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金曜ランチはサラリーマンタイム

おはようございます。
今日も食日記ご覧頂きありがとうございます。

最近毎日お味噌汁を作ってはせっせと夕飯に朝ご飯に食べているのですが、なんせ味噌の味が変わらずマンネリ化。
出汁を変えるべきなのでしょうか、それとも味噌か。
どなたかアドバイスをお待ちしております。




今日の食日記




新社会人になったものの、スーツを着たサラリーマン類の働き方をしたことがない。

確かにお給料を頂いているぶんサラリーマンではあるのだが、あまりにも想像していたサラリーマンとかけ離れた生活にまだまだしどろもどろ。

スーツを着たことがなければ、お昼に会社を抜け出してご飯に行ったことさえ無い(というか会社の日に抜け出したくは無い。美味しいお昼は美味しい1日に美味しく食べたいものだから)。


だからか、時々サラリーマンの気分になってみたくなる(スーツを着た人たちのこと)。
平日の昼下がり、仕事の合間に天国へと脱出してきたかのような顔をして(なぜそんなにも天使のような笑顔な人たちなのだろうか。脱力感は昇天してしまっている。よほどこのお昼に1日の照準を合わせてきたようだ。それほどの解放感とは、恐ろしやサラリーマン)。


ただ、大きな解放を意味するこのお昼休みを迎えるサラリーマンのランチタイムへの喜びを模倣しようにもできず、どれほど美味いのだろうかと。
疑似体験できたらなぁ(当たり前のランチタイムは毎回が特大の幸福となって落とし込む。気になる食体験だ)。


その日は金曜日だった。それも12:30分。まさにサラリーマンゴールデンタイムと呼べるこの時間に、やはりスーツ姿のサラリーマンが至る所に笑顔を咲かせているではないか。

なんてほっとしているんだ。見ているだけでもう和む。僕も味わってみようかと。無駄に街を練り歩く自分はさぞ怖い存在だろう。


今日のお店

市役所すぐのお気に入りのお店に久しぶりに行ってみた。
ここは平日ランチの今を味わえる、あまりにも現実的でそんな時間が好きだから、ついつい寄ってしまうのだ。


ご飯屋さんが並ぶ中、のんびりと商っているんだろう、そんな色がじんわりと溢れていて、とてもあたたかいお店。

半年ぶりの入店でも、変わらぬ賑わいで。

ひさびさの再会を祝うかのような気持ち良い青天で、日差しが暑いくらい。どこか切なくなるお昼時。もう夕方はすぐそこだ。

そうそう、入り口すぐには毎日メニューが飾られて。


毎度立ち止まってその一皿一皿を正確に読み込む。きっとここらで働いていたら、わざわざ店前で立ち止まっているのだろう。


まあ、にしても今日は流石の週末金曜日だ。
席の入れ替わりの速度はどんどん加速し、常に満席なのはリアルだ。


ひと息をつくサラリーマンの弾けるような笑い声は金曜日の鬱憤をはらすかのよう(これまたストレス溜まっているんだろうなぁ。突如としてオアシスになる場所を僕は羨ましく思っている)。

南国のようなぬるい音楽がまた優雅だ。
このサラリーマンの中食べるのがなんとも背徳感と優越感があって。世の中甘くない(自分には甘くいたいもので)。

平日のお昼、まだまだ午後からって時に僕はただただ日差しに眠気を誘われて、ヒルナンデスの音を遠くに聞く。


エネルギーの塊がやってきた。
この時間のこの空気。扉は閉めてどこか煙たいこのお昼。サラリーマンらしくていいじゃないか。そんなこと気にしている暇はないのだから。

エネルギーの塊



チェダーチーズとチキンのグリル。
一皿でストーリーを伝える力がこのお店にはある。ただの昼飯屋ではない。



そうそう思い出した。全部が丁寧なんだよな。
クミンの効いたキャロットラペ。
フレッシュなお野菜。とお塩。
わざわざ揚げた野菜たち(カリッと素材が広がる)メインのチキンにも劣らず、一品一品に呼吸をかんじるのだ。

プリップリのチキンのグリルは、チーズが香ばしく香るが余計な味付けはない、案外素朴でオイル感が旨味となってたまらない。
そこにベリーソースがさっぱりさせてくれて、すっきりと旨味だけが残るのが匠の技(チェダーチーズとベリーのまだ見ぬハモリを聞いた)。

昼のランチタイム750円には安すぎるんじゃないか。
味だけじゃない、この丁寧なこだわりは繊細で、几帳面な店主の細やかさが見事に美味しさになっている気がする。


金曜日のお昼、僕は休みだ。夜中はどこかわらい合っている気がした。


美味しいひと時に、ごちそうさまでした。
でらは、また次回。



今日のお店: キッチンアンドバーゴボ(群馬県前橋市大手町2丁目5-17)




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