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# 114_「当事者兼つくり手を増やす側に回る」について教えてください

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 こちらFabBiotope@と名称しているのですが、FabBiotope2.0とは別の、あるいは派生のものとしてご認識いただければと思います。端的には、特定の共同体、企業や大学などに当時者兼つくり手を増やす文化醸成のためのエデュケーションプログラムを設計し実施するものです。
 ですので、私たちと協働いただくのは、その組織における教育を担当される方あるいはチームを率いる方が中心となります。ある特定の共同体に対して、FabBiotopeというプロジェクトの実践の中で生まれた方法論などを用いて、当事者兼つくり手が生まれる文化の醸成を試みるものです。その共同体において必要な文化醸成というのは実に様々です。ですので、基本的にはその教育の担当者の方と話し合いを重ね、その共同体に対しての独自のエデュケーションプログラムを設計します。
 過去の事例を紹介していくならば、私が講師をさせていただく場合もあれば、FabBiotope1.0の参加者を外部の講師としてお招きし、私と協働でプログラムを実施していただいた事例もあります。外部講師をお呼びする際には、受講生が持つ課題感、それと似た課題感を持ちながら、それに対してつくる行為を通じて寄り添う実践をされている方を講師としてお招きします。そして、その方が持つ独自の方法論を、受講者に実践いただくという形を取っています。ゆえに、それはFabBiotope2.0における参加者とその人が生んだ知の受け手との関係性が、より物理的な場に展開されるようなイメージに近いかもしれません。違いといえば教育の担当者との話し合いによって、講師やエデュケーションのプログラムが受講生を中心に逆算的に設計されるところでしょうか。
 そのプログラムも半年から一年に渡る長期のものもあれば、一回の講義やワークショップのようなものもあり、その形は目的によって様々です。受講生の対象も私の専門性からクリエイターが対象となることが多いですが、これもそれに限りません。クリエイションが軸になりますが、隣接する領域であれば対象になりうる可能性もあり、場合によっては外部講師をお招きしてサポートを仰ぎ領域を拡張することもありえます。
 最終的に最も重要なのは、受講生の方々の変化ですが、その上で重要なのが(あたり前かもしれませんが…)教育担当者の方との協働です。なぜならば、その教育担当者の方こそが受講生と寄り沿い続ける(少なくとも私よりは長い期間)存在だからです。ですので、特定の共同体内で当事者兼つくり手を増やす実践というのは、教育担当者の方と私たちで協働してエデュケーションプログラムをアウトプットすることと捉えていただくのが正しいかもしれません。
 そういったこともあり、今までの事例も基本的に私の知り合いの方からお声がけいただき、その方が教育担当者になってご一緒させていただいた事例がほとんどです。他方で、今回のウェブ上での連載など我々が生み出したものに触れる過程で、教育担当者として協働したいと思われる方がいらっしゃいましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただければと思います。他方で、限られた少数の運営メンバーで活動する形態を採用しているため、ご対応にお時間を有する場合がございますことご了承いただけますと幸いです。


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Keisuke Shimakage

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起業家。父の失読症をきっかけに文字を代わりに読み上げるメガネ〈OTON GLASS〉を仲間と共に発明。弱視者とエンジニアが協働して発明を実践し知を流通させるプロジェクト〈FabBiotope〉に取り組む。 https://scrapbox.io/keisukeshimakage/