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自分をプラットフォーム化すると、チャンスが倍増する

付加価値や市場価値の向上には限界がある

個人事業主として活動するなら、まずは「自分というリソース」の価値を高めた方がリターンが大きくなります。

「短時間でより多くのアウトプットを出せるようになる」
「クライアントの満足度を向上させる」
「市場価値が高く希少なスキルを身につける」

など、自身の生産性・付加価値・希少性を高めると、市場からの評価も高くなります。

一方で、「自分というリソース」には限界があります。

1日は誰にでも24時間。自分が使える時間は限られています。

いくら時間をやりくりしても、生産性を高めても、どこかのタイミングで頭打ちになってしまうでしょう。

金銭面の自己資本にも限界があります。どんなビジネスをやるにしても、予算をかけられた方が有利です。予算さえあれば、充実した設備投資をしたり、優秀な人を雇ったり、リリース時期を早めたり、広告を売ったり、打てる手が増えます。

「自分の資本」だけでなく「他人の資本」を使って、大きな力を生み出すことを、「レバレッジを効かせる」と言います。

出資してもらったり、人を雇ったりして、手持ちの「お金」「マンパワー」を増やすことで、より大きな成果を目指せます。

しかし、フリーランスや副業人材が、多額の出資を募ったり、毎月数十万をかけて人を雇うのは、現実的ではありません。

どうしても、「自分一人でできる」枠の中に納まりがちで、レバレッジが効きにくいのです。

そこで、有形の資本でなく、無形の資本を自分の周辺にためることで、レバレッジを効かせるのが、フリーランス的な働き方をする人には有効だと考えています。

プラットフォーマーになる4つの方法

無形の資本を自分の周辺にためるためには、「自分をプラットフォーム化する」のがオススメです。

プラットフォームとは、もともとは「土台」などの意味ですが、ビジネス用語としては「様々なプレイヤーが集い、シナジーを生む場」というような意味で使われます。

Amazon、Uber、各種SNSなどはプラットフォームビジネスにあたります。

規模は違えど、「自分を中心に人が集い、シナジーが生まれる」というプラットフォーマーになることで、自分の社会関係資本が増えます。

具体的には、4つの方法が個人にとってやりやすいと思います。

①イベント(時間)

継続的にイベントを開催して、人を集めることで、あなた自身をプラットフォーム化することができます。

特定のテーマに関心がある人を集め、交流が生まれる仕組みを作ることで、あなたの周りに「特定の関心・属性を持った集団」ができあがります。

現在は、オンラインイベントも盛況なので、場所を借りる予算がなくても参加者の募集が可能です。

②スペース(空間)

貸し出せるスペースがあれば、そこに人を呼ぶことで、自分がいる土地に円がある人が集まります。

自身で人を集めてもよいですし、①のようにイベントを開きたい方に貸し出してもいいでしょう。

もし自宅に、店舗にできるレベルのスペースがあればそれは強力な資産になりますし、「広めのリビングに人を招く」程度でも続けていれば、ご縁をつなぐハブになることが可能です。

③メディア(情報空間)

WEBサイト、SNS、動画配信などで、「有益な情報をシェアする」「情報発信したい人をサポートする」ことで、人と人をつなぐ役割を果たせます。

例えば、読み物WEBサイトを立ち上げて取材記事を公開したり、自分がパーソナリティーとなってゲストを呼んでトークをします。あなたの周りに、「情報や強みを持っているゲスト」「あなたと同じ関心を持つ読者やリスナー」が集まってきます。

私は本業で編集者をしていますが、編集者に魅力を感じた点の一つが「会いたい人に会いやすい」からでした。普通じゃ会えない著名な方でも「取材」という場を介して、直にお話を聞けるのです。

そして、誰もがWEB・SNS・動画で情報発信をできるようになった今、取材や対談はマスコミの特権ではなくなりました。自分の情報プラットフォームを盛り上げられれば、会いたい人に会い、届けたい人に情報を届けられるのです。

④コミュニティ(持続的な場)

①~③をさらに継続的で、双方向の場にすることで、「コミュニティ運営」をすることも可能です。

情報発信は一方通行の側面が強いですが、参加者と参加者がうまく繋がる仕組みをつくれば、そこで新たな仕事が生まれる可能性があります。

プラットフォーマーは長期的な視点で

「よし、自分がプラットフォームになろう!」と思って行動してみると、最初はあまりにも手ごたえがなくてがっかりするかもしれません。

著名人なら、SNSやオンラインサロンをはじめて、すぐにフォロワーや加入者を獲得できるでしょう。

一般人がプラットフォームを提供しても、最初はあまり相手にされないかもしれません。

でも、いま盛り上がっている有形・無形の場も、最初は小さく始まったものが多いと思います。

プラットフォームは、即自的なリターンは得にくいものです。

じっくり続けて、種をまいて、少しずつ芽吹いて、時間をかけて大きくしていくものです。

数か月やってみて「効率が悪いな!」と投げ出さず、少しずつ改善を重ねて長く続けるのが、プラットフォームを成功させる秘訣です。

パラレルキャリア研究所代表 慶野英里名

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