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プロフィール(後編)

独立へ

税理士登録が済んで晴れて税理士となったものの、雇われている立場では決断から実行までに時間がかかったり、クライアントに提案できることに制約があったりモヤモヤを抱えることが増えることになりました。
次第に自分のやり方でクライアントに貢献したいという思いが強くなり、所長へ独立の思いを告げました。もともと独立志向であることは理解してもらっていたこともあり、二つ返事で了承してもらえたことには感謝しかありません。9年の下積みを経ての独立となりました。
エイマエダケイタ、第2章のスタートです(笑)

税理士試験の合格発表直後に、身につけた勉強する習慣を失いたくなかったため中小企業診断士試験に挑戦することにしていました。
独立が決まった段階で、税務申告の分野にとどまらないでクライアントに向き合うスタンスを明確にするという意味付けでこの中小企業診断士試験に臨むことを決めました。

ちなみに試験の勉強は、スタディング(通勤講座)というスマートフォンで勉強可能な講座を選択しました。講義は一切視聴せずテキストもほとんど見ずに通勤時間を利用してひたすら問題を解くという勉強法。ゴールまでの道筋を明確にしてやることをシンプルにしてやり切るというアプローチが成功し、1年で合格することができました。

ここまで累計10年(公認会計士1年、税理士8年、中小企業診断士1年)に及ぶ資格試験の勉強はほぼ独学でした。その中で自分で学ぶ勉強スタイルを確立できたのはよかったです。ただ、あくまで資格試験をクリアするための方法としての勉強の話であり、本質的に「学ぶ」ことを疎かにしてきた自覚がありました。

コーチング

学びの機会が欲しいなと考えていたときに出会ったのがコーチングでした。
「聴く」ことをベースにクライアントの可能性を最大化するというのがコーチングの考え方です。会社の要素としてヒト、モノ、カネが挙げられますが、「カネ」だけの観点では見えるものは限られます。様々な観点からクライアントや会社のことを理解し、成長に貢献するのに活かせるのではないかと考え、独立したタイミングでZaPASSのコーチ養成講座を受講することにしました。
新しいことへの挑戦と学びの機会を持つことが両立できると考えていましたが、学ぶ内容はもちろん、一緒に講座を受ける同期の方から良い刺激を受けています。

リクルートでの営業時代から「聴く」ということの重要性は意識していましたが、これを機に「聴く」ということにさらに重点を置いていきます。
クライアントが大切にしているもの、課題としていること、達成したい目標などを共有していくことで
自分自身が成長し続ける姿勢を持たないとクライアントの成長に貢献することなんて到底不可能です。自らとクライアントが相互反応を起こしてお互いに刺激しあい、成長していける関係性づくりというのも今後のポイントであると考えてます。

クラウドサービス

freeeやマネーフォワード等のクラウド会計を始めとしたクラウドサービス(SaaS、iPaas等)の活用によって中小企業や個人事業主であっても、
・適切な情報を
・適切なタイミングで
手に入れることができる環境づくりが可能な時代です。
これにより経営のスピードアップ、経営資源の集中、再分配といった効果が生まれてきます。

会計周りやバックオフィスの環境を改善するツールが次々と生まれていく中、ツールを活用した業務効率向上のための提案はもちろん、会社組織の中での各人の役割の再定義といったことも必要になってくると思っています。
属人化の解消への注目が高まってきていますが、逆に人がやることの意義や価値という部分にも目を向けて考えくべきです。
クラウドサービスをベースとした会計、バックオフィスやその他の会社の業務の再定義ということも力を入れていきたいと思っています。

終わりに

独立を意識した段階から人と会う機会を増やしてきましたが、税理士業界の内外で素晴らしい活躍をしている方と数多く出会いました。そういった方々と話すことで新たな知見を得たり、刺激を受けたり、まだまだ自分に足りないことが多いと感じる毎日です。

それも言い換えれば自らに成長の可能性を感じるということだと思っているので、自らの成長とクライアントの成長のために、これからもいろいろな場所に行って、いろいろな人に出会っていきたいです!!

・カナダ留学…多様性を享受すること
・リクルートでの営業経験…実行力(ひたすら実行力)
・税理士事務所での経験…専門知識、中小企業の理解
それぞれ一言では言い表すことはできませんが、上に書いたようなことがこれまでのキャリアを通じて主に身につけられたことではないかと思っています。どれもが今の自分を築く上で大事な経験でした。
ここからまた新しいチャレンジが始まることにワクワクしています。

長々とこれまでのことを振り返りながら自己紹介させてもらいました。
書くことを通じて自分の考え方、方向性の整理ができたように思います。
取り留めのない文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました!
これを機に発信を続けていきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。

(了)

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