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人生は選べる!「好き×才能で自分らしい人生を生きよう!」ライフワークコーチ 加藤晶子さん

「人の才能を話しの中から瞬時に読み取り、それを最大限に発揮する方法」を軸に女性の生き方をサポートするライフワークコーチの加藤晶子さんにお話を伺いました!

プロフィール
出身地:静岡
活動地域:東京
経歴
・2002年 地元の銀行に入行。広報配属。
・2006年 銀行を退職。
その後3か月間自分探しの旅にでる。
・2006年 リクルートキャリアに入社。採用担当となり、
大規模採用に関わる。
・2008年 法人営業担当として名古屋支社へ異動。
全社MVP受賞。
・2011年フリーランスのキャリアカウンセラーとして独立。
大学のキャリア講義や、キャリア支援セミナーを年間100回実施。
のべ1,000名以上のキャリアを支援。
・2013年 子どものキャリア教育スクール”キッズイノベーション”を立ち上げる
・2015年 アフタースクール運営のNPO団体に入職
マネージャーとして、新規6校を開校。
・2017年 その人が心からやりたくて輝けること(ライフワーク)を
一緒に考えたり、 前に進み出すサポートをしたいと、
ライフワークコーチとして活動再開

座右の銘:全ては導かれている

潜在的に悩んでいる人をサポートしたい

Q1加藤さんはどのような夢やビジョンをお持ちですか?

加藤さん(以下、加藤。敬称略):夢は大きくいうと二つあります。
一つ目は、一人に一人、気軽に相談できるマイカウンセラーのいる社会です。ちょっとした仕事の悩み事を気軽に相談できる仕組みを作りたいです。
日々接しているアラサー位で人生のターニングポイントにある方は、悩んだ末に私の所にいらっしゃる方が多いです。その手前側で少しモヤモヤして誰かに相談したいと思う時、けれど会社の上司や同僚に相談する内容ではない事もありますよね。例えば仕事を辞めるかどうかと凄く悩む時や、人生の全般を考えた時に仕事をどうしようかという悩みは、その人の周りに相談できる人がいるケースが少ないのです。しかも、いたとしても、その人たちはキャリアのプロではありません。
現時点では、キャリアコンサルタントに相談しようと思うと、高額になってしまうか、無料の場合は、転職エージェントになります。転職しようとある程度決めている場合は良いのですが、モヤモヤしていたり、転職までは決めていないけど、「今の仕事が辛い」という方の相談する場が限られているのが現状です。
例えば、先日私の所にいらしてくれた方は「仕事が辛すぎる」と泣きながら親御さんに相談し、親御さんはその状態を聞いて、専門家に頼むしかないねとなり、二人で泣きながらネットを検索し、私のブログに辿り着いたそうです。思い詰めないとそこまでしないんですよね。なので、その手前で相談できる、潜在的に悩んでいる人をサポートする、気軽に相談できる仕組みを作りたいです。

記者:そういうことを相談するイメージがそもそもないのかもしれませんね。

加藤:そうなんです。相談するイメージがないと思うのです。誰に相談したらいいかわからないから、抱え込んでしまうのだと思います。今はキャリアコンサルタントを一部の限られた人が偶然知るという感じです。ちょっと話しを聞いただけで泣き出してしまう方がたくさんいます。でも自分でそこまで抱えているとは気づいていないのです。話し始めてから「あれ?私すごい悩んでいたんだ」と気づくケースも多いのです。

記者:二つ目の夢を教えてください

加藤:二つ目は、子供のうちに将来のことについて考える機会をもっと増やしたいということです。
「自分は何が好きで得意なのか?」とか、「どんな仕事が世の中にあって、社会の仕組みはどうなっているの?」というような社会教育という分野がもっと伸びるといいなと思っています。
北欧では、キャリアカウンセラーが常駐している学校もありますし、授業にキャリア教育が組み込まれているところもあります。アメリカでは、両親をゲストに呼んで、仕事について語ってもらうという授業もありますし、まずは身近なところから社会に触れる体験をぜひもっとして欲しいと思っています。

Q2その夢を具現化させるためにどのような目標や計画を立てていますか?

加藤:一つ目の夢に関しては、より気軽にカウンセリングを受けられる仕組み作りですね。私の周りにキャリアカウンセリングの資格を持っている人がいるので、そういう方たちと一緒に仕組み作りをしたいです。家にいながら好きな時間、好きな人に相談ができるアプリなど作ることで仕組みはできると思います。ただ、仕組みを作るのは簡単ですが、それを利用しようとする人の心理的なハードルの方が高いと私は感じています。そのハードルの高さがあるので、どこかの企業でトライアル的に社員さんに使ってもらうようなことが最初は必要ですね。今はお医者さんにもチャット上で相談できたりするので、それと一緒です。そして、ちょっとした相談なら、チャットで完結できると考えています。

子どもの社会教育については、「働くことって楽しい!」と感じてもらうのが第一歩ですね。教育分野は、以前NPO法人で関わっていた時に、学校教育との兼ね合いで難しさを感じた分野でもあります。行政と民間がどのように協働できるかが課題ですので、時間がかかりますね。自分の人生全てをかけて行うくらいの根気が必要だと思っています。

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キャリア=人生そのもの。仕事を起点に、人間関係、家族関係、経済など、様々な角度からサポートしたい。

Q3加藤さんはライフワークコーチとして活躍されていますが、キャリアとはどういうイメージですか?

加藤キャリアとは仕事を通じた人生全般の事と思っています。人生全部というとすごく幅広いですけど、時間と役割りの観点から私は捉えています。どういうことに、どれくらい時間を割いていくのか、自分はどんな役割りがあって、それをどのくらい、どう重視していくのか、また自分の優先順位を考えることが必要です
例えば女性だったら、仕事上の役割りもあるし、女性、母、妻、地域の活動や、PTAなど色々な役割りの掛け合わせで生活が出来上がっていますよね。自分はどこを重視して、時間をどこにどのくらいかけているのかを考えていくこと、また自分の在りたい姿を固めて、それに近づいていくことがキャリアを描くことではないかと思っています。

記者:学校教育ではキャリア教育はあまりないことですよね。なぜそういう授業がないと思われますか。

加藤:ゴールが明確ではないからだと思います。人によって理想の姿は変わりますよね。唯一の正解がないテーマを授業で扱うことが難しいのだと思います。一人一人の違いにどう対応するのか、教師の育成上の課題もありますね。個性を認め合って、どんな答えでも「それはその人にとって正しいよ」という環境があればいいけれど、点数を付け、比べた時点で破綻すると思います。結果を求めない授業があったらいいですね。

記者:キャリア教育があったら自分の仕事と人生が一本化されますね。

Q4そもそも、なぜ今のお仕事をしようと思ったのですか?

加藤:最初の転機は、銀行からリクルートキャリアという会社に転職した時です。転職活動をする中で、「自分は本当にどういうことをしたいのか?」を真剣に考えました。その時にふと、銀行で新人研修を受けたときに、人事の人が輝いて見えて、こんな仕事もいいな~と思ったことを思い出したんです。さらに、深く考えてみると、「人の働くことに関わること、人生の転機や成長に関わるような仕事をしたい」という明確な意思が固まってきました。そこで、人材系の企業をたくさん受けていた中で、ご縁あってリクルートキャリアに入社を決めたんです。
二つ目の転機は、入社後ですね。人事(採用)の仕事につき、就活生と話をする中で、「本当はどうしたいの?」と人生について話している瞬間が好きなことに気づきました。自分の言葉が相手に伝わっている感覚もあり、向いているとも感じましたね。その頃からですね、「採用」という言葉や「キャリア」という言葉を聞くとワクワクするようになりました。

働くことには多くの時間をかけるので、楽しいものであって欲しいと願います。働くことをお給料の為ではなく、自分の為と思って欲しいです。仕事は人生の上で大きなウェイトを占めていて、とても影響をしているのに、お給料をもらう手段としてしか捉えていない事がもったいなさ過ぎます。仕事で学べることもあるだろうし、自分自身の売りをつくったり、何をやりたいのかを考えたりすることができるはず。でも、そんな風に捉えられている人が少なくて、仕事は仕事という感じの人が多いんです。そこも変えていきたいと思ったきっかけです。

Q5仕事をしている中で、どのような発見や出会いがあったのですか?

加藤:日々気づきの連続で、たくさん気付きも出会いもあるのですが、大きいところでいうと人間関係だと思います。私は自立心が強くて、できる限り自分一人でやろうとするタイプです。人と一緒に一つの仕事を成し遂げることが凄く苦手だったのです。一人ではできない事を沢山の人がいるからできたという事に気づけたのが大きいです。人を頼るという事は人を信頼する事なんですね。人の力を頼っていいんだと気づきました。プライベートの人間関係も変わりました。深さが増し、困ったときに助け合える関係性ができるようになりましたね。

Q6自分でビジネスをしようと考えたきっかけはありますか?

記者:ご両親も仕事が好きな方でしたか?

加藤:母は専業主婦で、父はサラリーマンでした。けれど、父は仕事を辞めて自分で事業を立ち上げました。店舗型のビジネスだったのですが、お店の名前やロゴ、出店場所など、すべて決めていく父を見て、自分で全部決めて、全てを作っていける楽しさを感じていました。
「お金は天下の回りもの」「ビジネスをするということは、ただサービスを提供するだけでなく、人を雇って雇用を生み出すという価値もあるんだよ」など、父からはたくさん大切なことを教わりました。

「自分はどうしたいか、自分にとって何が大事なのか。」を軸に生きていった方が、本来は幸せなんです。

Q7アラサーの方たちに向けてのメッセージをお願いします

加藤:アラサーに限らずですが、女性は周りの目を気にしてしまう傾向にあると思います。特に結婚や出産は、タイミングなど、人にどう思われるかに左右されやすいですよね。
「自分はどうしたいか、自分にとって何が大事なのか。」を軸に生きていった方が、本来は幸せなんです。
でも、責任感が強く、体を壊すまで仕事をしてしまったり、本当は子供が欲しいのに先延ばしにしてしまったり、子育てと仕事を両立しようと無理をしてしまったりなどしてしまうので、自分を大事にして欲しいですね。

記者:キャリア=人生プランニングというお話を聞いてをあらためて考えてみたくなしましたし、とっても重要な事だと感じました。自分の考えや枠に留まらないことで、自分を大事にし、さらにやりたい方向性が見えてきますね。本日は貴重なお話をありがとうございました。

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加藤晶子さんの情報はこちら
HP:http://akiko-kato.com/
FB:https://www.facebook.com/akinko0113
キッズイノベーション:http://kidsinnovation.net/
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【編集後記】
インタビューを担当した善家、高柳です。晶子さんの凛とした美しさを感じるインタビュー時間でした。人生今何を選択するのかと思ったとき、選択肢が多く迷いやすいのが女性であると思います。一人では選択できない、けれど真剣に向かいあっていきたい時、晶子さんのような方がそばにいてくれたらとっても力強いと思いました。キャリア=人生プランニング、どんな自分が何をしていくのか、生きる方向性が大事だと感じさせてもらったインタビューでした。

今後のさらなるご活躍を応援しております。

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この時期はリライズ・ニュースマガジン"美しい時代を創る人達”にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

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