見出し画像

『独孤伽羅~皇后の願い』ーー隋という時代

今日は中国ドラマ『独孤伽羅~皇后の願い』について少しお話したいと思います。

2018年のこのドラマ、日本でも何度かテレビ放映されているようですので、ご覧になった方も多いかもしれませんね。私は、友人から紹介されて、ローカル局での放映を第7話から見ました。昨年6月の話です。

なぜ7話という中途半端な回から見始めたかというと、友人が「面白いかどうか」の見極めをして連絡をくれたから・・・という訳です(^_^)

案の定、私も夢中になり、録画して毎日CMを飛ばしながら55話まで見続けました。その後、見られなかった回をAmazonPrimeで鑑賞して、やっと全話見ることができました。

ところで、私はこのドラマの題名を見ても何も思わず、変なタイトルだな?ぐらいに思っていました。ある日、ストーリーが気になって検索してみてびっくり!!

「独孤伽羅」という女性は隋の初代皇帝楊堅の妻、皇后だったということを初めて知りました。

何を今更・・・と思っていらっしゃる方も多いことと思います。よーく調べると、有名な女性なのですね。

ドラマ自体は隋王朝成立前の北周という時代に生きる独孤伽羅を描いた部分が中心となっていますが、「隋」という時代が急に気になり始めました。

ちょうどその頃、自分の高校時代の世界史のノートを発掘し、ふと見て、またびっくり! 「独孤氏」の名前が確かにありました。しかも自分の字でしっかり書いていました。

「隋」という時代のことはもちろん知っていて、(知っていたつもり)2代目の皇帝「煬帝」の名前も覚えていましたが、それ以外のことは、何も知りませんでした。

「隋」という時代は、実は2代、37年間(諸説あり)しかなかったことを知らなかったのは私だけでしょうか? 本当にお恥ずかしい💦

そして、続く「唐」の初代皇帝は「独孤伽羅」の甥(姉の子ども)に当たる李淵であったことも今回初めて知りました。そう言えば「李淵」という名前も聞いたことはあったけれど、ただ覚えただけで、詳しい人間関係など知ろうとも思っていなかったのです。

「遣隋使」は知っていて、日本ではこんなに有名なのだから、唐の前に長く栄えた王朝だったはず・・・という恥ずかしい思い込みがありました。

あれから、少し興味が湧き、世界史関係の本を買ったり、あちこちで情報を得たりして、これまでバラバラになっていた知識を整理し直して繋ぐ努力をしています。

幾つになっても、知らないことだらけだなぁと改めて痛感。でも、違う世界が見えてくるようで、ワクワクします。

そして、今年は『武則天』を鑑賞中。数年前、このドラマにはまってしまったために、(中国や中国語に特に興味がないにも関わらず)睡眠時間を削ってまで必死で録画を見続けた同僚の苦労話(!?)を思い出し、極力見ないように頑張ってみたのですが、その努力も空しく、強烈なストーリー展開にいつのまにか絡め取られてしまいました。

どこまで真実なのかわかりませんが、当時(唐代)の後宮のドロドロとした人間ドラマにはこちらのエネルギーまで奪われてしまいそう・・・。この時代に身を置いていた人は、男性でも女性でも、まずパワーがないとどうしようも無かったことでしょう。自分ならどうだろうか・・・と考えるだけで、ゾッとしますね。

皆さんの興味は今、どこに向かっていますか?

【参考書籍】

『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』山﨑圭一著          SBクリエイティブ株式会社


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?