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【添削・質問付】「警察面接『全模範回答集』第1集」

「面接試験、本当に不安…」
「厳しい質問に答えられる自信ない」
「警察の面接、まったくイメージできない」
このようなことで悩んでいませんか?

私は、元警察人事で元警察官。現在は大手公務員予備校で警察試験の専任講師をしています。
実は、予備校で私が指導する講座には、この10年間平均で92%の合格率を誇る勉強法があります。ここ3年間(2019~2021)のは、実に合格率100%。受講生全員が希望する県警に最終合格しました。

警察受験では、遠回りをしている受験生が多いです。警察のこと・警察面接のことを教えてくれる人がいないからです。本当に良い警察試験の指導者につかなければ、いつまで経っても合格にたどり着けません。

本物の学習法は、とてもシンプルで、とても要領が良いものです。
たとえば、去年本講座の受講生Aさんは、某大規模県警を首席(順位1位)で合格しました。地方の私立文系の大学生でしたが、そうそうたる大学のライバルをごぼう抜き。周りをあっと言わせるの逆転合格でした。

大規模県警に「1番合格」した本受講生の合格通知

しかも、たっぷり余力を残して、笑顔で余裕の1番でした。
Aさんは「本講座で学んで心の余裕があった。『模範回答集』のおかげで、自分らしい自然な笑顔と受け答えができた」を話してくれました。

あなたもすぐに良い面接が受けられる

この高い合格率を誇る学習法が、今回ご紹介する『全模範回答集』講座です
有料の冒頭17問分の模範回答を無料で公開しています。
試しに、ほんの少しでものぞいてみませんか?

ここで簡単に『全模範回答集』を他と差別化している4つのストロング・ポイントについてご紹介します。

①すぐ結果が出る(国語力など不要)
この講座の一番のメリットは、すぐに結果が出ることです。
警察研究を中心に講座を進めますが、遠回りな勉強は一切しません。
警察面接になぜ合格するのか?
要は、面接に必要な警察情報を知っているか知らないかの違いだけです。
元警察人事だから作れた、最強の警察面接エッセンス集です。ただ読み進めるだけで、確実に合格できる力が身につくことを保証します。
またこの講座では、国語力は不要です。予備校の先生の中には「面接力をつけるためには“国語力”が必要」などとのようなことを堂々と言う先生がいますが、私には意味が分かりません。
国語力・文章力など不要です。合格・不合格は、警察のことを知っているか知らないかの違いだけ。採用試験を知り尽くす元警察人事が断言します。警察のことを正しく知れば、それだけで受かる試験です。
②「短く答える」を徹底する
ご存じでしたか?良い面接にするためには「まず短く答える」ことがとても大切なことを。
面接試験では、面接官と自然な会話ができる「ふつうの人」かどうかが大きな評価ポイントです。この講座では「短く答える」回答力を徹底して育てます。
これだけで「警察研究」が全部終わる
警察受験生の最大の課題が「警察研究」です。警察は、他の公務員のようにOB訪問を受け入れません。また秘密をたくさん抱える職業です。こういった事情が、警察受験生の大きな壁になっています。
『全模範回答集』は、多くの受験生ができなかった警察研究を、これ1本を読むだけですべてできるようにするために作りました。これ1本を最後まで読んでください。最後まで読むだけで、誰にもできなかった警察研究が終わるように設計されています。
④試験直前に、面接内容の直前確認ができる
試験直前は集中力がもっとも高まっている時間です。note版なので、試験会場でも楽に「模範回答」を確認できます。

試験会場でも面接直前に模範回答を確認できる

⑤添削・質問ができる
さらに、今回の【添削・質問付コース】スでは、『全模範回答集』の中で分からなかったことを質問したり、実際にあなたの回答を私が直接添削指導するプレゼントをつけました。
○「面接カードの『志望動機』を書いたけど見てほしい」
○「○○県警のことをここまで調べました。自治体研究はこれで大丈夫でしょうか?他に付け加えたら有利なことはありませんか?」
こういったご要望やご質問をしてください。元警察人事の私が、1問ずつ直接ご指導します(※回数は計2回まで)。

『全模範回答集』の詳しい内容をお知りになりたい方は、解説記事に一度お越しくださいませ。
・何を暗記するのか
・何を押さえると合格すると言っているのか
簡単にお分かりになれます。
 >>『全模範回答集』の詳しい内容はこちら

『全模範回答集 第2集』の冒頭サンプル(3問分)が無料でご覧になれます
 >>こちらからお越しください。
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なお、本記事の最後には、『全模範回答集』をお求めいただいた方の特典として、
・【個別講座】『面接カード完全作成講座』
・【個別講座】『論作文添削講座』
の優先ご招待URLも掲載しています。
この私から直接個別指導が受けられます。そちらも合わせてご利用くださいませ。

それでは、さっそく第1集の解説に入ります。

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【§1 アイスブレイク①】Q1-Q8

Q1 今朝は何時に起きましたか。
A1(短答)6時に起きました。朝早く目が覚めました。

≪コメント≫
面接の冒頭には「アイスブレイク(氷…緊張をほぐす)」の質問・声掛けがなされます。
でも、面接官はただ単に「緊張をほぐしてあげよう」と思っているだけではありません。この後の本面接の問答のように、あえて冒頭で堅いやりとりではなく、ざっくばらんな雰囲気を装って、あたかも緊張をほぐしてくれる優しい人のように接近してきます。
しかし、面接官は最初から最後まであなたの一挙手一投足を見ています。こういったアイスブレイク質問の答えにこそ「受験生の本性が分かる」と知って、こういった質問をしています。
ですので、あなたはそれに騙されてはいけません。これは面接官側の「あなたの本性を見る」ための作戦なのです。
こちらは笑顔で返しながらも、内心の警戒心は決して緩めたりしません!

≪面接 重要ポイント①≫アイスブレイクの目的

あえて受験生の緊張をユルませて、実は「受験生の本性」を探るのを目的にしています。
アイスブレイクの質問…実は、かなりタチの悪い質問なんですよ。

【重要】《コラム①:面接の基本的な流れ》

まず、基本的に、面接の問答では
(質問)
  ↓
ファーストアンサー(結論・短答)
  ↓
(追加質問)
  ↓
セカンドアンサー(結論・短答)
  ↓
(追加質問)
「具体的には?」「エピソードを教えて」と質問されたら
  ↓
「長い説明OK」の許可状ですので、ここからはしっかり話す。

の、流れになります。

《面接 重要ポイント②》結論を先に言う・短答する

面接では「ひと言で答える」「結論を短答する」…これを必ず意識してください。

【具体例①】
(面接官)今朝の朝食は、何を食べましたか?
(悪い例)母が、受験の朝は食べやすい物が良いだろうとネットで調べてくれて、3種類ほど考えてくれたのですが、やはり消化にも良く腹持ちがするだろうということで、北海道のサケ茶つけを出してくれたので食べました。
(良い例)今朝は、お茶づけを食べました。

【具体例②】
(面接官)志望動機を教えてください(Q18)。
(悪い例)私は小さい頃から、人の役に立つ仕事に就きたいと考えていました。この街で安全で平穏に暮らせるのは、警察官が昼夜の別なく治安維持活動に当たってくれています。警察の仕事は、市民のお話を聞き、不安や心配といったお気持ちを理解することから始まる仕事です。また、聞いた内容を正確に読み取り、迅速かつ適切に活動することで市民の期待に応えていく仕事だと聞きました。だから、警察官を志望しました。
(良い例)人のため・街のために、市民の最も身近で、安全と安心に貢献したいと思い警察官を志望しました。

《面接 重要ポイント③》面接試験で一番大切なこと

それは「面接官と自然な会話をすること」です。
ココはとても大事ですよ!
警察人事の私が、面接試験で最も強調したいところです。「自然な会話」ができるだけで、合格できる受験生かどうかがわかります。
面接試験でしっかり準備をする熱心でまじめな人ほど、「せっかく覚えてきたのだから、全部言いたい」こんな心理に駆られて、あれもこれも!と話したくなります。
すこし年上の先輩と話をするときのことをイメージしてみてください。
「朝何を食べてきた?」と聞かれて、あなたは、あれもこれもといきなり大演説しますか?
普段のあなたなら絶対にしませんよね。上の悪い例のように返されたら、先輩はドン引きしてしまいます。
面接官も同じです。いきなり長い話をされたら、どんなに良い内容でもドン引きです。
次の《コラム② 面接試験では「ふつうの人」になり切ろう》でも関連内容を解説しますが、面接試験で「自然な会話」をする人が、面接試験で求められている人物像です。
すこし抽象的なのですが「面接官と自然な会話を楽しむ」…こんなあなたを目指していくイメージを持っていてください。

《面接 重要ポイント④》『全模範解答集』ではすべて「短答」「説明」で回答を用意

面接試験では「結論が先」「まず短答」が大切です。
そのためこの『全模範解答集』では、質問の回答にすべて「短答」と「説明」に分けて回答を作っています。
最初に回答するのは「短答」部分です。
面接官に「具体的に」「エピソードを話して」と求められたら、「説明」で回答していきます。
『全模範解答集』では、短答回答を徹底しています。
あなたに「まず短答で答える」という『面接試験の基本ルール』を、ここで頭に叩き込んでもらえるように徹底して作り込んでいます。

Q2 昨夜は良く眠れましたか。
A2(短答)あまり眠れませんでした。でも体調は良いです。
≪コメント≫
これもアイスブレイク質問です。いろいろなタイプのアイスブレイク質問があります。
他にも、
・面接官の中には「カタい話は嫌いなんで、ラクに答えてよ」
・「何の質問してほしい?決めてくれていいよ」
・「何の話を今日はざっくばらんにいこうね(笑顔)」
…いろいろなアイスブレイクの誘導があります。
面接室内では、一見、助け舟を出してくれる神様のような人に見えるかもしれませんが、笑顔でこのようなことを言う面接官こそ「クセ者」で、後がマジで怖いので油断はぜったいに禁物です。

≪コラム②:面接試験では「ふつうの人」になり切る≫

面接試験で高得点を取れる人・合格する人は、どんな人だと思いますか?
警察の専門のことを良く調べていて答えられる人…?
面接官がウケるようなことを言える人…?
実は、意外に思われるかもしれませんが、合格できる人は「面接官とふつうに会話ができる人」です。
では「ふつうに会話ができる人」とは具体的にどのような人でしょうか。具体的に例をあげて考えてみます。
①ふつうの人は、聞かれたことに正確に回答します。
(質問①):昨日の夜、何食べた?
(悪い回答):家族で吉祥寺に行っていろいろ食べてきました
(良い回答):そばを食べました
②ふつうの人は、会話が自然です。
(質問②):あなたの趣味は何ですか
(悪い回答):趣味は将棋で、小学生の時祖父に教えてもらいました。小学校の時に校内大会で優勝したのですが、中学校からはしなくなりました。でも、高校のクラブで将棋を選んだので、また始めたのです。今でも、アルバイトの仲間と休憩時間に指したりします。
聞かれてもいないことを延々と話してしまうのが「ふつうでない」ところです。
(良い回答):私の趣味は将棋です。

「そんなバカなことはしないよ」…そう思われる方がいるかもしれません。
でも、面接試験になると、突然できなくなってしまう人がいるのです。
面接試験では、「あれも言いたい」「これもアピールしたい」…面接試験の準備をする人ほど、このトラップにはまって、普段の自分を見失ってしまうものです。
「言いたいことは、4割言えたら合格」です。
準備してきたので、あれもこれも言いたい…ここをグッと我慢して、まずは「面接官との自然な会話」を目指してください。
多くの受験生が、これができないから、合格圏内に入れないのですよ。
警察人事の私が内緒で教えます。
面接試験であなたが目指すべきは「面接官と自然な会話」です。大切なことなので忘れないでくださいね。

Q3 普段は何時に起きますか。
A3(短答)普段は6時半に起きます。規則正しい生活を心がけています。
≪コメント≫
アイスブレイク質問が続きます。
ここは「時間管理ができる受験生か」が点検されています。
『警察面接必出質問300』をお持ちの方は、Q253とその関連質問群を見てください。
なくても大丈夫ですよ。Q253だけ掲載します。
Q253「警察で働くには、時間管理がとても大切です。あなたはどうですか?時間管理ができていますか?具体的な例を2つ挙げて説明してください」
Q3は、Q253と関連質問群の伏線になってつながっています。
面接では、時間をおいて同じような質問が繰り返されることがあります。適性検査でも、同じような質問が繰り返し聞かれたりしていましたよね。
Q3とQ253のように、面接でも同じ質問(嘘発見問題)が繰り返されることがあります。
「さっき言っていることが違うじゃないか」と指摘されないように、気を付けることが必要です。
「ふつうに面接官と会話できれば合格」…この私の言葉を本当にいつも覚えておいて、普段どおり落ち着いて答えていきましょう。絶対大丈夫ですから。

Q4 試験会場にはどうやって来ましたか(会場までの道順は分かりましたか)
A4(短答)十分に下見をしていましたので、迷うことはありませんでした。
≪コメント≫
これもアイスブレイクですが、立派な面接質問です。ユルい質問であなたの本性を見ようとしていることを、いつも忘れないように。
ここでは「綿密に事前準備ができる人」みたいなニュアンスで返せれば十分です。

Q5 控室で待っている間、どのようなことを考えていましたか。
A5(短答)試験会場の運用をされている警察官や警察行政事務職員の方々の動きを見ておりました。
(説明)すごくスマートで、しかも丁寧で親切でした。
私も、あの警察官や警察行政事務職員なら、面接試験でどのように回答されるだろうか、と想像していたりしました 。

≪ポイント≫アイスブレイクは、面接を『天国』にも『地獄』にもする

冒頭のアイスブレイク質問は、本来は、面接官が「受験生の緊張を解いてあげて、本音で語ってもらおう」という趣旨でされることが多いです。
しかし、アイスブレイクでつまずく人もいます。アイスブレイクでつまずくと、その後の面接時間15分間を「地獄の15分間」にしてしまいます。
心理学に「初頭効果」という有名な心理バイアスがあります。これは「最初の印象」は一定時間強く保持される、という心理現象をいいます。
つまり、冒頭のアイスブレイクで「イマイチ」と思われると、その印象を挽回することは難しくなります。結果として、アイスブレイクに引きずられて、低評価に終わることになりかねません。
アイスブレイクの時間は、意外にとても重要です。
冒頭の時間こそ、自然な会話、さわやかな印象を残せるよう、意識していきたいです。

Q6 緊張しているみたいですね。大丈夫ですか。
A6(短答)緊張しているかもしれません。でも、程よい緊張感だと思っています 。

Q7 緊張する時にはどうしますか。
A7(短答)深呼吸するようにしています。
(説明)特に、「吐く息」を長くして、10回深呼吸すると緊張がやわらぐと教えてもらったことがあります。深呼吸法を実践したところ、本当に緊張が少しやわらぎましたので、今日もそれを実践していました。

≪コラム③:緊張したときには「深呼吸を10回」する≫最先端脳科学が実証

実は、私は臨床心理士をしており、認知行動療法の指導者資格も持っています。これは臨床心理士の科学的な立場からお話する内容です。
実は、緊張を一番やわらげてくれるのは「深呼吸」です。脳科学や臨床心理学で解明されてきています。世界最先端の科学がいま呼吸に大注目しています。
緊張したときには、あなたの深呼吸を使ってください。
本当に緊張したときには、A7の回答のように、特に「吐く息」に注意を集めながら10回深呼吸してください。緊張で視野が狭くなっている状態を、呼吸に意識を向けることで「脱中心化」…緊張しすぎない「普段のあなた」に戻ってくることができます 。

Q8 面接カードの字が汚いですね。もっと丁寧に書くべきではないですか
A8(短答)申し訳ありません。今後は気を付けます。
(説明)私は悪筆ですので、試験が終わったら、きれいな字を書く練習をします。
≪コメント≫
「きれい」な字は書けなくても、「丁寧」な字は書けるはずです。丁寧に書いた文字は、たとえ悪筆であっても、丁寧さが相手(面接官)に伝わるはずです。それが伝わっていないとすれば、あなたの丁寧さが不足していたのです。
「面接官に読んでいただく」…こんな気持ちを忘れてはいけません。
この手の指摘を受けるようでは、受験生失格です。「最初から勝負あった」です。このような指摘を絶対受けないよう、一生分の勤勉さを使い果たすつもりで、1文字1文字丁寧に書いてください。
なお、ワードなどデータで送信提出する県警の場合は、参考程度にしてください。

【§2 アイスブレイク② 一次・二次の出来】Q9-Q14

Q9 一次試験の出来はどうでしたか。
A9(短答)難しい問題もありましたが、合格できてうれしいです。
≪コメント≫
このように総括的に聞かれたら、さらっと回答でいいです。この後追問で「筆記試験はどうでしたか?」「体力試験はどうでしたか?」と聞かれたら、その都度答えていきます。

【警察官質問】
Q10 体力試験はどうでしたか。全部できましたか。
A10(短答)はい。すべてできました/できない種目がありました 。

Q11 できなかったと思う種目は何ですか。
また、その克服のために、どのようなことをしましたか。
A11(短答)私は握力が苦手でした。そこで、ハンドグリップを購入して毎日練習しました。
(説明)測定したら基準値ギリギリでしたので、1日に合計500回を目標に、ハンドグリップを持ち歩きました。試験当日に1kgでも高く出るように、テレビを見ている時間やトイレに入っている時間など、ちょっとした空き時間を利用して練習しました。
その結果、自分なりに良い成績になったと思います。

Q12 体力試験で高得点を取るために工夫したことはありますか。
A12(短答)2つあります。1つ目は、得点を伸ばすために何ができるかを考えること。2つ目は、ケガをしないことです。
(説明)1つ目の、得点を伸ばすために何ができるか、を考えた結果、握力を伸ばすためには、ハンドグリップを使って練習できると考えました。
また、シャトルラン対策では、毎日5km走って持久力を伸ばすこと、スクワットを毎日50回することを考え、毎日続けてきました。
幅跳び対策としては、腿上げジャンプを毎日50回続けました。
試験では、得点を伸ばすために何が必要か調べて、それを継続することが大切だと思います。
2つ目は、ケガをしないことでは、警察の体力試験では、アキレス腱を切ったりじん帯を痛めたりして、途中棄権する人がいると聞きました。棄権は試験失格と同じですので、ケガをしないことが重要だと考えました。普段の練習の時にも試験本番の時にも、必ず十分なストレッチをして臨むようにしました。
≪コメント≫
警察官試験の受験生には、体力に自信がある人が多いです。でも実は、体力に自信がある人ほど、体力試験の準備を怠る人が多いです。
面接試験は「普段からたゆまず努力しているあなたの姿」を見てもらう試験です。自信があるからと、手抜きで試験に臨んではいけません。
体力に自信がある人も「体力試験は大丈夫」と過信せず、しっかり準備を行ってください。
カメに敗れたウサギにならないように。

Q13 運動は得意ですか。
A13
【体育系の人】(短答)得意です。
(説明)小学校からずっとサッカーをやってきました。
≪コメント≫
ここでは、体力試験の得点と自分の意識の一致度を確認されています。
以下、部活のことを尋ねられたら【部活カテゴリー】Q119~(第2章)を見てください。
【文化系の人】(短答)得意な方です。
(説明)文化部でしたが、体を動かしたりスポーツをすることは好きでした。
≪コメント≫
運動がよほど苦手な人は別ですが、文化部系の人も、あえて得意とまで言わなくても、「苦手」と答えるのは避ける方が無難です。
体力試験の得点が低くても気後れする必要はまったくありません。得意かどうかは「自分の感覚」で良いです。
警察官の仕事は、体力というよりどちらかというと「精神力」が必要な職場です。「体力」は、最低限、体力試験に受かる程度の体力があれば十分です。体力がない人も、本当に心配しないでください。ただし、精神力だけは誰にも負けてはいけませんよ。

《面接 重要ポイント⑤》体力試験は、基準値だけクリアで十分!

Q14 体力をアピールしてみてください。
A14【体育系の人】(説明)小学校から現在までずっとサッカーを続けています。サッカーは走り回る競技です。持久力はチームで一番でした。
≪コメント≫
これまでの部活歴を簡単に説明します。チーム一番でなくてもかまいません。特に飛び抜けた能力がなくてもいいです。「自分の勝手な感覚」でいいですので、得意と思うものをアピールしてください。
なお、ここは「説明」を求められていますので「短答」はありません。
【文化系の人】(説明)ランニングや筋トレが好きで、週末にはジムに通っています。今度地元のマラソン大会に出たいと考えています。また、○○kgのベンチプレスを上げられるようになりました。
≪コメント≫
文化系でも、体力錬成を行っていることを面接官に伝えます。
≪コメント≫
Q14はQ13と同じ質問です。聞かれ方が違うだけです。
大切なことがあります。ここでは、単なる体力のアピールを求めているのではないということです。
面接官がここで聞きたいことは
 ○努力した過程
 ○諦めない忍耐力
 ○最後まで続けられる精神力
といったものです。
体力試験の数値が大切なのではなく、体力試験に臨むあなたの「努力の過程」の方がより大切です。体力試験の数字の結果に一喜一憂する必要はまったくありません。
その代わり、体力がある人もない人も「しっかり準備した」ことを伝える方が、10倍価値があると思ってください。
それに、警察官に必要なのは、体力ではなく精神力の方です。

【§3 論作文試験】Q15-Q18

Q15 一次試験の論文試験は、できましたか
A15(短答①)私なりにできたと思います。
(短答②)もう少し書けたのではないかと、反省しています。

≪ポイント≫論作文の振返り質問で回答すべき「3つのポイント」

冒頭のアイスブレイク質問で、論作文試験の振り返りが聞かれることがあります。
論作文試験は、都道府県警によって2パターンあります。
①一次試験で論作文試験があるパターン(一次合格者のみ二次で採点)
②二次試験で論作文試験があるパターン
警視庁や大阪府警など大規模警察では、一次試験で論作文試験がある場合が多いです。
②の場合、論作文試験の後、すぐに面接試験がありますので、論作文試験の内容を思い出せるのですが、①の場合は、論作文の日から面接試験日まで時間が経過しているので、内容をすっかり忘れてしまっていることも多いです。
論作文試験の振り返り質問で押さえるべきポイントは、次の3点です。
【ポイント1】どのような課題文だったか正確に言えること
【ポイント2】実際の試験でどのようなことを書いたか
【ポイント3】書き足すとするとどのようなことが書き足せるか
 ※受験する都道府県警のHPやこの『全模範回答集』などを調べ、書き足せることを1つでもいいので用意しておきましょう。

Q16 どのような課題でしたか
A16(短答)「高齢者の交通死亡事故の現状分析と課題、および死亡事故抑止対策について」でした。
※実際に出題された課題を、できるだけ正確に回答してください。課題を正確に回答できることも、実力のうちです。

Q17 どのような内容を書きましたか
A17 現状分析では、高齢者の死亡事故が全体の6割を超えていること、交差点での事故が多いこと、薄暮時の事故が多いこと、反射材の着用率が低いことを書きました。
課題では、どのようにすれば、高齢者一人一人が、交通事故は他人事ではなく「自分事」と思えるようになるかと書きました。
対策としては、巡回連絡を強化すること、少人数での交通安全教室を実施すること、体験型の交通安全教室を実施すること、反射材を警察から配布することを書きました。

Q18 いま書き加えるとしたら、何を書き加えますか
A18(短答)地域住民のお力をお借りする、という視点を入れられれば良かったなと思いました。
(説明)県警のHPを拝見したところ、地域警察官の方が、巡回連絡だけでなく、地域住民や自治会、公民館や社会福祉協議会の方々などと連携して、地域住民の方と接する機会を増やし、積極的に情報発信する機会を設けられていました。
私も、あのように地域に根差した警察活動がしたいと思いましたし、○○県警の警察官の皆様の活動に感銘を受けました。
そこが、私の答案では足りない部分だったかなと思いました。

【§4 集団討論】Q19-Q21

Q19 集団討論はどうでしたか。
A19(短答)参加した全員と協力ができ良い討論だったと思います。

Q20 集団討論を自己採点すると何点ですか。また、なぜその点数ですか
A20(短答)75点くらいだと思います。
(説明)「課題」と「解決策」を分けて討論できたところが良かったと思います。この2つを分けることで、いま何を議論しているかがメンバー間でよくわかりました。その結果、建設的な意見が多数出ました。
一方で、時間配分がうまくいきませんでした。
最後、終了時間が迫っている中で、参加者の意見の取りまとめをやや急いでしまいました。あらかじめ、意見とりまとめのために5分くらいを用意しておけばよかったと反省しました。
≪コメント≫
自己採点の場合は、「70~80点」くらいで答えるのが無難です。
例えば60点以下では低すぎます。面接官に「自己評価で60点以下?これは頼りない」と印象を持たれます。
反対に90点以上では「自分に甘すぎるのではないか?」といった印象を持たれやすいです。どんなことにも反省点があるはずだからです。
自己採点を求められたら、集団討論に限らずどんなことに対しても、75点か80点くらいが無難な数字です。

Q21 集団討論で気をつけたことは何ですか。
A21(短答)2つあります。1つ目は、相手の意見を尊重するということ。2つ目は、「参加者全員で合格する」という気持ちで一致することです。
(説明)集団討論は、相手を論破したり、強引に何か結論を出す場ではないと思っています。相手の意見を聞き、自分に気づきがあることが一番大切だと考えます。
相手の話を丁寧に聞くことで、聞く力もアップします。警察官(警察行政事務職員)になって市民に応対しているのをイメージして聞きました。
また、「全員で合格しよう」と一致することで、みんなで協力して議論を進める意識が全員に生まれ、チームワークで討論を進めることができました。足の引っ張り合いをするのではなく、協力することで難しい問題も解決できると考えています。

≪コラム④:集団討論の正しい受け方≫

集団討論を「相手を引きずり下ろす場」と考えている受験生がいます。その方は、集団討論の見方が根本的に間違っています。
警察採用試験になぜ集団討論が課されているか考えたことがあるでしょうか。集団討論で一番見たいのは「協調性」です。相手を言い負かして自分だけ得をしようと考えている人は態度になって現れます。面接官からすると「この受験生は『仲間』としてない」と厳しく評価されます。
集団討論だけは、他の試験科目とは質が異なります。本気で「チーム全員で合格する」と思って、みんなで協力してください。集団討論本番前に、5分ほどのチーム時間が与えられると思います。その時間に、「みんなで一緒に合格しよう」と声掛けしてください。
集団討論は「全員が受かる」か「全員が落ちる」かの試験。これはぜひ覚えておいてほしいです。

《面接 重要ポイント⑥》集団討論だけは「全員で合格」する試験

集団討論だけは、「メンバー全員で合格」を目指します!
結果として、その態度があなたの合格につながる!

【§5 志望動機】Q22-Q36

Q22 なぜ警察官/警察行政事務を受験しましたか?志望動機を教えてください。

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