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2020年11月の記事一覧

繰り返す音楽、繰り返さない音楽。

繰り返す音楽、繰り返さない音楽。

楽曲を理解するのって、とても大事で、ジャズではアドリブをするにはその曲のメロディもコード進行も、寝てても家に帰れる帰り道ぐらい体に染みこんでなくてはならない、と師匠の原朋直さんはいうが、まったくその通りだと思う。加えて言えば先日書いたように「歌詞」もだ。歌詞の内容をわからずに吹いているのは英語ネイティブの人たちにとってはあり得ないと思う。譜割りもフレーズも変になっちまうからな。

ジャズやロックの

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MUJI青山で細野晴臣の「花に水」と偶然再会した

MUJI青山で細野晴臣の「花に水」と偶然再会した

久々に行った青山の無印良品で、細野晴臣の「花に水」という環境音楽を聴いた。この曲は無印良品の店内BGMのために書き下ろされた曲だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/花に水
1984年の作品でカセットブックでのみリリースされたものだった。
これを買って、環境音楽、ミニマルミュージック、タペストリーのような音楽を知り、好きになった。
この曲を聴かなかったら環境音楽好きな今の

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メロディという指針、コード進行という風景

メロディという指針、コード進行という風景

ジャズを演奏する時、どこまで周りの音が聞けるか、とう話しの続きです。

https://note.com/keijiikeya/n/n5ae83e4071fd

コード進行をコードネームで覚えているのではなく、帰り道の風景をおぼえているぐらい体の中に入れないと、周りの音をみたり、周りの演奏者を見たりすることはできない、と前に書きました。

言い換えればコード進行はある意味でストーリーの土台であり、

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コロナ禍でのライブハウスの対策には本当に頭が下がりました

コロナ禍でのライブハウスの対策には本当に頭が下がりました

先日、コロナ禍以降初のライブでした。コルネット吹きました。

東京では少しずつ再開しているライブ、初期にライブハウスでの感染があったこともあり、ライブの再開は感染リスクとの戦いもあり大変だろうとは思っていましたが、実際に出演者として現場にいってみると、本当に大変で、ここまでして音楽のために献身的な努力をしているライブハウスのオーナー、スタッフには頭が下がりました。

到着したらまずは検温、そして名

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11月11日はベースの日ってことでベースを弾きはじめて思ったこと。支えてるんじゃなく、オレのクルマに乗っけてる。

11月11日はベースの日ってことでベースを弾きはじめて思ったこと。支えてるんじゃなく、オレのクルマに乗っけてる。

下書きのママ放置されていたので、今日は11月14日だが、投稿することにします。

11月11日はベースの日だそうだ。Facebookなどに「支えてくれてありがとう」などの謝辞がたくさん上がっていた。

私はギター歴はなんと40年ぐらいあって、しかも結構シリアスに取り組んでいた時期も長かった。次はトランペットで中高の6年と、おっさんになって復活してからの15年ほど(進歩がないわりに意外と長いな。)。

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クリエイティブということ。湯村テリー輝彦さん。

クリエイティブということ。湯村テリー輝彦さん。

先日、久々に自転車で仕事にでかけたが、時間があったのでポタリング気分で新宿文化会館の裏手あたりを走っていて、ふと記憶が蘇った。

とある広告のイラストをテリー湯村さんこと、湯村輝彦さんに依頼しにこのあたりに来たなと思い出したのだった。
テリー湯村さん https://ja.wikipedia.org/wiki/湯村輝彦

その時多分ギターエフェクターかマルチトラックレコーダーだと思うが広告を作って

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大友良英と加藤一平のインプロビゼイションのセンスが凄い

大友良英と加藤一平のインプロビゼイションのセンスが凄い

kakululuフェスをずっと見ている。どのバンド、ユニットも本当に素晴らしく、kakululuのセンスは素晴らしいし、ピットインやジロキチ、下北沢アポロなどとはまた違った流れの、良質な音楽が聴けていると思う。

その中ではやや異質だが、大友良英と加藤一平のインプロビゼイションのセンスが凄い。フリーインプロビゼイションはセンスがもろでる、というかセンスしかない(もちろん技術はいる)とも言えるが、そ

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この週末は「KAKULULU 6.5周年オンラインフェス」がまじオススメ

この週末は「KAKULULU 6.5周年オンラインフェス」がまじオススメ

Kakululuはとても素敵なカフェだが、音楽ライブも素晴らしい。
ここに出演するミュージシャンのセレクトはさすがとしかいいようがないが、先日オンラインでのフェスが開催された。
コロナ禍で延期されて6.5周年ということだった。
リアルタイムでは視聴できなかったが、アーカイブ試聴している。
これがまた、1つ1つが素晴らしい音楽で、
今聴ける日本のコンテンポラリーで良質な音楽が集結しているのではないか

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つまらないものの中に、「生きること」がある

つまらないものの中に、「生きること」がある

つまらないもののなかに「生きること」がある。
これが先日プチアドレスホッピングで学んだことだった。

仕事やタスクに時間と労力を集中し、そして睡眠・食事など生存のためのことを最高度に効率化した時、見えたこと。
この徹底的に効率化したことで失われたどうでもいいことの隙間にこそ、「生きる」事があると学んだのだった。
大事なことなので、忘れないように、自分のために書いておく。

ナンバーが55のヤバイ外車

ナンバーが55のヤバイ外車

ナンバーが55のヤバイ外車って、けっこう走ってるんだが、あれって「Go! Go!」ってことだろうなとぼんやり思いつつバイクに乗っていた。

しかし、あるときふと気がついた、5をgoと読めるのは日本人だけ。
プリンスのU gotta lookはいけてるが Let's 5って書いてあっても、レッツゴーとは読めないから。レッツ・ファイブだから。

このそこはかとなく間抜けなドキュンナンバーを見かけると、

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”プチ”アドレスホッピングしてみた 4泊目 アドレスホッピングの本質とはなんだろう?楽器とモニターが最大の問題。

”プチ”アドレスホッピングしてみた 4泊目 アドレスホッピングの本質とはなんだろう?楽器とモニターが最大の問題。

もう外泊してません。シリーズ名として入れてるだけ。多分いったん最終話。

アドレスホッピングだけに限らず、モバイルワーク含めて仕事での最大の問題は「大型モニター」だ。自宅では29インチ、オフィスでは27インチのデュアルモニターを使っている。使っている時は何とも思わないんだが、外でMacBook単体で使うと、僕のは12インチだがとたんにモニターがめちゃくちゃ小さいと思える。なら15インチ、今のは16

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