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【書評に出た本】2022年5月

5月は『中国料理の世界史』が第13回辻静雄食文化賞を受賞しました🎉
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そのほか、5月に書評掲載された本を紹介します。

■福澤 諭吉【著】小室 正紀・西川 俊作 【編】『学問のすゝめ』

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云(い)えり」で始まる、古典的名著。日本の将来をになう者たちへ、独立の精神と修身のあり方を説いた、福澤思想のエッセンスが凝縮された一冊。新字・新かなを使用した読みやすい表記、わかりやすい「語注」「解説」による編集。

『朝日新聞』2022年5月5日(17面・教育面)「明日へのLesson」で、本書が紹介されました。本文はこちら(全文は有料会員のみです)

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■オリヴィエ・ブランシャール、ダニ・ロドリック【編】月谷 真紀【訳】吉原 直毅【解説】『格差と闘え――政府の役割を再検討する』

ピケティ『21世紀の資本』以降、格差をめぐって理想論や抽象的な正義の問題ではなく、具体的な対策が期待されるようになってきた。その役割として政府による政策の力が見直されるようになってきた。
世界トップレベルの経済学者を中心に、格差の現状、その弊害から具体的な政策論の意見を闘い合わせたシンポジウムの記録。

『週刊東洋経済』2022年5月28日号(p.90)「話題の本・ブックレビュー」に書評が掲載されました。評者は原田泰氏(名古屋商科大学ビジネススクール教授)です。本文はこちら(※全文は有料会員のみです)
『週刊エコノミスト』2022年5月31日号(p.50)「Book Review」に書評が掲載されました。評者は井堀利宏氏(政策研究大学院大学名誉教授)です。本文はこちら
『朝日新聞』2022年5月7日(22面・読書面)」に書評が掲載されました。評者は神林龍氏(一橋大学経済研究所教授・労働経済学)です。本文はこちら
『日本経済新聞』2022年5月7日(29面・読書面)に書評が掲載されました。本文はこちら(※有料会員限定記事です)

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■周 永河【著】丁田 隆【訳】『食卓の上の韓国史——おいしいメニューでたどる20世紀食文化史』

「韓国の人びとは何をどのように食べてきたのだろうか?」

1876年の開港以降、朝鮮半島には多くの外国人が流入し、西洋・中国・日本の食が朝鮮の料理を大きく変化させた。近代化とともに多数の飲食店が誕生し、熱々のクッパやビビンバが人びとの腹を満たしていた――。日本の植民地支配、解放、朝鮮戦争、都市化、グローバル化を経て、韓国の食はどんな道をたどったのか。「食べること」をとおして韓国の歴史と社会をダイナミックに描く「食の人文学」!

『クロワッサン』2022年5月25日号(p.87)「話題の本、気になる本」に書評が掲載されました。評者はMina Furuya ホミン氏(アーティスト)です。

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■ピーター・ポマランツェフ【著】池田年穂【訳】『プーチンのユートピア――21世紀ロシアとプロパガンダ』

21世紀のロシアでは、独裁さえもリアリティー・ショーである――。
カネと権力に塗れたシュールな世界で、新たな独裁体制を築くプーチン。
クレムリンに支配されたメディアの内側から、21世紀のロシア社会とプロパガンダの実態を描く話題作。

『日本経済新聞』2022年5月14日(35面・読書面) 「今を読み解く」で、本書が紹介されました。紹介者は袴田茂樹氏(青山学院大学名誉教授)です。本文はこちら(※有料会員限定記事です)

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■大尾 侑子【著】『地下出版のメディア史——エロ・グロ、珍書屋、教養主義』

近代日本の誇る教養主義の「裏通り」を一望する!

軟派出版の世界で、道楽知識人たちは国家権力と戯れ、一大文化空間を築いた――
「低俗」出版文化の歴史と「書物」「エロ」への欲望を可視化する意欲作。

『NEWSポストセブン』2022年5月13日に書評が掲載されました。評者は大塚英志氏(まんが原作者)です。本文はこちら
『日本経済新聞』2022年5月14日(34面)「読書面」 に書評が掲載されました。評者は福間良明氏(立命館大学教授)です。本文はこちら(※有料会員限定記事です)

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■小倉 義明【著】『地域金融の経済学——人口減少下の地方活性化と銀行業の役割』

多様化する取引、激化する融資競争——
「消滅論」さえ囁かれ、苦境が取り沙汰される地銀・信金信組など地域金融機関は、半面、人々の生活の基盤となる地域経済を守り維持する支柱でもある。収益力の低下や熾烈な融資競争、激甚化する自然災害と疫病など困難な環境を克服し、リスクをとりながらも地域社会とともにいかに生き延びてゆくかを、経済学的手法を用いて丁寧に解説した注目の一書!

『週刊エコノミスト』2022年5月31日号(p.12)に、第62回エコノミスト賞受賞に関する記事が掲載されました。本文はこちら(全文は有料会員のみです)
『毎日新聞』2022年5月13日(6面)「ひと」で、著者が紹介されました。本文はこちら(全文は有料会員のみです)

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■ティモシー・スナイダー【著】池田年穂【訳】『自由なき世界——フェイクデモクラシーと新たなファシズム』

ロシアはなぜクリミアに侵攻したのか――。
プーチンの思想に鋭くメスを入れ、右傾化する世界の実態を捉える世界的な話題作。

▶『図書新聞』2022年5月21日(第3543号)の岡和田晃氏「〈世界内戦〉下の文芸時評」第87回(5面)にて、本書が紹介されました。

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#読書 #書評 #慶應義塾大学出版会 #新聞書評 #書評紙

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