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美味しいコーヒーを淹れたい 収率編

今年は6月から暑かったから8月の方がまだ涼しく感じますね。

朝晩は少し秋らしさも出てきて、今日は久しぶりにホットコーヒーしようかなと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この秋という年間で一番コーヒーが美味しい季節(主観です)に美味しいコーヒーが飲みたい!ということで、今日はコーヒーの収率について書いていきます。

収率なんて書くとだいぶとっつきづらいのですが、コーヒー粉から成分をどれだけ取り出せたのか、味がでてないのか、出過ぎているのかということです。

みなさんはコーヒーの味の出きってないかんじ、出過ぎてるかんじって想像つくでしょうか?
僕がドリップを始めたときは全然想像つかなかったです。だいたい子供の頃は家でインスタントコーヒーしか見たことなかったので、コーヒー粉が溶けないことに驚いたくらいですからね。笑

でもよくよく考えてみるとお家で緑茶を淹れるときに出過ぎると渋くなるというのは経験あるとおもうのですが、あれと同じようなことです。

味ができっていない(収率の低い)状態を未抽出
味が出過ぎている(収率の高い)状態を過抽出
というのですが、下の画像をごらんくださいませ。

お手製画像

あくまでもイメージですが、コーヒーの味(成分)は全部一緒に出てくるわけではなく、分子の小さいものほど先に出やすく、大きいものは後から出てきやすくなります。酸味や香りは比較的前半に、甘味苦味は中盤に、雑味は後半というイメージ(イメージね)で抽出されるというわけです。

なので、図の真ん中くらいで抽出しおえると、ちょうどバランスの良いコーヒーになるよということなんですね。

ではどうやってその調整をするのかというと、一番シンプルなのは粉の粒度を変えること。粗くすれば未抽出寄りに、細かくすれば過抽出寄りになります。またお湯の温度は高い方が過抽出寄りになりますね。
ペーパードリップの場合はドリッパー内のお湯を一定に保つと未抽出寄りに、しっかり増減させると過抽出寄りになります。

ポイントは全部をいっぺんに変化させてしまうと検証が曖昧になりやすいので、どれかひとつのパラメータを変化させて試してみるのが良策です。

まぁここまで書いた上でもちろん例外もあります。大阪の有名店ミュンヒさんなんかは1kgの粉に100ccの水で出したおそろしく規格外のコーヒーを出していて(一回飲んでみたい)、全然この図には当てはまらないコーヒーですが評判は上々です。

最近のよくあるブリューレシオが1:15なのに10:1か、、上から100ccの水をかけても全部粉に吸われて一滴も出てこなさそう。笑 淹れ方にもいろいろ秘訣があるんだろうなぁ。

理論は理論として最後は自分の納得感が全てですね。

ではまた次回☺️

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