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【書評に出た本】2021年6月

6月に書評掲載された本をご紹介します。

■ロバート・J・バロー、レイチェル・M・マックリアリー 著/田中健彦 訳/大垣昌夫 解説『宗教の経済学——信仰は経済を発展させるのか』

M・ウェーバー『プロテスタンティズムの精神と資本主義の精神』に代表される宗教と経済の関係の研究は、データ分析と現代経済学によってバージョンアップされた。
キリスト教・イスラム教・仏教・過激宗派など世界中の宗教現象が経済と社会に与える効果を分析する。宗教の問題に関係する多くの分野に示唆を与える1 冊。

▶『日本経済新聞』2021年6月5日(29面)「読書面」 に書評が掲載されました。本文はこちら(※会員限定記事です)

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宗教の経済学 noteバナー

■川上淳之 著『「副業」の研究——多様性がもたらす影響と可能性』

単なる「サイドビジネス」的位置づけではなく、ワーキングプアの副業という課題、本業へのスキルアップ効果、非金銭的動機による副業の性格、幸福度や健康との関係まで、経済学的視点から多面的にアプローチした「新しい働き方」理解のための本格的な決定版!

▶『週刊東洋経済』2021年6月12日号(p.91)「話題の本・Book Review」に書評が掲載されました。評者は河野龍太郎氏(BNPパリバ証券経済調査本部長)です。

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「副業」の研究 noteバナー

■田村京子 著『生体臓器移植の倫理——臓器をめぐる逡巡と規範』

なぜ、生きている人間から臓器を摘出してもいいのか?
脳死下移植・心停止下移植の件数と比べて圧倒的多数でありながら、いまだ十分な議論がなされていない生体臓器移植。その包括的な倫理的要件を提示する力作。

▶『図書新聞』第3500号(2021年6月19日)に掲載されました(2面)。評者は山本史華氏(東京都市大学教授)、有馬斉氏(横浜市立大学国際教養学部准教授)です(同時に2本の書評を掲載いただきました)。

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生体臓器移植の倫理 noteバナー

■源河亨 著『感情の哲学入門講義』

感情と理性は対立する? 
ロボットは感情をもてる? 
「感情」にまつわる疑問に答える、まったくの哲学初心者にむけて書かれた入門書。

▶『図書新聞』第3500号(2021年6月19日)に掲載されました(3面)。評者は太田雅子氏(東洋大学国際哲学研究センター客員研究員)です。

↓著者・源河亨氏による連載(全3回)を掲載しています!

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感情の哲学入門noteバナー (2)

■ジェニファー・M・ソール 著/小野純一 訳『言葉はいかに人を欺くか——嘘、ミスリード、犬笛を読み解く』

隠されたメッセージを暴け!
ポスト・トゥルースの時代、巧妙に人を操る言葉を気鋭の言語哲学者がユーモラスに解明する。
國分功一郎氏推薦――「ジェニファー・ソールは言葉の政治的効果に名を与えるための新しい理論的道具を我々にもたらしてくれた」

▶『日本経済新聞』2021年6月26日(30面)「読書面」 に書評が掲載されました。評者は山本貴光氏(ゲーム作家)です。本文はこちら(※会員限定記事です)

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言葉はいかに バナー

■ハワード・スティーヴン・フリードマン 著/南沢篤花 訳『命に〈価格〉をつけられるのか』

9.11 テロの犠牲者、殺人事件、死亡事故の賠償金はどのように決められるのか? 生命保険や公害対策のために計算される人命の価値とは?
経済学者、統計の専門家、規制当局が駆使する「統計的生命価値(VSL)」の豊富な例をわかりやすく解説し、「人の命」とは何かという問題に向き合う。

▶『週刊東洋経済』2021年7月3日号(p.102)「話題の本・Book Review」に書評が掲載されました。評者は橋本努氏(北海道大学大学院教授)です。

↓本書の第一章を試し読みできます。

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命に価格を noteバナー

■小林良樹 著『なぜ、インテリジェンスは必要なのか』

安全保障政策を判断するうえでは、我々にも必須となる「インテリジェンス」。
インテリジェンスとはそもそも何なのか? 
多くの方々に向けて、国家のインテリジェンス機能に関する理解を少しでも深めてもらうことを目的として執筆された教養書!

▶『週刊ダイヤモンド』2021年6月26日号「Book Reviews」(p.94)に書評が掲載されました。評者は佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)です。

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なぜ、インテリジェンスは必要なのか noteバナー

■柯隆 著『「ネオ・チャイナリスク」研究——ヘゲモニーなき世界の支配構造』

疾走する“奔馬”はどこへ向かうのか。
覇権国へと一気に躍り出ようとする習近平政権の戦略とその行方を、複眼的視点から精緻に分析する。

▶『朝日新聞』2021年6月30日(11面・オピニオン面)「オピニオン&フォーラム・中国共産党の100年と先」に本書の情報が掲載されました。

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「ネオチャイナリスク」研究 noteバナー

#読書 #書評 #慶應義塾大学出版会 #新聞書評 #書評紙

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