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ご褒美とは?

「ほうび【褒美】ほめたしるしに与える金銭、品物」
 (岩波国語辞典より)

うちの家族は、妻、息子、居候の猫(ごんぞう)です。

ごんぞうは、普段は全く私には興味がありません。
家に帰ってきても、お出迎えさえしません。

ところが、朝は違います。
明け方になると、まだ寝ている私のところに来て、
猫なで声で鳴きます(まさにこれが猫なで声)
それでも無視していると、前足で、私の頭を控えめにそっととんとんします。

なぜかというと、朝ごはんが欲しいからだけです。
早い時は3:30頃から「にゃ~」しています。

そしてごはんの時は、「おすわり」、「お手」をします。
(くれぐれも猫です)

しょうがなく、ご褒美に、ロイヤルカナン(高級キャットフードですよ)を器にいれ、鰹節を少々ふりかけてあげます。
かなり贅沢です。

この時ばかりはごんぞうはそれはもういい子です。
言葉で表現すると「ごろにゃん」です。

ごんぞうは猫ですから、朝ごはんが欲しくていい子なのですが、我々は人間のいい大人です。

「ご褒美欲しさに、何かする」のではなく、
「無欲至誠で何か行った。結果として予期してもいないご褒美がもらえた」
にしたいものです。

ほんとうに身につく金銭を得る人は、無欲の人である。
(万人幸福の栞、丸山敏雄著より)


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