文章術 第2章

文章術の3原則。
・あれこれ書かない
・きれいに書かない
・自分で書かない


原則1 あれこれ書かない
「伝わる文章」より「したくなる文章」を書く。

人は、受け取った情報が足りない時は想像や予測で判断する習性があります。

想像や予想は、読み手にとって少ない文章に触れると自分にとって好ましい方向へ想像力を働かせやすいのです。その想像力を利用する。つまり想像しやすいようにある程度の「隙」や「余白」を残している文章が良い文章と取ることもできるわけです。
ここで危険なのは、目的が分からないことです。「相手にどんな行動をして欲しいか」これを考えることがスタート地点です。
エラマントなら「エラマントの良さを伝え、できれば相手に興味を持たせたい」がスタート。
1つのメッセージで「これは面白そうだ」と思わせることがゴールだとしたら、文章を書く側は面白そうだとリアクションして貰えるイメージができているかが大切です。

どんな人が読むか、読んだ人にどう行動して欲しいか。
」が読むのか確認して下さい。これをやらずに書いた文章はどんなに正確で美しい文章であろうと、人の心を強く動かすことはありません。 

原則2 きれいに書かない

時候の挨拶から始まるお礼状など心に残っていますか?型通りの挨拶文はほとんど印象に残りません。しかしたった1行…

これ、〇〇さんも使ってるらしいよ

〇〇には好きな芸能人、尊敬してる人など入れてみてください。
興味にズバリ刺さるたった1行が添えられたことで印象が変わります。

「またきれいな文章を書かなくては行けない」
時をつけるばかりでは自分の感情を抑えてしまいます。
こちらが感情を抑えてしまうと、それは鏡のような効果を生み、相手の湧き上がってくるはずの感情も押さえつけてしまうのです。

人は論理ではなく、「感情」で動く心理法則です。
ではどのような文章が感情を動かすことができるでしょうか。
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前者と後者どちらに惹かれましたか?後者だったのではないでしょうか。

原則3 自分で書かない

多くの人は自分が読ませたいことを考えて書こうとするばかりで読み手のことをあまり意識してません。それどころか「説明して納得してくれる、買ってくれるもの」と考えている人も大勢います。でもそんなに甘いものではありません。だからこそ、
読み手の心を読むことが重要になってきます。
30代男性に向けたセールスであれば、彼らの「興味」「悩み」を調べていきます。
結婚?子育てへの参加?お小遣い?などなど。
そういった様々な要素を組み合わせ、相手の心を読み解き、刺さる言葉をみつけだすこと。
刺さる言葉をは自分の中でなく、相手の心の中にあるのですから。

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