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先頭誘導員の1日

今日は、先頭誘導員の1日を紹介します。

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競輪に参加する選手は、前日の13時までに競輪場に入り、受付をしなくてはいけません。

入る時間は違えども、競馬のジョッキーも調整ルームに入るのは同じですね。


一方、地区によって違いがありますが、先頭誘導員をする選手は、当日の朝の9時までに競輪場に入ればよいことになっています。

そして、登録選手手帳と、携帯電話を選手管理に預けます。これは、参加選手と同じです。

次に、先頭誘導員控え室へ行き、自転車を組み立てます。自転車はすべて、いつもレースに参加する時と同じです。

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参加選手の指定練習が終了したら、先頭誘導員も指定練習を行います。

それが終わり、検車を受けたら一段落です。


誘導控室には、ローラー練習台や、ウエイトトレーニングの器具があるので、自分の誘導の番がくるまで、各々練習や食事をしたりします。

先頭誘導員は1日に1回、もしくは2回誘導をします。

競走選手とは違って、先頭誘導員は紺色にオレンジのラインが入ったユニフォームを着用します。

このデザインは、先頭誘導員のシステムができてから一度も変わってません。


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                                       先頭誘導員のユニフォーム
                                            撮影 むーたんさん

ちなみに、競走選手のユニフォームは、現在三代目です。

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                                              競走選手のユニフォーム

自分が誘導する番が終わった後は、次のレースが発走して、最後の選手が25メートルライン(発走機から25メートル先に引かれたライン。基本的にゴールラインです)を通過したら終了です。


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                                          青い線が25メートルライン


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最後の選手が25メートルラインを通過したら、レースは成立します。

なので、もしも次のレースが再発走となって、そのレースの誘導員が走れなくなった場合は、前のレースの誘導員が引くことになるからです。

こうして、無事に先頭誘導員が終わって帰り支度ができたら、選手管理室へ行きます。

預けていた登録選手手帳と携帯電話を受け取り、賞金をいただいて帰ります。

これが、先頭誘導員の一日の流れです。


ちなみに、先頭誘導員は全ての選手ができるわけではありません。

2年に1回、2000mのタイム測定をして、基準タイムをクリアした選手のみが先頭誘導員になることができます。

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                                                先頭誘導選手認定書

先頭誘導をするのに、級班は関係ありません。

ただし、男性の選手とは競走のルールが違いますので(ナショナルルール)、女性の選手は先導誘導員にはなることができません。

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