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植物のこと

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植物との出会いを短歌や俳句で歌っています
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2023年3月の記事一覧

散歩から帰宅する時、 遠くから ふと 我が家の方を見ると黄緑色に光っていました。
「なんだろう?」
庭のクロモジの木が、満開の花を咲かせていたのです。
ここ数日、草むしりに夢中で木の下ばかりを見ていて、花に気がつきませんでした。
こんなにきれいに光っていたんだね。

あのひとは春の空色

あのひとは春の空色

『薄い空色は桜がよく似合う 彼女の言葉 蘇る朝』

桜を見ると 彼女を思い出す。

「桜が咲く頃の空の色は、薄い水色なんだよ。
この色は桜に似合うから、きっと神様がそうしたんだね。」

彼女の言葉が、私の中に残っている。

私は彼女とずいぶん仲が良かった。

いろんなことがありすぎて、今は疎遠になっている。

彼女は若い頃、とても可愛らしくそこそこきれいだった。
男性からモテていたが、天真爛漫なの

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