることになりました。



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1995年生まれ/ロンドンの大学院修士卒(親子心理専攻)/ 都内大学外国語学部卒/心理学検定特一級/ 英検一級  ただひたすらに辛かったイギリス大学院留学から学んだことや思ったこと等々。
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