見出し画像

# 115_FabBiotope2.0には、どのように応募すればいいですか?

 ご参加を希望される弱視者やエンジニアの方は、こちらのフォームからご応募をお願い致します。

 その際にご提出いただきたいものがございますので、今回はそちらに関してご説明させていただきます。
 まず、弱視者の方の場合は本連載をご覧いただき、とりわけ我々運営側がどういった方の参加を求めているのか、また、プロジェクトの中でどういったことをご実践いただくことを計画しているかを記したQ&Aの文章[1]がございますので、まずそちらをお読みいただければと思います。その上で、なぜこのプロジェクトに参加されたいのか、その応募動機の方をご作文いただきたく思います。加えて、ご自身の「生き方をつくっている行為」に関する概要もご作文いただきたく思います。それらを基本情報と一緒にフォームからご提出いただく形でご応募いただければと思います。
 次に、エンジニアの方の場合は、誰に頼まれているわけでもないのに勝手につくった過去の作品がありましたら、その作品を紹介する資料(ポートフォリオ)と、プロジェクトへの応募動機の作文を一緒にご提出いただき、ご応募いただけたらと思います。また、エンジニアの方も同様にどのような実践をしていただくことを計画しているかを紹介しているQ&Aの文章[2]がありますので、こちらをご覧になっていただきご応募をご検討ください。
 また、先に触れた作品などがない方は、次に示す課題を実践いただき、それをポートフォリオの代わりとしてご提出いただければと思います。準備致しましたのは「個人的で普遍的シート」というものです。

_FB1to2_個人的で普遍的シート_210712

 大きく三つ質問がありまして、それぞれの質問の回答を考えていただきながら、それぞれの回答同士の関係性が自然なものになるようにしていただきたいと思います。まず「個人」のところですが、ここでは誰に頼まれているわけでもないのだけれど、勝手につくっているものはありますか?という質問です。次に「メディア」のところは、仮にその勝手につくることをほぼ毎日続けたとして、それに形を与えて他者に届けるときに、それはどんな形が最適ですか?という質問です。これはブログにするとか書籍にするとかでもいいですし、物理的な場所をつくるとかワークショップにするとかどのような形でもいいです。最後に「普遍」ですが、その形になったものを届けたときに心が動きそうな、たった一人の誰かについて教えてくださいという質問です。ここでは架空の人物ではなく実在の人物で、かつ自分が実際に関係していて自分にとって大切な存在の人を選んでください。そして、この個人、メディア、普遍の関係性が自然なものになるよう、ときに俯瞰してそれぞれの回答を再考してください。
 こちらの「個人」のところで導かれた自らにとってのつくる行為を一日の中で実践する時間を設定し、それを毎日実践し一週間続けていただきたく思います。そして、その実践の記録集をご提出いただければと思います。具体的には「個人」で示されたつくる行為によってその日に生まれたものをなんらかの形で記録していただき(写真、映像、音声など)、また、それをつくることを通じて自らが感じたことや明らかになったことを日記として書いていただきたく思います。そして、それらを素材に記録集としてご編集いただき、そちらをご提出いただければと思います。まとめますと、ポートフォリオがない方は、1.基本情報、2.応募動機の文章、3.個人的で普遍的シート、4.それを一週間実践した記録集をご提出ください。ポートフォリオがある方は、前述の3と4の代わりにポートフォリオを提出いただければと思います。
 参加者の募集に関しては、特に締め切りは設けず、随時募集の形を取らせていただきます。FabBiotope2.0, 3.0, 4.0...と継続的発展及びその共同体の醸成を想定しておりますので、ご応募のタイミングでどのバージョンのプロジェクトにご参加いただくことになるかが変わる形になります。また、プロジェクトの参加にあたっての細かな取り決めなども、ご応募いただいた後、選考を通過された方と個別に改めてご相談の機会を設けさせていただこうと思っています。ご応募お待ちしております。また、限られた少数の運営メンバーで活動する形態を採用しているため、ご対応にお時間を有する場合がございますことご了承いただけますと幸いです。

[1] 「FabBiotope2.0に参加する弱視者は、どのような実践をするのですか?」の章を参照のこと
[2] 「FabBiotope2.0に参加するエンジニアは、どのような実践をするのですか?」の章を参照のこと


ここから先は

0字

Keisuke Shimakage

¥980 / 月

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?