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CMプロジェクトでペアデザインしてみて感じた5つのメリット

クラウドファンディングサービスCAMPFIREでデザイナーをしている、お塩さん(@oshiokeiko)です。

この度、CAMPFIREアンバサダーである草彅剛さんを起用した第二弾CMが放送開始になりました🎉
それに合わせてCM特設ページをオープン。キャンペーンも3つ(手数料40%OFF / 新規会員登録で最大半額支援クーポン / Twitterフォロー&リツイート)はじまりました。


CMは、制作会社、タレントさん、所属事務所など社外関係者も多く、かつ迅速な対応が求められる難易度が高いプロジェクトです。
特設ページの準備だけでなく、クーポンの導線設計やキャンペーン毎のバナーなどを全てデザインチームで対応するため、2人デザイナー体制で臨みました。

CAMPFIREでは、1プロジェクト1デザイナー体制がほとんど。2(ペア)デザイナーでプロジェクトを進めてみると、単に業務が軽減されただけでなく、プロジェクトを円滑に進めるコツを学べたり、レビューが格段にやりやすかったり、メリットが沢山あることに気づきました。

今回はペアデザインのメリットを5つご紹介します。この記事を読んで気になったデザイナーの方は上長に「今回はペアデザインでやらせてください。」と提言してみてもいいかもしれません。

1.レビューのハードルが下がり、意思決定が早くなる

デザインレビューをしてもらう際には要件や制約をレビュアーに共有する必要があります。沢山の制約事項やスコープ外エリアなど、全てを網羅し事前に説明できるかというとそうでもない。。。なので、いざレビューをもらっても反映できない。納期が迫っているのに根本を覆すレビューを受けてどうしたらいいか迷子になる。なんてことも。
その点、ペアデザインしていると、要件・制約・納期を全て頭に入れたもの同士でレビューし合えるので、相互レビューがとてもやりやすいです。レビューのハードルも下がり迷いが生じた時点ですぐ相談できるので、意思決定も早く進みます。

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2.成果物のクオリティが上がる

脳が二つ、視点が二つあることで偏った思考を互いに軌道修正しながら進めることができ、出戻りの少ないデザインを初期から提案しやすいです。
また、サクッとレビューし合えるということは、自然と自分がどう思ってデザインしたかを言語化する機会が増えるということ。言語化することで思考が整理され、迷いがなくなりクオリティもアップする。という好循環が生まれます。

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3.自信を持って提案できる

1人でデザインしていると、「これでいいのかな?」という迷いがあるまま提案することがあります。そうすると自信のない雰囲気や声色から決まるものも決まらなかったり。。ペアデザインしていると、迷いがある部分をサクっと相談し不安を解消できます。言語化することで思考を整理することもでき、自信を持った提案ができます。

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4.得意な分野で業務をシェアできる

一口にデザイナーと言っても、できる業務の幅や得意分野が違います。今回一緒にデザインに取り組んだまいちゃん(@maima_1107)は、テスト設計やUIもできるオールラウンダー。私はテスト設計やUIに関してはまだわからないことも多く時間がかかるため、まいちゃんにテスト設計やクーポン支援導線などをお任せしました。その分私はLP設計にガッツリ打ち込むことができました。

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5.プロジェクトを円滑に進めるコツを盗める

沢山メリットはありますが、私はこの学びが一番深かったです。デザイナーはプロジェクトでハブとなって立ち回ることが求められるものの、これまで自分流のやり方しか知りませんでした。今回、デザイナーが2人いることで相手がどのようにプロジェクトを仕切っているのかわかり「ここは自分も意識していこう。」というポイントを沢山学ぶことができました。

【学んだポイント】
・メンションのレスや確認は迅速に
ペアデザイン相手のまいちゃんは、PjMがメンションしたslackへのレスがマジで早い。かつ確認も早い。私は作業に夢中になってしまうとどうしてもレスが遅くなりがちでした。

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↑だいたい返信が後手にまわる…
メンションした側からするとリアクションが早いだけでも安心できますよね。小さな心がけのように思えますが、それが積み重なると信頼に繋がっていくんだな〜としみじみ感じました。

・爽やかに結論出しへ誘導しよう
今回のプロジェクトでは、未確定要素が多い中プロジェクトが始まりました。「まだそこ決まってない...」ということもしばしば。
まいちゃんは「決まってないなら決めちゃいましょう♪」と爽やかにサクサク決めていくのです。私は前職で先輩方が「決まってないなら作れないんだけどっ。」とキツく対応している姿しか目の当たりにしたことがなく、推しが弱い私はそれもできず...未確定要素を早く無くしたい時の声かけスキルが未熟でした。爽やかな声かけ&一緒に解決していく姿勢を心がけるだけで、プロジェクトがスムーズに進みます。

・期限前の再確認でスムーズに情報をゲット
未確定要素には必ず情報が固まる期限をエビデンスに残します。そして期限日に再確認するのではなく、その前々日くらいに「〇日が期限になってますが、結論でそうでしょうか?」という確認を入れます。これも些細なことのようですが、プロジェクトをスムーズにまわすコツだと思いました。
当日前にジャブを入れることで、相手にタスクを思い出させる効果もあり期限日に情報を得られる可能性が高くなります。

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・共有しやすい資料を作るはプロジェクト成功の近道
今回のプロジェクトでは、社外に検討内容を展開し確認するフローも数多くありました。PjMが取りまとめてはいるものの、見やすい資料はデザイナーの方がサクサク作れます。まいちゃんは言われずともサクサク資料を作り展開していました。相手がどうやったらやりやすいか常に相手目線で考える。結果プロジェクトがスムーズにまわるんだなと感じました。

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・仕事を楽しむ雰囲気が一番!
私はプロジェクトをうまく進行するのに、ファシリテーション力やプレゼン力、なにか特別なスキルが必要だと思い込んでいました。でも、プロジェクトの雰囲気を左右しいい結果を生み出すには「楽しそうに仕事に取り組んでる」だと思いました。私は不安にアンテナが経ちやすく憂鬱になりがち。まいちゃんは窮地に追い込まれても楽しそう。楽しそうな雰囲気は周りを明るくポジティブにさせます。プロジェクトのハブとなって立ち回る際には、意識的にプラスの感情を出していくといいな〜と思いました。

最後に

事業会社のデザイナーはまだまだ少なく、ペアデザインをする余裕なんてないことも多いと思いますが、チャンスがあれば一度やってみる価値があるものなのでは。と思いました。
「この人っていつもいい感じにプロジェクトまわすよな〜。」っという仲間はいませんか?そういう人と一緒にペアデザインをやると、思った以上の知見を得られる可能性があります。デザイナーが少ないからこそ、各々が1人でプロジェクトをまわせるよう、立ち回りが上手いデザイナーと一緒にプロジェクトをやってみる。今回私はその機会に恵まれてとても良い学びとなりました。

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