ChatGPT、AI、図書館
昨晩、日本の友達とオンラインで話した。二人ともソフトウェア・エンジニアなので、ChatGPTやClaudeの便利さを痛感している。こういう機能のコードを、この言語で、このライブラリーやフレームワークを使って書いてというと、ほぼほぼ書いてくれる。
今までは、色んなライブラリーの使い方を自分でマニュアルを読んで理解することが必要だった。今ではAIに聞けば、AIがドキュメントを読んで学習したことから答えてくれる。
AIはどれくらいの文献を読んで学習しているのだろう。早速ChatGPTに聞いてみると、よくわからないと言われてしまった。自分が何を勉強したかも覚えてないんかい。
ChatGPTの答えによると、Google Booksは2019年末までに4000万の書籍をデジタル化した。それに対して、有史以来(?)出版された本の数は1億3千万から1億4千万くらいと見積もられているらしい。
インターネットにはどんな本でもあると思いがちだけど、多分、自分の中学や高校の図書館にあった本の多くは見つからないかもしれない。
僕が子供の頃に家にあった子供向けのSFで今でも覚えているものがある。兄妹とお父さんが海辺で遊んでいたら、宇宙から飛んできたUFOに拐われてしまう。実はそのUFOは火星の衛星の一つ、フォボスで、フォボスは地球人のことを勉強するために三人を誘拐したらしい。
一応、地球人の必要とする栄養については知っていて、毎日時間になると、壁の中からカロリーメイトみたいなものが出てくる。フォボスとコミュニケーションすることもできて、カロリーメイトに飽きた兄妹は海辺で遊びに行った時に持っていたチョコレートをフォボスに渡して、チョコレートを作らせたりする。
細かいところを覚えていないので、ぜひもう一回読みたいのだけどgoogleしても出てこない。
小学校の時に住んでいた東京の杉並で、よく本を借りに行っていたのは『柿の木図書館』。今でもあるのだろうか。今では熱心な読書家ではないけど、図書館は色々な小説の中に出てくる。村上春樹はもちろんだけど、去年読んだThe Starless SeaとかCloud Cockoo Landにも不思議な図書館が出てくる。
他にも子供向けのSFは楽しい話が多かった。きっと、こういう本が今でも薄暗い図書館の片隅にあるんだろう。