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【14限目】参観日の握手会

いつもの年だと、4月に授業参観・懇談会があり、遠足があり、5月には家庭訪問が始まります。今年は新型コロナウイルスの流行のため、まだいつもの行事が始まっていません。参観日や家庭訪問について。


初めての授業参観

初めての参観日。保護者の皆さんは、どんな担任の先生かな?どんな授業をするのかな?と、思って参観されると思います。子どもさんからは色々と聞いてはいるけれど、保護者にとっても教師にとっても初めての授業参観です。子どもを通して繋がっていく出会いになります。

先生の授業を見て、今年はどんな1年になるのかなあと、想像し、期待と不安な気持ちで教室に入ってこられます。会う前から教師や子どもたちを身近に感じて頂けるように、事前に学級通信で学級の様子や子供たちの様子や自己紹介をして、お知らせしています。授業内容に関しても少し早い目に準備をしておきます。

授業中は、できるだけたくさんの子が発表できる機会をつくっていきますが、時間内に全員が発表出来るということはないので、指名された子の発表が終わったときに、「同じように考えた人はいますか?」と、聞きますと、沢山の子が「はい!」と、手を挙げます。

発表が出来なくても、手を挙げるのを見て、我が子は分かっているんだと、理解できます。

出来るだけ全員が参加できる場面を作っていきます。そして最初の授業参観が終わった後で、いつもする行事があります。「握手会」です。


握手会

授業参観が終ったら「握手会」が始まります。前もって保護者の皆さんには、この時間には教室にいてくださいね。と、お願いしておきます。

保護者の皆さんは教室の壁の方に背中を向けて、教室の中心にからだを向けてもらいます。その前に子供たちが立ちます。握手会の始まりです。子どもたちは「〇丁に住む○○です。よろしくお願いします。」と言って握手をします。

お父さん・お母さんたちは「○○の父です。」とか「○○の母です。よろしくね。」と返してくださいます。このとき児童は必ず相手の目を見て、終わったら礼をすることを約束しておきます。握手が終ったら児童だけが左に移動して次の保護者とあいさつをします。

自分の家族の前に立った時は、少し恥ずかしそうにしていますが、改めて自分の家族に「よろしくお願いします。」なんて言うことがないので、めずらしく、ちょっと照れたり嬉しそうにしていたりしていました。

保護者の皆さんも、いつも話に出てくる子が分かるので「仲良くしてくれて、ありがとう。」等と、声掛けをしてくださっていました。

私も、ちょっとはにかみ屋さんや恥ずかしがっている子の後ろから、自己紹介をして一緒に回ります。両手で握手をして下さる人もいます。回りながら、妹がいるんだ、弟が二人いるんだ。なんて思いながら回ります。

握手会のいいところは、握手をすることで、近い存在になることです。保護者の皆さん全員との握手会が終ったら、みんな「ともだちのわ」になって繋がったような気持ちになり、また今年も一年間、頑張ろうと思いました。

握手会は、どの学年を持っても、どのクラスも一緒に取り組むことが出来たのはよかったと思っています。

今はコロナ対応のため、この方法では無理ですが。握手はエアータッチに替えるなど、何かいい工夫があれば、握手会は実現できるかもしれませんね。


懇談会

懇談会は自己紹介(私も含めて)と、お子さんのいい所を話してもらいます。中には「悪い所ならいくらでも話せるのに、いい所を話すのはむつかしいですね。」と、おっしゃるお母さんもいて、「これからいい所を見るようにします。」と、言っておられました。お子さんのいい所を話すお母さんの顔は、とってもいい顔をしておられました。

他のお母さんたちのお話を共有することで、お子さんの今までに気が付かなかったいい所を発見出来たら良いですね。


家庭訪問

5月になって、家庭訪問が始まります。また会えるのが楽しみでした。クラスをスタートしてから、「ともだちのわ」のお返事や参観・懇談を通して親戚のような近い存在になっていたからです。

家庭訪問では、これからの1年間は、心配事やわからないことがあれば、お互いに遠慮なく話し合える関係になりたいと伝えました。

授業参観・懇談会・家庭訪問は、子ども・親・教師を結びつける大切な行事です。今は、コロナで握手したり近くでお話をすると言うことが困難な時ではありますが、例えば、学級通信「ともだちのわ」のような保護者との交換日記のようなものがあれば、保護者との交流が出来、家庭訪問に代わるものになるかもしれません。

学校の現場は、大変気を使いながらの毎日ですが、コロナ前の日常が完全に早く戻って来ることを願っています。

授業参観後にお配りした、学級通信「ともだちのわ」です。ご参考にされてください。

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20200703 少女の人形

「少女の人形」


【編集担当より】
今回は、参観日や家庭訪問についてです。教師の子供あるあるでしょうが、だいたい参観日は被るので、母親は来ずに祖母が来てくれていました。熱狂的なおばーちゃん子でしたので、かけらも寂しさはなかったですが、教師というのはなかなか大変な仕事だなと、幼心に感じたのを覚えています。

握手会と聞くと、アイドルの握手会を想像しましたが、なかなか面白い取り組みですね。新入社員の受け入れでも使えそうなネタです(パクろう)。また、顧客の体験価値を考えると、参観日→握手会→家庭訪問が、ワンセットで設計されており、優れた業務フローになっています。亀の甲より年の劫ではないですが、長く一つのことをやる続けている方は、意識していなくともそこに必ず優れたロジックがありますね。今回勉強になりました。

油絵ですが、「少女の人形」とのことです。個人的には、これまでで一番良い絵ではないでしょうか。対象の人形に思い入れがあるのか、もしくは女の子の人形に思い入れがあるのか、人形を通じて作者の穏やかな気持ちが伝わってくるように思います。よい記事でしたので、たまには上げてみましょう。


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教師生活50年の母親の経験を少しでも社会に還元したいと思いnoteを始めます。小学校や中学校、高校、特別支援学校で勤務しながら、3人の息子を育てました。教員の方や保護者の方に向けて少しばかりのご支援になればと思います。知恵袋や学級通信として、ご自由にお使いください。編集担当:息子
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