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メキシコ冒険記🧙🏻‍♀️

ちは!2年漕手の神谷果歩です。

私はブログ係としてブログのリマインドや検閲を行っているのですが、この仕事をしてみて伊佐坂先生に原稿を催促するノリスケの気持ちが分かりました。皆様ブログの執筆は計画性を持って取り組んでくださいね〜!🥹

さて、今回はテーマ自由ということで、私の人生で1番波瀾万丈だった1日について話したいと思います。
「人生で一番ピンチだった瞬間は?」と聞かれたら、私は迷わず2018年10月13日と答えます。その日私は、食なし金なし迷子、おまけに携帯の充電もなく言語も通じず、びしょ濡れになって路頭に迷っていました。なぜこのようなことが起きたのでしょうか?

それは、高校2年生だった私が、メキシコに留学に行ってから1ヶ月経った頃のことです。
その日、私はイタリアやフランスから来た同じ留学団体の仲間たちと小旅行でメキシコシティに来ていました。
2泊3日の旅行では、メキシコシティの観光名所とSix Flagsという遊園地を回る計画になっていました。私の人生最大のピンチは、そのSix Flagsで起こりました。ここからは、私の身に起きたハプニングを追っていく形で話を展開していきます。

① まず携帯の充電がない
旅行に行く前携帯の充電コードをなくした(多分学校で盗まれた)ので、接続の悪いコードを使って充電をしていた結果、朝起きたら充電が11%しかありませんでした。この時の絶望は今でも思い出せます。結果、昼頃に充電が切れてしまい、私は友達との通信手段を失いました。はぐれちゃったらやばいですね(フラグ)

② お金も食べ物もない
その時私が持っていたクレジットカードが、タクシーアプリの操作を間違えて1日に13回タクシーを呼んでしまったことによって止められており、現金も宿代で全てなくなったため、お金の持ち合わせがゼロでした。その結果、朝から何も食べず1日中遊園地を歩き回る羽目になりました。

③ おまけにびしょ濡れ
夕方になって本当にお腹が空いてきて食べ物以外のことを考えられなくなってしまったので、濡れるアトラクションに乗れば、寒さが勝って空腹を忘れるかなと思い、ゴムボートで川を探検するアトラクションに乗りました。その結果、びしょ濡れになって寒かった上に、お腹も空いたままだったので更に自分を追い詰めることになりました。

④ 極め付けに迷子
私はタワテラでビビリ倒すような絶叫苦手人間なので、友達が「10分待ちで乗れるらしい!」と言って人気のジェットコースターに乗ろうとした時、「10分なら外で待ってよう」と思い、友達を待っていました。しかし、この判断が間違いでした。なぜかその後2時間経っても皆出てこなかったのです。この2時間は、間違いなく人生最悪の時間でした。連絡手段がなくいつ友達が出てくるか分からないのでその場を離れるわけにはいかず、ジェットコースターの出口で私は立ち尽くしていました。

そんな通信手段もお金もご飯もなくびしょ濡れな外国人の学生が異様に映ったのでしょう、その時天使が現れました。
その天使は、大学生くらいの女の子でした。彼女は「どうしたの?」と英語で話しかけてくれ(その時はまだ着いて1ヶ月だったのでスペイン語が満足にできませんでした)、「友達が10分で出てくるって言ったのに、2時間出てこないんだ」と拙い英語で伝えると、迷子センターまで連れて行ってくれ、友達と再会するところまで見守ってくれました。おまけに「この子から目を離しちゃダメだよ!」と友達に怒ってもくれました。友達は全然悪くないんですけど…
後で友達に話を聞くと、結局、10分で乗れるというのは勘違いで、実際は2時間くらい並んだんだそうです。「携帯が繋がらなくて心配したよ涙」と言われました。

こうして、無事友達と再会し、宿に帰ってたっぷりのタコスを食べ、(私の度重なるだらしなさが引き起こした)人生最大の冒険は幕を閉じました。あの時もし悪い人に攫われていたらと考えると(メキシコでは失踪事件とか集団誘拐事件が日常茶飯事です)、生き延びられたのは幸運だなと思います。。
留学でのこういう経験を経て、少しは逞しくなったのかなと思っていたのですが、カヌー部門に入ってから自分の弱さを思い知らされる場面が多くあります。これからもカヌー部門で成長していきたいです。

これは大冒険の翌日

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