蛍光れもん

東京在住の会社員。 編集やライティング会社で、ぼちぼち生活しています。 忘れっぽいので…

蛍光れもん

東京在住の会社員。 編集やライティング会社で、ぼちぼち生活しています。 忘れっぽいので、忘れたくないことを、つらつらと。 30代前半、本好き、落語好き、料理好き。

最近の記事

例えば、ゴッホが素直だったら。

後輩と仕事をすると、素直で驚く。 私が言った意見やアドバイスに「なるほど!」「わかりました、やってみます!」と返事をしてくれる。 自分の考えに固執せず、他者の意見に耳を傾けられることはスゴイ。 たとえ、腹の中では納得してなくて、外面だけ納得してる風だとしても、そうやって相手を不快にさせないように返事をできるのはえらい。 私が20代のころは、どっちもできなかった。 自分の意見のほうが正しいと思っていたし、先輩の意見に納得できないという態度だった。 今思うと、ほんとにイタい

    • サバ、フォードvsフェラーリ、松重豊。

      昨夏、村上春樹さんの『アンダーグラウンド』(1999年、講談社文庫)を読んだ。 もう10年以上前に購入したのだが、当時は最初の数ページで挫折。たまたま、蔵書の整理をしていて見つけ、今度こそはと読み始めた。 この本では、村上さんが地下鉄サリン事件の被害に遭われた方や、そのご家族などにインタビューした内容をまとめているんですが、その中に、ご主人をなくした奥様のインタビューがあった。 奥様は当時、妊娠中で、おなかも大きかったそうだ。ご主人が事件に遭われた日の朝。いつもは朝ごはんを

      • お前は絶対にコピーライターになれない。

        昔、新卒で入った後輩が、入社2年ほどで退社した。 将来が期待されていた子だったのだけど、異業種に転職するとのことだった。 退社最後の日に、その子にメールを送った。 君がのびのび働けることがいちばんだよと。でも、一度逃げたことは向き合わない限り追ってくるもんだよ。とも書いた。 今思うと、恐ろしいメールだ。 言葉はときどき呪いになる。 小さい頃から言われ続けた言葉や、人に言われてグサッときた言葉で、その後の立ち振る舞いや考えが、囚われてしまうことがある。 あのときの私は、い

        • 私の人生に登場してくれてありがとう。

          品川でバターバトラーを買って、名古屋へ向かう新幹線に乗り込む。 お正月休みに入って初日、8時台の新幹線だから自由席でも座れるだろうと思ったけど甘かった。 通路に立ちながら1時間半。 そういえば富士山って見えるんだっけ?と思っていたら、もう名古屋だった。 古くからの友だちに年末会った。 彼女は名古屋に住んでるわけじゃないんだけど、お互いの真ん中あたりで会おうかとなって、名古屋に。 とりあえず、食べたいものだけは二人で決めていた。 味噌煮込みうどん、小倉トースト、手羽先。 あ

        例えば、ゴッホが素直だったら。

          鬱になりかけて、いろいろ分かった1年だった。

          2019年が終わろうとしてます。 いろいろあった1年でした。 まず、1月に会社辞めた。 転職してから半年で辞めた。 次の転職先は決まってなかった。 初日に出社した日から「私、この会社でやっていけないかも。」と思ってしまった。 いや、正直に言えば、面接のときから。 最寄り駅を降りると漂ってくる繁華街の臭さとか、 それを全く気にせず行きかう人とか、 高層のオフィスビルとか、 窓のない会議室とか、 PCだけを見て質問をしてくる面接官とか マニュアルにそった質問とか、 チャットで

          鬱になりかけて、いろいろ分かった1年だった。

          ボーナス1000万も貰ってたんか!?

          ボーナス1000万も貰ってたんか!?

          先生の本音

          「笑いたくない時には、笑わなくていい、と先生は思います。」 小学校2年生のある日のおわりの会で、吉岡先生はそう言った。 吉岡先生は、当時30代半くらいで、ちょっとポチャッとした、教育テレビに出ていた「はに丸」みたいな顔をしたやさしい女の先生だった。 何の話の流れで、そういう言葉が出てきたのか、覚えていないし、その後どんな話を続けたのかも覚えていない。 ただ、吉岡先生の言葉をみんな静かに聞いていたことと、 少しうつむいた先生の顔はよく覚えている。 「笑いたくない時は、笑わな

          先生の本音

          肩こり解消おでん

          左肩にチクッと痛みが走る。 BBQの串で肩を突かれたみたいな痛さ。 ひどい、BBQなんてほとんどしたことないのに。 いや、ちがう、これは肩こりだ。 肩こりか。むしろBBQの串のほうがよかったかもしれない。 串は抜けば痛みが去るが、肩こりはずっと痛い。 肩こりが治らない。ストレッチをしても、マッサージに行ってもラクにならない。 肩をパカッと外して、筋肉を取り出してほぐせたらいいのに、と思う。 首から肩にかけての部分ををパカッと外して、凝り固まった筋肉を取り外す。 手のひらか

          肩こり解消おでん

          踊りたくない会社員

          ヨガに通ってます。 といっても、ここ3ヶ月ほどですが。 私が通ってる教室には、ヨガ以外のレッスンもあって、先日、たまたま空いてる時間にやっているレッスンが、ヨガじゃない骨盤を整える内容のクラスでした。 まあ、いいか、と思って、予約を入れ、レッスンへ。 スタジオに入ると、いつもにはないダンスミュージック。 「どうぞ〜!!」と激しい笑顔で迎える ラテンの雰囲気を漂わせた、小柳ルミ子っぽい先生。 言葉の後ろに、常にビックリマークがついてるような話し方にビビりながら、スタジオ

          踊りたくない会社員

          自信 と 自身

          文章を打ち込んでると、たまに変換を間違う。 間違えるんだけど、ようよう考えると、 自信って、自身だな、と思うのです。 自信がない、自身がない 自信満々、自身満々 自信作、自身作 自信って、自分という芯が通ってないと手にできないものだよな。 逆を言えば、自信をつけるためには自身を確立しないとダメなんだろうな。 日本語ってよくできてますね。 「じしん」ばっかり打ち込んでたら、痔神という変換も出てきて いつになく、自信がない痔神 痔神、きょうは自信満々じゃん 痔神の自信作

          自信 と 自身

          将来の夢

          なんの授業だったのか忘れたけど、 中学校のとき、将来の夢をひとりずつ発表するってのがあった。 特になりたい職業が決まっていなかった私は 「好きなことを仕事にしたいです。」と発表した。 先生の反応は、そりゃあそうだけど、みたいな感じで あきれられたようでした。 先生が求めている答えじゃなかったようです。 先生としては将来の目標をもって生きてほしいってことだったんでしょうけど、 「○○になりたい」って具体的に言えることって、そんなに大事だったんだろうか? 小学生のころは「ケー

          ハゲとるやないか!

          おでこの生え際に十円ハゲができていた。 前髪で隠れるので、普通に生活している分には誰にもバレないが、 前髪をあげると、肌色の丸が見える。 丸く毛が抜けたふにふにの頭皮を触る。きもちいい。 ハゲた部分を、スマホで撮ろうとするけど、黒い髪のアップしか撮れなくてあきらめる。 実はもう10年くらい前から、十円ハゲができたり、治ったりを繰り返してます。 だから、もう、特に動じません。 ニキビがぽちっとできるのと同じくらいの感覚。 若干、嫌だけど、もうしょうがないか、って感じ。

          ハゲとるやないか!

          気にしないでいい、なんて言いたかったんじゃない。

          落ち込むことがあったとき、人に話すといい というのはよくある話。 でも、話したときに 「そんな落ち込まなくていいのに。」 「気にすることないよ。」 と言われると 余計に落ち込む。 落ち込まなくていいと言われて、元気になったことないし。 気にしないでいられるなら、はじめから落ち込まないし。 中にはそう言われて、気持ちが切り替わる人もいるんでしょうけど、私の場合は、自分じゃどうすることもできないから打ち明けたのに、気にするなと言われた途端、 「あぁ、こんなことを気にして

          気にしないでいい、なんて言いたかったんじゃない。

          つぶしたて焼きとり

          新鮮さを通り越した生々しさがスゴイ。 理髪店の前にかかってた。 副業ブームですからね、理容師さんが占いやる時代なんですね。 なんかもう、いろいろめんどくさくなったのかな、 ショベルカー斜めってるけど、もう、いいよねって。 こうしたのか、こうなったのか。 そうか、世界にはこけしを待ちに待っている人もいるのだな。 感動は足元にある。 散歩は楽しいです。おすすめです。

          つぶしたて焼きとり

          オードソックス

          オーソドックスって言葉が苦手だ。 オーソドックス? オードソックス? いつもどっちか分からなくなる。 わからなくなることない?って 周りの人に聞いても、あるある、と言われたことはない。 みんな、ないみたいだ。 オードソ…あたりで、くつ下になる(ソックス)ちがう!って気づいたり、逆に、オーソド…あっ、犬だ(ドッグス)合ってた! ってなること、ないのかな。 こんな人は私だけかと思ったら、知恵袋で同じ質問をしてる人がいました。ああ、嬉しい。 地元がおなじより、誕生日同じより、

          オードソックス

          ツッコみにくい女のおいしさ

          会社のひと、数人と話してて、 ○○さんが占い師みたいな格好で出勤してきたらどうするか? という話になった。 「Aさん(陽気でおしゃべりな人)がかぶってきたら、イジり倒す。」 「Bさん(すごく真面目な人)だったら、心配になって、悩みとかない?って言っちゃう。」 「蛍光さんは、怖くて何も聞けない。」 「いやいや、ツッコんでくださいよ~」 笑顔で返しました。 つとめて笑顔で。 いやあ、ショックだったな。 私ってそんなに腫れ物感ある? いじられると、ヘコみそう感出てる?

          ツッコみにくい女のおいしさ